MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)：フェーズ5の現状を見て(所感)

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）は、フェーズ5に入り新たな展開を迎えています。しかし、フェーズ3までのような興奮は、あまり感じられないかな、というのがおーみの所感です。

その原因をちょっと考えてみました。

牽引役の不在と方向性の不明瞭さ

フェーズ5では、アイアンマンやキャプテン・アメリカのような、物語を牽引するヒーローの不在が感じられます。また、個別作品は質が高いにも関わらず、全体としてどう結実するのかの見通しが立たず、物語の方向性が不明瞭な印象です。

新たなラスボスの存在感の問題

「アントマン」の3作目で登場した新ラスボス、征服者カーンですが、彼の強さやカリスマは、サノスと比較して見劣りする気がします。

一部作品の不振

さらに、大胆な試みをした作品「シーハルク」や「エターナルズ」は、MCUの伝統的な枠組みに変化をもたらす可能性を秘めているにも関わらず、話題になりにくかったり、賛否両論あったり、といった状況です。(一方で「ワンダ・ヴィジョン」や「ミズ・マーベル」といった作品は新鮮な興奮を提供してくれたのですが)

MCUの今後への期待

ライバルであるDCユニバース（DCU）が苦戦を強いられている中、MCUには引き続きその王座を守ってほしいところです。過去のヒーローたちを復活させる案も浮上していますが、そのような懐古的な動きは長期的な視点で見ると賢明な選択ではないかもしれません。

MCUはこれまで数多くの成功を収めてきましたが、フェーズ5は不調であり、さまざまな試練が待ち受けている状況です。いちファンとして、マーベルがこれらの課題を乗り越え、再び世界を魅了するストーリーを期待してます。

逢巳