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SV復帰勢のDLC雑感 前編

※最新作のネタバレが含まれているので、ご注意ください。









はじめに

 実は私、ポケモンSVを期にポケモンに復帰した復帰勢です。
 といっても、ウネルミナモ・テツノイサハの予告があったポケモンプレゼンツの放送を聞いて、「これはもう色々と取り返しがつかなくなりそう!」と迷いを振り切って初めたのでかなり出遅れた形になります。
 ちなみに、最初に触れたポケモンはダイアモンドで、その時も映画のダークライに興味を持ったのが切っ掛けでした。なので、昔から少しズレているんですよね。ちなみに、その時の思い入れもあって今も私の中でダークライは当時相棒に選んだゴウカザルやムクホークと並んで推しポケとなっています。それと、チャンピオンのシロナ戦で苦戦したミロカロスも思い出深いポケモンで、やはり推しポケモンです。
 今回の記事はその推しポケモン、ミロカロスの話からしましょう。

お帰りなさい、ミロカロス

 私の中で、ポケモンの歴史はBW2で止まっていました。当時、3DS作品のポケモンに興味を持てなかったというか、BW2で満足してしまったのか。
 一度は完全にポケモンを離れ、ソフトもほとんど売ってしまいました。なので、SVを進めつつ、私のポケモンの旅はダイアモンドから再スタートをすることとなりました。結果として、USUMまではエンディングを見ることができました。バトルハウスやバトルツリー、対戦施設への挑戦は大変でしたね。過去には遠い世界のお話だと思っていたので、まさか、本当にクリアできるとは思いもよりませんでした。

 そうして推しポケモンのミロカロスやゴウカザル達と共にSwitchの世界まで到達しましたが、肝心のSVにはDLC実装以前は連れていくことができなかったのです。
 じゃあ、剣盾先に進めれば良いんじゃね、と言われたらそうなんですけどね。諸事情で、アルセウスから進めており、シナリオが分かりきっているBDSP、剣盾、LPLEの順で進めていこうかな、と思っています。

 そんなミロカロスですが、遂にSVに実装されました。しかも、失われた筈の熱湯を伴って。
 BDSPは未プレイですが、シロナさんの最終強化がかなり強化されているのは、YouTubeのゆっくり動画を中心に見て知っています。
 ちなみに、帝国民です。ミーア様、最高! ポケモンに復帰した理由の一つには、帝国のPVを見て、やっぱりポケモンっていいなって感じたことがあります。

 ゲームが重かったり(主にオージャの湖)、不具合も多いゲームですが、やはりポケモンの3Dグラフィックは素晴らしいものであると思っています。好きなポケモンでしたが、ミロカロスのことが更に好きになりました。

本筋、ゼイユとスグリ、オーガポンとその周辺について

 田舎の閉鎖的なところとか、そういったリアルがかなり生々しく描かれていたように思えます。
 その最初の洗礼はゼイユによるポケモンバトルだったのですが、彼女が最後に正直に全てを話して謝罪をしたのは、光明が見えたようで、とても良かったですね。

 一方、お面を取り戻す旅を通して仲良くなっていったゼイユとは対照的に、スグリとの関係に亀裂が入り、展開が暗くなっていったのはなかなかに辛かったですね。どんな選択肢を選んでも行き着く先は一緒なのが、もどかしいと言いますか。
 色々な感想があると思いますが、スグリがオーガポンのことを昔から尊敬していたのは確かですし、彼なりの方法で頑張ってオーガポンへの誤解を解いたのは主人公が仮面を取り返すのと同じくらい評価されるべきことだったと感じました。なので、オーガポンが欠片もスグリに興味を示さないことも、スグリに主人公自らトドメを指すことになったのもなかなか辛かった。色々とくるものがありましたよ。

 まあ、彼はこの時の悔しさをバネにチャンピオンになってくれるかもしれないので、再会がとても楽しみでもあります。最後の終わり方はとても良かった。

 オーガポンを巡る一連の物語は小さな善意のすれ違いの連鎖で、あのような後味の悪い展開になっていったんだと思います。引き込まれる素晴らしいシナリオだな、と感じました。SVのシナリオはどれも素晴らしいですが、今までの物語とはまた違った方向性で、結果としてとても良かったのではないかと感じています。

 ともっこ三人衆は……うーん、思った以上にクソ野郎でしたね。あれは同情の余地はない。今まで特定のポケモンのヘイトを煽るような展開は、少なくとも本編では無かった筈ですが、うーん。
 オーガポンや、例のポケモンと違い、通常バトルでの捕獲だったので、モンスターボールで拘っている私はかなり大変でした。まあ、ダークライが来てくれたので、幾分かマシでしたけどね。

 後は、管理人さんですね。村興しのためにオーガポン達の真実を知りながら、ともっこ像を復活させるのはまさに大人だなぁ、と感じましたね。
 主人公に100万円を支払わせるとは……あれは高い買い物でした。そういえば、タカイモノといえば。

