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「何飲むー?」と聞かれて、
「何飲むー?」と聞かれて、「なんでもいい」時はない。
自分の飲み物へのこだわりは強く、深い。
朝起きて、一番初めに飲むものは、身体中を駆け巡ると聞いたことがあるから、できるだけやさしく、そして害のないものがいい。
だからわたしは白湯を飲む。
今では毎朝のルーティーンとしてすっかり定着してるけど、白湯が流行り始めた時、白湯を飲むという行為を、私は大声でバカにしていた。
白湯って、ただのお湯でしょ(笑)
ていねいな暮らしという言葉に、とてつもない偏見がある。
てきとうな暮らしをしながら、自分が大切にしているものを、自分だけが分かる方法で、ていねいに撫でて、生活していきたいと思っている。そしてそれはていねいな暮らしとは違う(と思い込んでいる)。
自分はていねいな暮らしをしている人とは相容れない。なぜなら彼らは総じてこだわりが強く、そのこだわりを他人に強要こそしないものの、ていねいでない暮らしをしている人を無意識に辱めているからだ。
「アンチ・ていねいな暮らし」
わたしは、土日は白湯を飲まない。
一方で、ていねいな暮らしをしている彼らは、きっと土日も白湯を飲む。
白湯をバカにしていたアンチ・ていねいな暮らし全盛期のあの頃、自分が白湯を飲む26歳になるとは微塵も思っていなかった。
そのくらい、白湯を飲むという行為を、むず痒くてどこか恥ずかしいものだと、飲んだこともないのに思っていた。
そう、それこそが恥ずかしい。
ただ、全盛期を過ぎた今でも、勘違いされたくないことがある。わたしは白湯を飲むことで身体の調子が良くなったと感じたことはないし、飲まなかったことで不調を覚えたことももちろんない。
ただ起床直後の枯渇した体に注入する液体として、最も優しくて害のない白湯を選んだというだけだ。
わたしは別にていねいな暮らしをしているわけではない。これはてきとうな暮らしの中で大切にする一つの習慣である。
次に、仕事中に飲むもの。これは水と決まっている。
4年間、毎日水を飲んでいる。ペットボトルではなく水筒を持参しているのは、節約のため。
ちなみに、家の水道に浄水器をつけているから、さも浄水を飲んでいるかのような顔をしているが、浄水器のカードリッジ取り替えサインを半年くらい無視しているので、あれは実質普通の水道水。
ていねいとかけ離れた、てきとうな暮らし。
500ミリの透明なプラスチックの水筒(KINTO)に、使い捨てのストロー(百均)を入れている。
500ミリ持っていっても飲み切ることはほとんどなくて、本当は毎日飲みきりたいと思いながら、気づくと退勤の時間になっている。
夏場になると保冷機能のある水筒に変えるけど、ストローは変わらず使う。
ストローを使っているのは、口紅が水筒の飲み口につくのが嫌なのと、顔を上に傾けて飲むと、喉が鳴る。しかもかなり大きな音で。それが恥ずかしいから。
水以外のものを飲まないのは、仕事中に口の中がベタベタするのが嫌だから。というのと、常温になっても無理せず飲み込めるのは水くらいだから。
そして仕事中に水しか飲まない自分を、密かに誇りに思っている。その誇りを理解してくれる人はきっといないけど、同じように水しか飲まない人を見たらわたしは勝手にその人を軽く幼馴染くらいには思ってしまうだろう。
仕事が終わり、家での夜ご飯の時に飲むものは、からだすこやか茶wと決まっている。
「脂肪の吸収を抑え」というコピーに惹かれ飲み始めたけど、今やすっかり味が気に入っている。あれ以上に美味しいペットボトルのお茶を知らない。
クセがなくまろやかで、おまけに体にいいときたら、飲まない理由はない。
ちょっと割高なのが痛いけど、日中は水道水(浄水)を飲んでるんだからいいよね。と無理やりに貧乏OL26歳を納得させている。
ちなみにお茶の話で言うと、私は麦茶が苦手だ。雑味が多いから。爽健美茶もそれと同じ類の無駄な味がするから自ら進んでは飲まない。(実家では大抵爽健美茶が出るけど)
ウーロン茶と緑茶は好きだけど、昔、水出しのこれらを常備していた時、2.3日で飲みきれず、とろみのあるお茶を精製してしまったことがあり、それがトラウマになって、自分でお茶を作らなくなった。
何もなければ、白湯→水→からだすこやか茶の3種類で私の1日は終わる。あまりに健康的だ。
ジュースが飲みたくなることは基本的にないから、別に我慢をしているわけでもない。
自分からジュースを手に取るのは、実家でお風呂上がりにオロナミンCを飲む時くらい。
だからすぐにわかる。「甘ったるいものが飲みたい」と思った時、それはすなわち「何かがおかしい」ということ。
飲むものへのこだわりは、時に便利である。
ちなみに飲み会中は例外で、基本的に「なんでもいい」と思っているが、体への負担が少なそうなお茶割りに逃げるか、太らないと噂のハイボールに逃げるか。とりあえず、体に良くないことをしている事実に対しての罪滅ぼしのつもりか、飲み会中は逃げてばかりいる。
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