見出し画像

みじんこ漫画で学ぶ現代アート~アート作品を見る目の鍛え方

良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今回も小山登美夫さんの著作「その絵、いくら?現代アートの相場がわかる」から、アートを見る目の鍛え方を考えてみました。

アートを見る目の鍛え方

多くの作品を見ている、買っている、イコール「見る目がある」とは言えない、と私は思っています。だって、見ているだけなら本当に誰でもできますもん。目が慣れるという意味で、やんわりと感性も鍛えられるんですが、そうしてやんわりたまっているものは「言葉」にできません。

アートを見る目の鍛え方は
1)いろいろ見る
2)好き嫌いを感じながら見る
3)買うならどれか、なぜか、いくらかを考えながら見る

画像1

山口周さんの「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」では経営に必要なのが「アート」「クラフト」「サイエンス」のバランスと書かれています。アートの感性をサイエンス的な言語で補完しておけば、感性は漫然と見るより育ちます。それは言葉が指をさすのに似て、感性を集中させるものだからです。

✓ 合わせて読みたい  世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか~経営にも必要なアートという考え方

アートを買う人には勇気がある

画像2

画像3

アーティストは作品をつくってる時間、自分の作品について考えている時間が長いので、美術史や批評を専門にしている人たちのほうが作品を俯瞰できる部分が多いです。

アーティストとして助かる存在としては、買ってくれる人ももちろんなんですが、自分の作品を俯瞰した意見を言ってくれる人や自分の作品に違う視点(価値)を見つけてくれる人だったりします。

始めたばかりのころ、自分はいろんな人にいろんな意見を言われてだいぶ迷ってしまいました。みんな、自分よりたくさんの作品を見てて、たくさん作品買ってる人だったからです。

アートははっきりしたロジックがないので、「感性」の名のもとに誰もが勝手なことを言いやすい。それはぜんぜんいいのですが、自分の作品に対して言ってこられた場合は、自分の中でその意見が必要かどうかをちゃんと吟味する必要があると私は思っています。

画像5

なにか言われたら、シンプルに聞いてみてください。あなたの作品がダメだよって言われたら、なぜ?って。こうしたほうがいいと言われたら、そう思う理由はなぜかと。

もっともな理由であれば聞いたらいいし、そうでないなら聞かなくていいと思うのです。アーティストが対話すべきは基本的に自分のアーティスト・ステートメントだけです。私はそう思ってますよ!^^

その他のアート関連情報はこちらから

▼現代アーティストになりたい人のための~初心者の第一歩から海外展開まで役立ち記事まとめ
https://mijin-co.me/art_article_matome/

▼Oumaのこれまでの活動経過はこちらから
https://oumavet.com/artwork.php

▼作品はギャラリータグボートさんで購入できます。
https://ec.tagboat.com/eccube_jp/html/products/list.php?author_id=100354&tngs_flg=0

画像4

▼みじんこをサポートできるショップはこちら。
https://mijinco.base.ec
こっちから見てみてね!


この記事が参加している募集

ここまで読んでくださってありがとうございます! スキしたりフォローしたり、シェアしてくれることが、とてもとても励みになっています!