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離職と出産、気付いた家族の多様性。

昨年8月に生まれた2人目。
順調に成長してくれています。
今日は、私がour livesを考え始めるきっかけとなった出来事を綴ります。

この子が生まれてくるひと月前、
パートナーが急に失業しました。
その日の朝までは、
育休にはいったし、生まれるまで少しの間、ゆっくりするかね〜なんて呑気に過ごしていたのに。
帰ってきたら、仕事解雇されたと…。

以前から独立思考がある人だったので、
2人目が生まれて落ち着いたら辞めようかね、なんて話はしていたものの、「いまですか!?お腹、今にも生まれそうにパンパンですよ…。」という感じ。

その日は眠ることはできず、来月からの生活費のやりくりを考え始めるのでした…。
パートナーはどこかに再就職するつもりはなく、かねてからの希望であった独立を前提に動き始めました。

私自身、独立?再就職?という点に葛藤がなかったわけではありません。
ただ、パートナーの人生はその人のもの。私のものではありません。自分で決断をして、自分のしたいように動く他ないのです。
私は自分の人生の決断を人任せにするような人と生きていきたいとは思いません。なので、その点については、何もいいませんでした。

また、私自身がその無計画な独立宣言に同意できた背景として、家族の中の大人が2人とも同じような働き方をしなくてもいいのではないか、という考え方が以前からなんとなくあったから、というのもあります。

風の時代、個の時代と言われる日々。
家族の形も変容してきています。
今では共働き世帯が約7割。多くのTVCMなどでも、共働き世帯の風景が描かれるようになりました。
働く女性が増えたけれども、家庭内労働の負担はまだまだ大きく女性に偏っている状況。日本社会の構造的には多くの課題を抱えている現状だと考えています。

私自身は、こういった社会構造を変えていきたい、そのために小さくても声をあげていきたい、という思いがある一方、それと並行してこの時代をうまく航海していきたい、とも考えています。
そのために、家族のなかに多様性があることは大きな強みになるのではないか、と考えています。

私は、会社に勤めて毎月お給料をもらうスタイル、その代わり働き方、時間の自由度が低い。パートナーは人づての紹介やクラウドソーシングなどを活用して、自分の仕事を構築していく。収入は不安定だけど、伸び代は無限大で、働き方、時間の使い方の自由度が高い。
私たち家族は、2人が違うスタイルであることで、家族の可能性を広げている。

これが、2人とも勤め人だと、
収入は安定しているが、働き方と時間の自由度が低く、伸び代も限られてくるわけです。もちろん、これはこれで幸せなんです。ただ一方で、考えるチャンスが少ないので、おのずとステレオタイプな幸せを追い求めたり、役割分担をしてしまいがちです。(私たちもそうでした。)

正解はありませんが、
いま、私たち家族はこの多様性を優先して家族のあり方を模索しながら楽しんでいます。


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