新ポケモン・チャデスについて

 まず最初に、「ゼイユさんありがとうございます!」と言いたい。
 新ポケモンのチャデスには、タカイモノとマガイモノの二種類があります。これはヤバチャと同じですね。

 本来は手に入れるのが非常に大変なポケモンですが、大量発生の仕様が変更(改善?)されたため、比較的簡単に入手が可能になりました。
 まずは全て図鑑を埋めて、大量発生を引き当てるまで時間を変更する。これで、タカイモノのチャデスのみが?として出現するという方法です。勿論、先駆者様の方法を使わせて頂きました。遭遇パワーがあると良いらしいですが、どうなんですかね? 貴重なスパイスを使ったのですが、実はあんまり効果なかったんじゃないかと感じています。
 ちなみに、ゼイユがストーリー中に繰り出してくるのはマガイモノの方のため、タカイモノが図鑑に登録されることはありません。これが、冒頭の感謝の言葉の理由です。

 ……その一方で、ここでマガイモノ個体を繰り出してくるのも、何か意図があるのかと勘繰ってしまいますね。と言いつつ、特に何も思いつかなかったので、キタカミで暮らしていても手に入らないほど貴重な存在だということなのか、という意味で受け取っておきましょう。キャラクター造形の部分でメッセージを込めたということは、流石にないのかな?

 このチャデス、捕まえても一段落とはなりません。進化させるのもまた大変なのです。
 進化に必要な二個目以降のケッサクのちゃわんは、鬼退治フェスで手に入れることができます。初級のみで出るのは良心的なのかもしれませんが。
 私が当初狙っていたまっさら餅は中級以降出現なのでまだマシでしたが、色証ゴンベも欲しかったので、上級クリアが必須でなかなかに大変でした。しかも、時間をかけた挙句、中級クリアをしていないとゴンベをもらえないことに気づいてかなり悔しい思いをする羽目に。まあ、これも旅の醍醐味、ですかね? まあ、ズルは駄目ってことなのでしょう。

サザレとガチグマ(赫月個体)について

 諸事情でアルセウスで追加されたポケモンの収集を優先していましたが、結果として良かったと感じています。
 まあ、サザレの存在もあってセキとカイを見ておきたいという思惑もあったんですけどね。

 サザレに関しては、やはりセキの子孫であるのは間違いないんじゃないかと思います。リーフィアを使ってくるところや、髪色とか、家訓が「時間が貴重」であることとか。
 一方でカイの血を引いているというのもない話ではないかと感じています。髪型とか、髪に入っているメッシュも理由の一つですね。この辺りはさおう氏が動画で解説していますので、載せておきます。六分あたりからですね。

 私はヒスイガーディを根拠にカイの子孫でもある説を提唱しようと思っています。
 pixivのサザレの記事には

彼女が連れているヒスイガーディは、『LEGENDSアルセウス』ではカイが率いるシンジュ団の一員・ガラナが連れ歩いている。なおガラナは、セキが率いるコンゴウ団の一員・ススキに想いを寄せており、もし後に彼女らが結ばれたのであれば、サザレがヒスイガーディを所持しているのはその縁からという可能性もある。

 という説が書かれていますが、私は懐疑的な立場です。というのも、ヒスイガーディ絡みのイベントのある群青の海岸にセキは絡んでこないんですよね。
 ヒスイガーディの兄弟は、ガラナと共にいるレジェンドアルセウスの二匹のヒスイガーディを彷彿とさせますし、群青の海岸ではカイが主人公に自分の悩みを打ち明けて弱さを見せる場面もあります。サザレも写真家としてスランプになっている悩みを打ち明けていて、内面の部分はカイにとても重なるんですよね。子孫が必ずしも同じ性格になる訳ではないですが、ヒスイガーディを相棒にしていたり、主人公に悩みを打ち明けたりするところが、とても重なって見えました。

 写真撮影はポケモンにかなり逃げられて苦戦を強いられました。特にバルビート、貴様は許さん。
 そうして、出会ったサザレが探し求めたポケモン。それが、ガチグマ(赫月個体)だった訳ですね。
 つい少し前に聞いたレジェンドアルセウスの曲が聞こえてきて、一瞬ゾワっとしました。私ですらこんな感じだったので、レジェンドアルセウスを懐かしいと思う方が聞いたら一体どうなるのか。ネット上にも感想が溢れていましたね。やはり、あれは良い演出だったと思います。……それに、あの曲をバトルで使えるということは。

 ガチグマ(原種)とは違い特殊個体のようですが、まだ使ってないのでどんな使用感かは分かりません。とても楽しみですね。
 ということで、DLC、碧の仮面の感想でした。次のポケモンの感想は後編の方を終えてから、かな?

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