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創作作業中の様子をライブ配信できるサービス00:00 Studioを少しでも効果的に使うにはどうしたらいいか考えるやつ

いつもの作業をただ配信するっていうサービスが始まりました。

基本的な機能はこちら。カメラを設置して手元を見せるっていうのは、ちょこっとだけ設置が面倒なんですが、パソコン作業してる人だと、ポチるだけで配信できるので、手間がほぼ増えずに配信できてラクチンです。

成果物でもなく、ただ作業配信して何かいいことあるのかっていう点についてなんですが、たぶん、

・作業することが習慣的にできるようになる(習慣化)
・作業してるだけで他の人とつながってる気になる(孤独の解消)
・作業してるだけで宣伝にもなる(宣伝効果)
・作業してるだけで差し入れ(投げ銭)がもらえたりする(収益)

みたいなメリットがあるのかなぁと思っています。

新しいことを始めたばかりだと、まずは毎日やれるようなところ(=習慣化)を目指したいってなると思うので、とりあえず配信ボタンを毎日ポチるようにすることで、動き出すきっかけにできそうです。

現在の自分は習慣化ができるようになったので(noteだと今日で299日連続投稿しています)、この作業配信を通じてもっといいことが得られたらいいなーって思ってるんです。

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私は本業は現代アーティストをやってるんですが、アートもマンガとかと同じで、創ってる時間はそこそこ長く、それなりに制作コストもかかるけど、売れるか分からないから、なんにもならなかった時にコストだけがかさんでけっこうすぐやばくなってしまうんですね。

なので、売れなくても損をしないっていうのをずっと考えていました。簡単にいうと、創った作品をそのままアートコンペに出したり、アートプログラムの応募ポートフォリオに使うとかです。創って売ろうとする、だけだと売れないと終わりになってしまいますが、アートの場合は売れても売れなくてもできた作品はポートフォリオの一つになるので、それが次のチャンスを持ってきてくれることがあります。でもこれ、応募しようとか思わなければ、創って売れないオワリ、になってしまいます。これがとても負のサイクルで。

さらに作品の解説文を自分で書くことでブログのネタにします。言語化する力は展示企画書とかをつくる時に必要なので(スタッフさんがアーティストに代わって説明しないといけないから)、ふだんから言葉を使っておくといざという時に話しやすくなります。

そんな感じで、なるべく一つの制作作業が、次のチャンスを持ってきてくれるようにっていうのを考えながらやっています。作品を売ろうとして売れないオワリではなく、創った作品が外部要因に関わらず、次のチャンスをどれだけ引っ張ってくれるかっていうのを考えないと、現実問題として割とすぐにアーティストをやめないといけなくなっちゃうんですね。

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そんなわけで、0000studioを使う時にも、ちょっとでも次のチャンスにつながるといいなーっていうのを考えながら使いたいんですね。どちらにしろ作業してるので、配信するにも手間はかからないんですが、さらにちょっぴりだけ収穫量を増やしたい。すごく期待をかけるというより、「ゼロより大きい」状態をつくりたいみたいなイメージです。

前置きが長くなりましたが、あんまり手間をかけずにやっておくといいかもしれないことを考えてみました。

タイトルとアイコン(サムネイル):宣伝に使う

無名の人の配信ってそもそもですが、ほとんど見ないと思うのです。知ってる人とか有名人じゃない限り、知らない人がnote執筆を習慣化しようとしてる、みたいなのってそこまで見ないですよね。見ます?

私はほぼ毎日配信してるんですが、基本的に見てるのは0~2人くらいです。配信に手間はかからないけど、これが果たしてどこまで未来につながるだろうかというのは考え始めます。すでに作業の習慣化はできているので、習慣化するために配信しようっていうのが、自分にはあまり魅力にならないからですね。

で、もうちょっと効果的に使えないかなって考えたのがタイトルとアイコンで宣伝する、です。これだと配信を見なくてもトップページに出てるのをざらっと見た時に、印象に残りやすいんじゃないかなぁと。

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自分自身の宣伝じゃなくてもいいんですが、作業タイトルに自分が応援したいものや人の名前を入れておくと、ささやかながらその宣伝になるかなぁと。もちろん、自分の創作物のタイトルやジャンルを入れるのも大事。

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名前の横には自分が何をやってる人かを入れる。Twitterとかでも、名前+タイトルやサービス名を入れてる人が多くいますが、名前だけより印象に残りやすいですよね。

あと、アイコン部分なんですが、何も入れないとかいろいろ入れるとか試してみたんですが、作品画像だと小さすぎてけっこう分かんないんですよね。見てても覚えられないというか。

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なので一目で覚えやすいキャラクターとかを入れておくといいんじゃないかなと今は思っています。アイコン設定が、前は毎回入れ直さないといけませんでしたが、今は前回分が固定表記になって手間が削減されているので、キャラでなくても、ぱっと目立つアイコンとかを入れておくのがいいかもしれません。

追記なのですが、Twitterでシェアした時に、このアイコンが大画面で出るので、何をしてる人かわかるようなこんなサムネイルが入ってると、すごく覚えやすいんじゃないかなって思いました!

