【散文詩】振り向かないで落ちる陥没

グロテスクに明滅する手旗信号に

絶望が管を巻く

酒癖の悪さは友を失くす

五感を夢の中に忘れてきたから

人の痛みに反応できなくて

旋律と雑音が調和した

少しは狡くなれたかい

濁った空気に染まらないと

これから辛いことになってしまうよ