卒論_研究目的・意義の見つけ方

卒論を書く時の研究目的の見つけ方を概念的に説明します。

結論からお話します。
「具体¹」→「抽象¹」→「抽象²」→「具体²」
これでOKです。
卒論に当てはめるとこんな感じです。
「既往研究の意義」→「既往研究の目的」→「目的」→「意義」
再現性があるので是非ご覧ください。

具体¹(既往研究の意義)

先生から提示された研究領域、自分の興味分野についてgoogle scholorやJstageなどから既往研究を通して具体例、つまり実社会にどう役に立っているか等を探します。気になったものの目次とURLを列挙するだけで大丈夫です。50個を目標に頑張れ!

抽象¹(既往研究の目的)

具体例をジャンル分けします。より興味のあるものや多いものを読んだうえでジャンル分けしたものの中から1つに絞ります。これらを既往研究として取り扱います。そのジャンルをさらに深く読み、これらではどのような目的で研究が行われているのかを調査します。この目的はAとBのどちらがいいかといった結論に結ばれますが、具体的に研究分野や社会にどのように役に立つか等の面に触れていないため、抽象¹のフェーズといえます。

抽象²(目的)

「抽象¹(既往研究の目的)は研究したけれども、抽象²(目的)は研究していない。だから研究する」というフレームに当てはめて研究テーマを探します。さらに掘り下げて、客観的にAかBのどちらなのかという風に結論に持っていくのがグッドです。ここで注意して欲しいのは、目的には善悪の尺度を持ち込まないことです。それは次の具体²(意義)のフェーズになります。

具体²(意義)

研究領域や実社会においてどのように貢献できるかを具体化します。ここではじめてあなたの考える善悪の尺度が持ち込まれるようになります。

フレームに当てはめて考えることでより早くあなたの卒論の目的・意義が編み出されることを願っています。
卒論頑張ってください!

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