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ダルマ島の宿屋さんの現況についての個人的感想

はじめに

こんにちは。フォローされてる方はいつもありがとうございます。初めましての方は、初めまして。小説家の逢巳花堂です。

タイトルにあります「ダルマ島の宿屋さん」とは、クラウドファンディングで資金を募って制作中である経営シミュレーションゲームのことで、実は、そのメインシナリオ制作に携わらせていただきました。

ちなみに公式サイトでは、メインシナリオはディレクターであるDanさんの名義のみ載っていますが、正式リリースまでには私の名義もクレジットされる予定でいました。

これに関して、誤解が無いように書いておきますと、メインシナリオは私単独では無く、基本的なプロットやディテールに関するイメージはDanさんが持っており、作り方としても二人三脚、毎週のようにビデオ通話しながら、二人であーでもないこーでもないと練り練りして、一緒に作り上げていった、という感じです。なので、メインシナリオの名義がまずDanさんであるのは間違いではなく、当然のことです。私は後からクレジットを追加、という予定のところ、色々と制作側にトラブル続きで、対応が出来ていないんだろうな、とのんびり見守っている次第です。

ちなみに制作の様子は、Youtubeで配信されていますので、ご興味ある方はぜひ見てみてください。


ダルマ島の宿屋さん騒動について

さて、その「トラブル」ですが、詳しくはDanさんが公式のXアカウントや公式サイト、YoutubeLIVE等で報告しているので、ざっくりとだけ書かせてもらいますと、ダルマ島の宿屋さん(以下「ダル宿」)は当初リリース予定から大幅に進行が遅れて、さらに現状は制作がストップしてしまっている、ということになっているようです。その原因は、プログラマーの確保の問題があるみたいですが、詳細は皆様方で確認いただければと思います。

で、制作がストップしていることから、クラウドファンディングのリターンについて、リターン内容の変更を6月10日に公式Youtubeチャンネルで案内しており、さらには6月20日に公式のXアカウントで返金希望者への対応についてのアナウンスをしておりました。

そのあたりの案内に当たって、クラファンの支援者や、支援はしていないけど応援していた人達、様々な方々から厳しいご意見が寄せられているのを、日々、私も情報を追っている中で目にしております。

私自身の心情、感想

さて、そういった状況の中で、なんで私がこの記事を書こうと思ったか、ということですが、単純に、制作サイドのコメントがDanさんだけなので、なんかバランスが悪くて落ち着かないな、というものがあったからです。それ以上でもそれ以下でもありません。

その上で、今回のダル宿騒動を受けての、私自身の感想を述べますと、クラファン支援者の方々の気持ちはすごくよく分かりますし、同じくらいにDanさんの苦悩もよく分かる、というものです。

お金だけの問題ではなく、ダル宿に大きな期待を寄せていた支援者の方々がいかに落胆し、また公式からの報告が年単位で沈黙を保っていた末に、やっと報告があったかと思えば何も進んでいない、という内容であったので、お怒りになるのも当然だとは思っています。

一方で、シナリオ作成をする中で、Danさんと毎週のようにオンラインで顔を突き合わせながら、そのお人柄に触れていた身としては、Danさんがどんな思いで日々を過ごされていたのか、ポッドキャストの番組「ゲームなんとか」に出演されていたのか、痛いほどに伝わってくるものがあります。

このあたりの心境は、あくまでも「自分はDanさんの味方です」ということのみですが、DanさんへもDMを送って伝えております。

もちろん、これは仕事ですし、大きなお金が動いていたプロジェクトであります。義理とか人情とかだけでは通用しない、厳しい世界の話です。なので、批判するなとか、非難するなとか、そういうことを言いたいわけではありません。ただ、心情的に、Danさんサイドに立っている人間がここにいて、支援者の方々の気持ちも「そりゃもっともだ」と全面的に共感しながらも、しかしDanさんにも寄り添わずにはいられない、正直言って、どんな顔してこの問題と向き合えばいいのかわからなくて苦悩しているんです、ということを、どうしても語りたかったところです。

その他感じていること

とりあえず、あんまりダラダラ書いてもしょうがないので、ここからは箇条書きで感じていることを列挙します。

・年単位で報告が止まっていたのはまずかったですね。
・プログラマーの確保とか、予算の見積とか、そのあたりの見通しが甘かったかどうかについては、業界のことに詳しくないのでわかりません。
・「ゲームなんとか」への出演は、それもまた一つの活動ですし、ダル宿とは別で切り離して考えて、続けてもいいかとは思っています。ただ、いまは、支援者の方々の気持ちを考えると、しばらく控えたほうがいいんでしょうね。
・リターン内容の変更はしょうがないと思います。
・返金希望者の受付が、6月20日案内で、6月30日までというのは、さすがに私も期間が短いとは思いました。(ただ、このあたり見直すみたいですね)
・今後も制作を続けるに当たっての計画が、実現性が高いかどうかについては、これまた業界に詳しくないのでわかりません。
・以上、諸々のことを踏まえた上で、私としてはすごくいいシナリオが出来たと思っているのでぜひとも頑張ってダル宿のリリースにこぎつけてもらいたいなあ、と思っています。

終わりに

インディーズでのゲーム開発は大変なものであり、無事にリリースにこぎつけられるものは少ない、とは聞いていたのですが、実際にこういう事例を目の当たりにすると、ああ、本当なんだな、と思います。

自分の知り合いで、「ジラフとアンニカ」を開発された方がいるのですが、その人のような成功例しか見ていなかったので、まさかこんなに上手く行かないものなのか、という驚きもあったり。

とにかく、Danさんはここからが更なる正念場、大変だと思いますが、頑張ってほしいと思います。

それとともに、支援者の皆様が少しでも納得できるような展開になってくれれば、と願っております。

引き続き、ダル宿の進捗状況を見守っていきます。


逢巳

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