ひゃくやっつのすきなところ

 
髪を伸ばすかまた切るかずっとぼんやり迷っている、それよりまず痩せなきゃなあとチョコレートを口に放り込みながら考えるような、そういう、そういうところが愛おしくって好きだったりするのでどうしようももねぇなぁと思う、
煩悩に絶対負けないなんてひともだからって欠片も葛藤のないひとも愛せないからみんなもあなたもそうであってほしい、そうやってわたしの好きなわたしのことをかわいがってほしい、
いやそりゃあ可愛くなりたいからやせたりするの頑張るしそうしたら褒めてほしいんだけど、好きとか嫌いとか、そういうのまで、できる限り完璧であることが基準になっちゃうならつまんなくないですか。 
 
 
なにもかも、大した理由も信念もほんとうはないくせにそれらしい言葉をくっつけようとする、
なんだって文学や哲学にしたがるの、馬鹿だと思うのにやめられなかった、全然かっこよくないのに、それ以外、価値があると示す方法を知らなかった、
価値なんて等しく無いし、無くたっていいって叫ぶために文章を書いていたのかもしれないけれど、わたしはわたしに価値が欲しい、確かな、確かな、価値をつけてもらわなきゃ不安になるの、みんなそうなのかなぁと思う、ほら、ちゃんと好きって、言ってほしかったりするでしょう。
 
 
もっと素直でいられたらといつも反省したりする、
そうしたら失わないでいられたものもたくさんあったんじゃないかって、後悔、ってほどじゃないんだけど、だってそれでも、そうやってできてきた今の自分をそんなに嫌いじゃなかった、
でも、もう今ほしいものは手に入れたいし、今大事なものはぜったい手放したくないので、そのために、素直で、いたいよねぇと思うばかりです、いつものことながら。






生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。