ざっくり理解するAI・機械学習 part0

このノートではAIや機械学習について数式を使わずにざっくりと説明してみたいと思います。

シリーズとして企画しており、今回はざっくりとAI・機械学習とはなにか、どの様に使うのか、などを紹介たいと思います。

AIとは簡単に言うと人間の様に考えるもので、機械学習とはたくさんのデータからパターンを認識する技術のことです。

例えば今までの天気、曜日、付近の道路の通行人の人数、売上データから来週一週間の弁当の売上を予測したいとします。直感的に雨の日は売上が少なくなるというのは想像に難くないと思います。他には付近の道路の通行人の人数が多ければ売上が上がりそうです。機械学習ではこのようなパターンを数学を使って導き出すことができます。

他の例を上げましょう。よくある例ですが今までの購入履歴から新しい商品をおすすめしたいとします。(このようなものを商品のレコメンドといいます)ある人が統計学やビジネスの本をよく買っているのであれば、ORの本や意思決定の本をレコメンドしたら購入確率は上がりそうな気がします。他にジョーズやシャークネードなどのサメ映画が好きな人にはシャークトパスやデビルシャークなどのサメ映画をレコメンドしたらいいかもしれません。これもある人がどのような好みや購入パターンなのか推定してレコメンドしています。

このように世の中のことは多くのものがパターンを持っています。なのでパターンを推定できる技術である機械学習はビジネスに於いてとても強力な武器になることが簡単に理解できます。

機械学習についてはイメージできたと思います。ではAIとは何なのでしょうか?

筆者はわかりません。AIは人によって定義が異なるのでなんとも言えないというのが本心です。

AIはwikipediaによると「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」と定義されています。

AIは心理学や論理学、神経学などから人間の考え方と言うものをコンピュータを用いて再現する学問といっても良いでしょう。

AIと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか?例えばドラえもんのようななんでも解決してくれるものや、ターミネーターの様に人類を滅ぼそうとするものなどがイメージされるかもしれません。特になんでも解決してくれる便利なものというのがよく想像されるイメージであり、ある種の願望でもあるでしょう。

しかしよく勘違いされやすいのですが、AIは何でも解決できる銀の弾丸ではありません。もちろん現時点では人間を超える超知性でもないですし、なんでも解決できるスーパーマンでもありません。

ノーフリーランチ定理というAIに関する定理が存在します。これは大雑把に言ってしまえば何でもできるAIは存在しないという定理です。つまり、我々はAIを使用する際は、何かに特化したAIか、そこそこの性能でいろいろできるAIか選ばなければならないということです。

やや批判的になってしまいましたが、AIや機械学習は使い所を間違えなければ、人間以上のパフォーマンスを出せる便利な技術になります。

AIや機械学習の得意な領域は人間が感と直感で行ってきた判断の代用だと私は思っています。機械学習を使用することで職人技から脱却できるのです。

どうでしょうか?機械学習やAIについて、何が得意で何が苦手か理解いただけたでしょうか。浅学寡聞の身で不適切な物言いをしたかもしれませんが、この記事が何かの参考になれば幸いです。

次回は機械学習とディープラーニングについて解説したいと思います。

最後によろしければ「スキ」をお願いします。


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