見出し画像

記憶に残りそうな言葉

会議中、ネパール人の娘から突然電話が入りました。

ネ「ねぇ、ちょっと今いいですか?」
私「だめ、いま会議中」
ネ「すぐすむので」
私「だめ」
ネ「じゃぁ終わるまでこのまま待ってます」
私「急ぐの?」
ネ「はい」
私「なに?」
ネ「仕事のことで相談したい」
私「じゃぁ、会議終わったら連絡する」
ネ「このままつないで終わるのを待ちます」
私「そんな大事なこと?」
ネ「はい、困ってる」
私「わかった、1分待ってて」
ネ「わかりました」

仕事の会議を中断しようと試みるも、1分では決着つかない。。。

ネ「まだですか?」
私「もうちょっと」
ネ「わかりました」

5分ほどして、なんとか中座。

私「はい、なに?どうしたの?何があったの?」
ネ「仕事のことで相談したいんです」
私「うん、なに?どうしたの??」
ネ「これ、なんですか?」
私「なに?」
ネ(鼻の下から指でなぞりながら)「これはなに?」
私「どういうことかわからない」
ネ「この、鼻の下に黒い髪みたいなのはなんといいますか?」
私「ひげ?」
ネ「そうです、ここは?」(あごを指さして)
私「それもひげ」
ネ「同じですか?」
私「口ひげとあごひげですね」
ネ「英語ではなんといいますか?」
私「はい??」
ネ「教えてください」
私「beard」
ネ「ビアドですね。スペルは?」
私「ビーイーエーアールディー」
ネ「書いて送ってくれませんか」
私「自分で書いてよ」
ネ「送ってくださいよ」
私「はい、送った」
ネ「くちひげ英語では?」
私「mustache」
ネ「あぁ!それそれ」
私「なに?」
ネ「それが思い出せなかったから」


仕事で困っている、といえばわたしがすぐに対応するであろうことをよく知っている。

昔なら、自分で辞書引けと言ってましたが、もう言いません。ネパールには辞書で調べるという文化があまりありませんので。

mustache この言葉をわたしはもう忘れないでしょう、この記憶とともに。

しらんけど。


応援いただけると嬉しいです。 サポートしていただいた分は若い女性の育成にあてます。