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長く使えるウェットティッシュケース
こんにちは。
oun Lab. シミズタカユキです。
このご時世、ウェットティッシュを使用する機会が増えたのではないでしょうか?
そんなニーズもあってか、ここ3年ほどで様々なメーカーのウェットティッシュケースを目にするようになりました。
今回は、僕がかれこれ4~5年愛用している「sarasa design」のウェットティッシュケースをご紹介します。
1. 意匠
本製品はケース本体・トップカバー・シリコン蓋の3パーツで構成されています。
一般的なケースのように蓋が跳ね上がる仕様のケースと違い、部屋に置いていても違和感の無いスッキリとした意匠に仕上がっており、円形のシリコン蓋の可愛らしさも相まって一目惚れで購入しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671435105036-2q9BRJT2XK.jpg?width=1200)
カラーもモノトーンで4色展開されていて、ホワイト・ウォームグレー・チャコールグレー・ブラックと、グレースケールの濃淡だけでカラー展開したsarasa designのブランドアイデンティティも人気の一因になっていると思います。
更にはシリコン蓋とは別に、コルク蓋バージョンも展開されており、グレースケールの本体と丸いコルク蓋の組み合わせも非常に愛らしい意匠となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1671435118357-wetCV1FfSf.jpg?width=1200)
2. 機能
ウェットティッシュのケースとして必須な機能要件は密閉力でしょう。
本製品はトップカバーの裏にしっかりとシリコンパッキンが入っているので、詰め替え時にトップカバーとシリコン蓋を一緒に閉めると中の空気によってシリコン蓋が押し出されるぐらいの密閉力があります。
(トップカバーをはめてからシリコン蓋を取り付けるとスムーズに詰め替えが行えます)
![](https://assets.st-note.com/img/1671435133529-fTd9YrvCyy.jpg?width=1200)
前述の通り、本製品はケース本体・トップカバー・シリコン蓋の3パーツで構成されています。
この設計によって一般的な跳ね上がり式と異なり、蓋にヒンジやバネなどの構造体が不要である事から、簡単にケースを分解できるのでメンテナンス性も良好です。
また、ヒンジ式のように構造的に負荷がかかり易いパーツ類は一つも無いので、壊れて使えなくなる事はまずないでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1671435145161-HAg0eH7SPY.jpg?width=1200)
3. 使い勝手
このケースに出会うまではメーカー純正のケースを使用していたため、使い始めはシリコン蓋を外した時に蓋を片手で持って、空いた手でウェットティッシュを引き出していたので、若干の使いにくさを感じました。
ですが、4~5年も使っていれば人は道具の扱いに慣れるものです。
外した蓋をトップカバーにそっと置いておき、その手でウェットティッシュを引き出し、蓋を閉めると言う一連の流れを片手で行えるようになりました。
蓋の開閉方向が決まっていない分、円形のシリコン蓋の方が跳ね上がり式の蓋よりも格段に使い勝手が良く、置く場所や方向を選ばないという点でも非常に優れた製品だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1671435158855-X2nxmSPd84.jpg?width=1200)
4. コスパ
価格は税込¥2,750、公式ストアですと送料が¥700かかるので、単体購入する場合はAmazonの方が若干お得に購入できます。
2020年以降、様々なメーカーがウェットティッシュケースに参入してきた事から、安くて小洒落たケースも増えましたが、意匠性はもちろんの事、使い勝手や耐久性も含めて僕にとって本製品を超えるケースとは出会えていません。
むしろ何の不満も無くずっと使っているので、コスパは良いのではないでしょうか。
5. oun view
ウェットティッシュケースというプロダクトにおいて、使い勝手と意匠がここまで上手く噛み合った製品は他に類を見ません。
構造をシンプルにすれば破損リスクが下がり、結果的に長く使える・メンテナンスが簡単になるなどのメリットが生まれるものですが、得てしてデザインや設計においては「シンプルにする」方が難しいとされています。
その上で、ケース本体と密閉力を持った蓋という要素を分解し、再構築する過程でイノベーティブなアイデアによってデザイン・設計された事が本製品を「シンプル」たらしめる要因になっていると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1671435259387-ARzCTAxWeJ.png?width=1200)
6. まとめ
「シンプルなデザイン」と「シンプルにしたデザイン」は似て非なるモノです。
一般的なイメージとして「シンプルなデザイン」とは、デザインする上で余計な要素を排除し、静謐なカタチに整えられたモノと捉えるすると、「シンプルにしたデザイン」とは物事を俯瞰で捉え、必要な要素を分解・再構築する段階で機構や構造を簡略化し、モノとしてのカタチの在り方さえも再定義する行為そのものとも言えます。
本製品は正に後者であり、使い手と長く付き合って行けるカタチに昇華されていると思います。
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