鍋割山の記憶
山歩きの記憶です。
目的地/鍋割山(神奈川県)
日程/1DAY/他家族1名/2014年9月
天候/曇り
アクセス/電車▶︎バス▶︎大倉登山口起点。
今回の山の記憶。初回の記憶は鍋割山。
首都圏の登山者にはかなりポピュラーな場所だと思う。
地元に住んでた頃は知らなかったけど、山の山頂に建つ鍋割山荘の“鍋焼きうどん”が昔から地元登山者にとってはお馴染みの山小屋飯だったようで、それもある時からか山雑誌に紹介され一躍全国区になったそうな。
確かに、
日帰りの山だと中々山小屋飯にはありつけない。それは宿泊が前提の営業小屋(→アルプスや八ヶ岳)だとお昼時には宿泊者以外でも山小屋の軽食利用できるけど、日帰りの山ではそもそも論小屋自体ないのが普通なので、鍋割は結構レアだと思いました。
大人気のうどんを求めていざ鍋割山へ💨💨🥾
登山開始。登山口から西山林道区間を歩く
先ずは渋沢駅からバス利用で終点大倉バス停へアクセスします。そこから飲食店の大倉屋の脇から集落に(→方角では西に)進むと、鍋割山の方向を知らせてくれる看板が見えてきます。
農村的な趣きの集落からほどなくコースは林道へと変化してゆきます。
序盤の西山林道では、標高の上がる実感を得られないなだらかな道を進みます。
綺麗に整備された林道は歩きやすく快適です。 逆に林道らしく景色の変化はあまりなく、少し単調さを感じてしまう雰囲気が続きますが、時おり顔を覗かせる山を見たときは流石に気分が上がりました。海無し県出身なので海見た時のあれです。
ゲートがありました。
車はここまで入ることが可能で相当混まない限り駐車するスペースも十分。
林道は個人的にはサボり癖自分の歩み的にかなりのんびり進んじゃうので距離感バグります。
このゲートを見た時は何故かほっとしました😂
中々見つからない登山ポストは一体どこにあるのかとある種不安を抱いてましたが、 ようやく発見!
まさかの大倉からここまで4kmの距離でした。序盤の平坦なリズムから、ゲートまでは楽観視してましたんでこれはけっこうなアルバイト感覚。
むむむ🤔
どうりでそう感じた訳やね、ここまでの林道を歩くアプローチは個人的にはけっこう長いもんやと思いました。
林道歩きが長いので、普段は特に感じない橋を渡るときまでやけにテンション上がりました!不思議ですね〜
めちゃくちゃ短い距離の橋なのに…
西山林道から鍋割山山頂へ。待望の鍋焼きうどんを食す!!
今回の起点となった大倉から西山林道の区間は平坦基調、つまり標高はあまり稼げない。
林道区間からその先の鍋割山までは地図を確認するとそこまで距離は長くない……と考えていたんで……あーあ、やっぱり来ましたよ中々な急登が。
林道ではすごく平和なアプローチ。その代償とも言うべきなのか…(←絶対ちがう)
『バカ尾根歩いたし鍋割山はそこまでキツくないっしょ〜』
個人的な感覚で言えばお隣の塔ノ岳を登る大倉尾根(通称バカ尾根)よりも大変でした。
こちらの尾根も地図には、そりゃそうと言わんばかりの“訓練所尾根”とあるので大変さはまさしくその通りです。
登山道のトレイルコンディションは木の根っこが剥き出しのけっこうワイルドな感じが何やら楽しげです。
今日は塔ノ岳まで日帰り縦走する訳でもなくワンピークの鍋割山が目的。ご飯も小屋飯を食べるので荷物がいつも以上に軽量化。
2014年当時はまだU.L.のムーブメントは今よりも静かで、この日はお互い思い々のU.L.テーマを掲げて歩きました。
自分はゴッサマーのマーマー。
兄弟はノースフェイス。気楽ななりが良き。兄弟は山が久々だったから荷物の軽さにめちゃくちゃ感動してました。
でも、通いなれた身近な山でもアクシデントが起こると危ないので、ツエルトとピンチ品(怪我をした時の応急処置品や固形燃料)は携帯する訳です。あと非常食も。
何か起こってしまって手立て無しの後悔だけはしたくありませんからね。
ようやく長い登りを得て稜線に上がった時はかなりガスで曇ってました。地図上の小俣と書かれた地点まで上がってくれば、急勾配の登りもほとんど終わりです。
いざ鍋割山頂にある山荘へ
ここから頭の中はうどん一色。
鍋割山荘に到着。
メニューに目をやるとうどん以外にも種類が沢山!ゆっくり泊まりもありか。
これが名物の鍋焼きうどんです。
美味しそー( ˊ̱˂˃ˋ̱ )♫♪
2014年当時のお値段は¥1,000でした。
かなり熱々で食べ応えありのボリュームもあるので、これを山頂で食べれるのは本当テンション上がりますよ〜( ˊ̱˂˃ˋ̱ )♫♪
こりゃ話題になるのも納得。
こういうのをお目当てにするハイキングもワクワクするし、めっちゃいいですよね。
日帰り登山のお昼は自分達で作るか、お気に入りのお弁当など三者三様。でも実際には日帰りでこのクオリティはめったにお目にかかれないので、鍋割山荘の存在は本当ありがたいです。
鍋割山から寄集落を目指して下山開始。
下山はもと来た訓練尾根を往復せずに反対側の寄方面を使いました。
こちらは体感的には訓練尾根ほどワイルドさはないので下るも登るも良さそうなコースでした。こちらのコースでの鍋割山目指すのも良さげ。
寄の集落まで下りてきました。ここは茶畑農家もあり綺麗です。
寄バス停で本日の登山無事終了。
ここから新松田駅までバスが出てアクセス良いです。来た道の往復じゃなくて上り下り変化するのは日帰りでは満足度高めです。
兄弟と歩いたのも久々で楽しめたようですし、道中あれこれ語らい、以前からの登山の趣向も変わってくるのを感じられ面白さもありました。
帰りは丹沢帰りの我が家お約束?鶴巻温泉駅の弘法の湯で癒さました。
大倉バス停▶《90分》二俣▶《120分》小丸▶《30分》鍋割山荘▶《40分》後沢乗越▶ 《30分》栗ノ木洞▶ 《90分》寄バス停
所要時間/6時間40分※歩行時間のみ表記
山頂標高は1273mの鍋割山。
序盤の林道は整備され歩きやすいですが、訓練所尾根は急勾配なので水分が必要な方はいつもより多めが◎。
日帰りではコースタイムがそこそこ長く、林道より先の雰囲気はしっかり登山道山に変化します。まったく初心者の方同士よりも丹沢経験者とご一緒だとより安心かもしれません。
訓練所尾根ちょっと体力必要です。寄を往復すれば★1に近くなります。
東丹沢エリアは交通機関のアクセスは良いです。下山後の鶴巻温泉駅に弘法の湯があり帰路そちら方面だと立ち寄りおすすめです。
#OUT TRY SPACE
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