在りて無ければ
前回の投稿で、Midjourneyの絵柄が一致しない問題は改善されつつあるが、まだあまりうまく機能していないと書きました。
なんとその2日後に、同一人物が生成できる新機能「Character Reference」がリリースされました。ありがとう、君を待ってた!
以下概要です。
早速試してみましょう。
Character Referenceを試してみた
まずは、前回の投稿に掲載した「扱いがむずかしい後輩」のイメージを使ってテストしてみます。
-‐cw の効果を確認するために、髪型や服装に特徴を持たせたプロンプトを使用します。
--cw 100 から試してみましょう。
おおー。同一人物ぽいですね。
顔、髪型、服装をキープしつつ、黄色のヘッドホンとピンクの背景が追加されています。
--cw 0 にすると、髪の毛の色と服装が変化しましたが、顔の特徴はしっかりキープしています。
もっと大胆にコスチュームと表情を変えるようなプロンプトにも対応してくれます。これは素晴らしいですね。
人間以外のキャラクターでも試してみた
人間以外にも使えるのでしょうか?
こちらの猫ちゃんで検証してみます。
画風は細かく指定する必要がありそうですが、目の色や模様などはいい感じに踏襲されています。なかなか良いですね。
うっかりプロンプトを間違えると大変なことになりました。バグった画像を意図的に作りたいときにも使えそうです。
外部から読み込んだ画像で試してみた
この機能はMidjourneyで作られた画像に最適化されており、実在の人物や写真には対応していないと書かれています。対応していないと明言されたら、あえてやってみたくなるのが人情というものです。
著名人の画像を使って検証してみましょう。
あれ、意外とうまくいってないですか?
公式には対応していないにせよ、このぐらい寄せてくれたら大満足です。
ここにきてMidjourneyに強力な機能が追加されました。これでまた生成が捗りますね。忙しくなるぞー。
--cref が実装された世界をどう生きるか
「Character Reference」によって、Midjourneyで生成する画像に一貫性を保つことができるようになりました。
この機能が実装されたことによって、何が変わるのでしょうか?
例えば、架空のグラビアアイドルの写真集やInstagramアカウントなどが、これまで以上の精度で容易に作れるようになります。
また、自分のプロフィール写真を盛ってみたり、SNSに架空の旅行写真を投稿してみたりと、TikTokのエフェクトぐらいの気軽さで、ディープフェイクが生み出されるようになるかもしれません。
現実と虚構の境界線はますます曖昧になっていきます。もはや何がリアルで何がフェイクなのかを見極めるのは至難の業です。
何事も真に受けないスキルを鍛えましょう。
では。
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