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野球の世界ランキングが発表されたので見てみる、日本はプレミア12とU-23W杯優勝で1位キープ

こんばんわ、黄程です。
去年の年末に野球の世界ランキングが発表されたので見てみましょう。今年はWBCもあるからね。ランキングは世界野球ソフトボール連盟、WBSCの硬式サイトで見れます。しっかしなんで大晦日に発表してるんだこの組織は笑

ランキングポイントの算出方式などはこちら。ぶっちゃけウィキペディア見た方がはやいかも。

https://static.wbsc.org/uploads/federations/0/cms/documents/80332971-f888-2dc6-ec1a-0338a6d13da3.pdf

WBSCランキング
順位、国名()内は前回順位、ポイントの順に記載
1位 日本(1)       4179 
2位 台湾(2)       3819
3位 アメリカ(5)     3449
4位 韓国(3)       3428
5位 メキシコ(4)     3273
6位 ベネズエラ(7)    2723
7位 オランダ(8)     2468
8位 キューバ(9)     2246
9位 ドミニカ共和国(6)  1894
10位 オーストラリア(10) 1889
  

備考・主な国際大会優勝のポイント
プレミア12 1380ポイント
WBC     1150ポイント
U-23W杯   690ポイント
U-18W杯   575ポイント
U-15W杯   460ポイント
U-12W杯   345ポイント
オリンピック 375ポイント※金メダルの日本が得たポイント

プレミア12優勝が最大ポイント

世界野球ソフトボール連盟、WBSCはWBCを世界選手権として認定してるんですが、実はWBCよりプレミア12の方がポイントが高かったりします。
まあ主催の大会の方がポイント高いのはわかるといえばわかりますね。ちなみにオリンピックで日本が加算したポイントは375、少ないけどWBSC主催じゃないしまあそんなもん。
あとは年代別の大会もポイント内、バスケットとかもランキングポイントの対象にしているけど、U-12まで対象にしているスポーツは珍しいかもしれない。年代があがればあがるほどポイント高いので、U-23W杯とかもランキングポイントの観点からすれば重要になりますね。
あとは過去4年のポイントが対象内、なので2017年のWBCのポイントは既に対象外となっております。
このへんをふまえた上で日本や上位国の主なランキングポイントを見てみましょう。

WBSC1位・日本の主なポイント
2019/11/02 プレミア12優勝  1380ポイント
2021/07/21 東京五輪金メダル 375ポイント
2022/10/13 U-23W杯優勝   690ポイント

WBSC2位・台湾の主なポイント
2019/11/02 プレミア12・5位 807ポイント
2022/09/09 U-18W杯・2位  459ポイント
2022/10/13 U-23W杯・3位  502ポイント

WBSC3位・アメリカの主なポイント
2019/11/02 プレミア12・4位 905ポイント
2022/07/29 U-12W杯優勝 345ポイント
2022/08/26 U-15W杯優勝 460ポイント
2022/09/09 U-18W杯優勝 575ポイント 

プレミア12のポイントとU-23W杯優勝でリード

今年行われた年代別の国際大会はU-12が7位、U-15が4位、U-18が3位、U-23が優勝の日本、2018年2月に一度は世界1位の座をアメリカに奪われたようですがWBSCの更新では2018年2月の更新は何故か反映されていないので2014年から1位という扱いに。
日本の首位キープを支えるのはなんといっても2019年のプレミア12の優勝、これで1380ポイント入ってるので大きいですね。
あと日本のランキング1位を地味に支えているのがU-23W杯、21年は新型コロナウイルスの影響で参加辞退しましたが、16年大会優勝、18年大会準優勝、22年大会優勝と安定した成績によりポイントを加算しているのが大きいと感じますね。
ただ4年の成績になるから次のランキングはプレミア12のポイントが消えるはずなんで、WBCの成績いかんでは一気に順位が落ちるかも。

2位の台湾はプレミア12で5位に終わりましたが、U-12で3位。U-15で3位、U-18で2位、U-23で3位と優勝こそありませんが順調にポイントを加算してきて日本にくらいついております。

3位のアメリカはU-12、U-15、U-18の3大会で優勝でポイントを加算して順位を2つあげました。アメリカが低いのは2017年のWBC優勝がポイント対象外になっていることと、U-23W杯に不参加が続いていること。時期的にメンバー編成が難しいのかな?理由はわかりませんが、勝ち上がれば600ポイント近いU-23でポイント加算できないのは厳しいですね。台湾との差はそこだけなんだよな~

あとは4位の韓国はプレミア12と今年のU-23W杯で2位、日本とポイント構成が近いですが日本が参加していなかった21年のU-23W杯で8位と低迷したのが響いております。
5位のメキシコもプレミア12とU-23W杯で上位に入っていて上位をキープ。
他で気になるところはキューバが意外にランキング低いなーって感じですがランキングポイントみたら確かにポイント稼げてなかった。オランダは欧州選手権で4連覇中で地味にポイント稼いでいることでキューバやドミニカより上にいる感じかな。

上位国をみてるととにかくプレミア12とU-23W杯の上位国がそのまま上位にきている感じですね、このへんの大会は一見、大した意味がないようにも感じますがランキングポイントという観点においては非常に重要になっております。

今後も東アジア勢がリードか

世界のトップ5のうち3チームが東アジア勢、というか野球の場合はアジア勢ってくくりか。現在はWBCに加えてプレミア12、U-23W杯あたりで好成績を収めてポイントを加算することで上位にこれるから国内の選手でチーム編成できる日本、台湾、韓国あたりが安定して世界ランキング上位に君臨するって形が続きそうではありますね。
中南米勢はアメリカでプレーする選手が多いからどうしてもプレミア12やU-23W杯のチーム編成がちと不透明ですよね、メキシコがそのなかだと国内リーグが整備されている印象あるから上位にきているのかなーって思ったりもします。

今年はWBCがあるのと次のランキング発表ではプレミア12があった2019年のポイントが消えるので順位の変動は多少はあると思いますが、どうなりますかねー



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