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無情に情熱を添えて咲く花は。

世間がコロナで不安を覚える中、
私は仕事を辞めました。
なので熱心に就活中である。


今年のことだが、今の自分を変えたいと思いって転職を決意した。
コロナが拡がりをうかがわせる中であったが、
いつでも決意した時が行動を起こす時!!
と自己を奮い立たせて退職を申し出て4月末に退職することになった。

前職の最後の出勤日の前に東京都は自粛が促され、
最終出勤を迎えることなく勤務が終了した。

ワールドに愛されていないことを感じた笑

でも仕方ない、そんな中でも転職をして自分をもっと磨かなくては・・・
そう思って転職活動をしているが、未だに転職先は決まっていない。

「この仕事べつになくても困らなくない???」
そんな風に思う仕事以外を応募してきたが、今まで決まっていない。
その数はなんと100件を超えた。。。
よくも頑張って見つけたものだ。転職サイトを5つ使い、応募していたら
それだけの数になった。
ただ、正直その中で本当に働きたかったところは4社だけであった。
(幸運なことにその4社は面接にお呼び頂いて、お話を聞けた。
結果不採用にはなったが、すごいいい経験を得られた。)

今まで10年あまり接客販売を経験してきたが、それ以外の職となると
100社以上にチャレンジが出来る。
こんなにも選択の幅があるのは実に嬉しいことだ。
しかし未経験の30代半ば転職は厳しい。

転職エージェントにも仕事を選ぶなら正直厳しいところだが、
がんばって行きましょう。っと言われ頑張り始めたが
80社を超えたあたりから流石に心が砕けてきた。

そんな中WANTEDLYという採用SNSでものすごい求人を見つける。
前職で必要性を感じていた『社内WIKI』を
提供する会社が求人を出してたのだ。
しかも応募条件の必須には経験者のみなどの記載はない。

これだ・・・運命だ・・・
社内WIKIを世に広めて色いろな企業の発展を
促すチャンスだ!!そう思ってすぐに応募をする。

セールス・カスタマーそれぞれ募集をしていて、セールスの条件を読んで
セールスもカスタマーも両方とも応募した。

しかし数日が経っても応答がない。
今までの私の経験ではフィット感が弱いのが原因であろう。

私は本気で社内WIKIを世に広めたいと思っていて、
その熱いを通り越して暑い思いをド迷惑なことに「問いあわせ」に送った。

自分がこの社内WIKIの存在を前職で知り、各企業に必要だと思っている。
是非このツールを広めていきたい。
経験値が足りないことはわかっているが、どうしても広めていきたい。
そんなことを熱烈に語った暑い問い合わせメールを送った。

お昼頃に送り、その日は返事が来なかった。
その次の日も返事はない。

やはりダメだったか・・・そんな想いが僕の体の中で
ずっとグルグルと巡っていた・・・

そんなこととは別に、どうしても働きたい。
どうすれば働けるか・・・そんなことを考えていた
応募から6日経った梅雨らしい夕方に
とうとう返事が来た!!!!

熱烈なメールありがとうございます。
宜しければ一回面談しませんか?との嬉しいお言葉を頂いた。

人間マジになると思いは伝わって、どうにかなるもんだ。

そんな風に思って、感動して涙が出てきた。

迷惑だったけど、問い合わせから熱烈メッセージを送ってよかった。
後悔しないように動いてよかった。
そんなことを思いながらメールのやり取りを何回かし、
面談の日程を決めた。

面談までの日にちは丁度一週間あった。
機能的な面は熟知している。

競合他社を調べ、今後の戦略を練り
プレゼン資料を勝手に作ってみたりした。
一日、一日忙しいがほんと充実していた。
久しぶりに仕事を頑張ってる感覚を感じた。

前日はもちろんなかなか寝付けない。
当日も早く目が覚めた。つまり寝不足だ。
でも興奮しているから不思議なぐらい元気であった。

約束していた時間が来るまでプレゼン資料、会社情報、競合情報
業界情報などを確認して万全の状態にして
約束の20分前に会社近くに着いた。

早くいきすぎても迷惑なので15分前まで待ち、会社のドアを開いた。
しばらく担当の方を入り口で待ち、数分で面談が行なわれる会議室へと
導かれて静かに担当の方の到着を待つ・・・

数分後にいらっしゃったところで、
試合開始!!

僕の情熱を全てを提供するつもりで面談を進めていく。
今回Wantedly経由のカジュアル面談なので通常は
履歴書や職歴書は提出しないがココで働く気満々だったので
開始早々に提出をする。
自ら経歴を説明し、このツールを何故広めたいのかも説明した。

一通り説明が終わったところで担当の方から、
「あれ、法人営業の経験ないんですか?」との一言。

Wantedlyにも簡単な職歴を記載し、接客販売一筋の人間が
新しい職へとチャレンジしていくということを書いていたのだが、
どうやらご覧になっていなかったようで・・・して・・・
一気に空気が重くなる。

担当の方のテンションが下がる姿が目に差し込んでくる。
光の眼球への入り方が感じられるような不思議な感覚を覚えた。

そんな空気や姿勢を跳ね返してでも、私はなんとしてもここで働きたい。
この社内WIKIを世間に広めて、会社や社会を良くしていく為に
今がんばらなければいけない。
挫けずにプレゼンをさせて貰うことにした。

プレゼンを見て
「すごい。ちゃんとプレゼンだ」との一言。
{そりゃあボクまじでマジですからね。}
そう思いつつも続けた。

資料を見せながら作成した意図も説明して、プレゼンを行った。
今迄まともにプレゼンを作ったことなかったから、
友達に見せてアドバイスを貰ってしっかりと作り上げたプレゼンだ。

全てをだすぞ、おれ。やりきるんだ、俺!!
その気持ちをプレゼンでぶつけていく。
完全に燃えている俺はなんと情熱的なことであろう。
(実際は熱いけど冷静にプレゼンしたよー!)

用意したプレゼンが終わり、相手からの反応を待つ。

どうやらプレゼンは失敗したようだ。

正直途中から感じていた。
俺たちが雇いたいのは君じゃない感。
求めてた人物じゃない、内容もこれじゃない感ってやつを。

というのも今現在取っている戦略とは別パターンを私は提案していて、
今のところ現在の戦略で導入企業が増えているので
問題がないので、他の戦略を取るつもりが無い
という言葉を頂いた。。。。

きれいに撃沈した。

プレゼンは失敗し、他の面談ならぬ面接っぽい話を色々としたが
どうもお相手の反応が悪い。

完全アウェイ。ここは本当に地球か!?
なんか辛いぞ!!

そんなことを思いながら面談は終わった。

二週間以内にご縁があればもう一度面接する為に
ご連絡します。
と言われたがどうもご縁がある気がしない。

他の候補者よりも熱く暑く社内WIKIを広めていきたいと思っていると
思うが、どうも叶いそうも無い。

ああ、なんて無情なんだ・・・・と正直思った。

ただボクはクソ仕事をしない為、自分を磨く為に今日も就活応募を
続けている。

ああ、もう働きたい。
















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