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心と体を整える

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自分のペースで生きるために、自分に合った速度や距離を把握して、コンディションを整えていく方法をまとめています。
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#ネガティブ

ネガティブにとらわれない思考法

前回は2023年の初投稿ということで、「ポジティブな未来を想像しよう」という、いつもよりメッセージ性の強いタイトルにしました。 これは肯定的な未来志向を、言葉を変えて表現しただけのことではありますが、あえて行動を喚起する言い回しにしたのには理由があります。それは、自らの強い意志を持って「しよう」としない限り、ポジティブな未来を想像することは難しいからです。 そして、ポジティブな未来を想像しようとしたときに必要な感情のひとつが、「エジソン」の歌詞に繰り返し登場する自尊心です

悲しみとの向き合いかた

前々回の投稿から、メンタルが弱った状態から回復する力(レジリエンス)を構成する、3つの個人内要因について触れています。 今回は「悲しい」というマイナス感情について考えていきます。 「悲しみ」は「怒り」よりも厄介前回、怒りのピークは最初の6秒間と言われていて、これをいかにやり過ごすかが重要だと書きました。 2014年にベルギーのルーヴェン・カトリック大学で行われた調査によると、人間の感情を27種類に分類して、それぞれの持続時間を収集したところ、「悲しみ」が最も長く、120

怒りをコントロールする

前回の投稿から、メンタルが弱った状態から回復する力(レジリエンス)を構成する、3つの個人内要因について触れています。 今回は「感情調整」について、私なりの見解を書いてみます。 感情は伝染する仕事をしているときは、できるだけ機嫌が良い状態を保とうと努めています。なぜなら、感情は自分自身はもちろんのこと、一緒に仕事をしている人たちのパフォーマンスにも影響を与えるからです。 私たちの脳内には、ミラーニューロンという神経細胞があります。またの名を「共感細胞」とも呼び、他者に対し