とはいえ、基本的にはすぐに何かが起こるとは全然期待してなくてですね。ゼロより大きいくらいの効果になるといいなーっていうくらいの気持ちです。手間が増えずに可能性が増えるっていう感じのイメージです。

もうちょっとユーザー数が増えてきたら、マンガの書き方について勉強したい人が検索して入ってくるとかあるかもしれないですね。基本的なハウツーって、どんなジャンルでもネットに落ちてるんですが、ライブの場合には、作業者が答えてくれるかもしれないっていうメリットがあって、これがけっこう大きいんじゃないかと思っています。答える義務があるわけではないのですが、コメントが入ることで盛り上げに貢献してもらえます。質問が入らなくても、プロの作業は見てるだけで勉強になるしね。

長時間配信していつ来ても配信されてる状態に

ちなみに配信するとしたら、毎日同じくらいの時間帯で配信するか、長時間配信するのが見てもらえる確率が上がりそうです。

配信っていうのがそもそも初体験だったんですが、ライバーさんとかだと、毎日10時間とか配信してるんですって。つまり、いつ来ても配信してる状態にしてるってことですよね。

なので、どうせ作業する=パソコンをつないでいるのであれば、作業画面を自分のホームページ固定とかにして、ずっとただ繋いでてもいいんじゃないかと考えています。(定時配信型はたぶん、性格的に自分には無理なんです。ずっと繋いでる方が楽。この辺は人によるかなぁと)

つまり、作業配信だけど、必ずしも作業してるところを見せなくてもいいんじゃないかって考えたんですね。手書き作業を見せるために手元が映るようにカメラ設置するのはそこそこ面倒だし、その後パソコンに切り替えてってするのもそこそこ面倒です。今のところはほとんど見られていないので、その手間をかけるくらいだったら、手書きしてる間はとりあえずClipstudioとかの画面でつないでおいて、パソコン作業になってから動き始めるとかでもいいのかなと。

WORD→フォトショ→noteみたいに切り替えながらいろいろ作業することで、長時間つなぎっぱなしもできるので、ずっとパソコン作業な人はそんな感じで切り替え利用しておくのがよいかもです。

コメント欄:思考整理やTODO整理、宣伝に使う

今のところはあんまり人が来ないので、誰も見ていないコメント欄を自分の思考整理のために使うっていうのは、いいかもしれません。

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新しいマンガのアイデアを思いつくたびにメモしていくとか、自分の課題として思いついたものをメモしていくとか。

アーカイブにはコメント欄も残るので、こういう思考過程が数年後におもしろいコンテンツになってるかもしれません。なんかの記事を執筆する際に、うーんって悩んでいる気持ちをそのまま日記みたいに書いておくのもいいかもですね。こういうのって書いて外に出すことで意外とまとまることがあるものですし。

割とやってる人がいましたが、自分のnoteの記事URLや応援したいもののURLとかを貼って宣伝しておくのもいいかも。

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ファンづくりの参考になりそうなアカウントまとめ

他の方のアカウントを見ながら、こういうやり方したらファンづくりにつながるかもしれないな!という学びをメモした記事はこちらです。

プロセスはコンテンツとして成り立つのか

完成品ではなく作業過程で経済圏が生まれる、みたいなことがこちらの記事に書かれていました。成果物が売れるっていう世界のほうが強いけど、それ以外に制作過程を応援するっていう世界も育ちそう、みたいな感じです。

新しいことを学ぶ時って、プロの「思考過程」がとても勉強になることがあります。数式の答えを学ぶよりも、その答えに至るまでにどう考えてきたかっていうのが、とてもおもしろいとか。

創作の場合「魅力的なキャラクターの作り方はこうですよ」っていう答えを教わっても、それですぐ魅力的なキャラクターやストーリーをつくるのってできないですよね。

最近、キャラクターの作り方を学んで、自分のやつにも当てはめてみようと思ったんですが、もう全然難しい。「キャラ立ちのためにはキャラクターの穴をつくりなさい」っていう答えがあっても、穴を自分でつくるのはとても大変です。

また、その試行錯誤経過って、これまでは他人に見せる感じではなかったですし、結論が出るわけでもない悶々状態は、他の人が見ておもしろいものでもないと思っていました。『鬼滅の刃』ができるまでの思考過程だったら見たい人は多そうですが、無名の人の創作物の思考過程ってそんな興味持たれなさそうです。

なので、これまで自分の創作物は、そこそこ完成した状態で表に出してたんですね。長編小説とかだと、キャラクターの特徴や世界観、ストーリー構成とかを事前に考えてから始めます。この作業、めちゃくちゃ大変です。大変だけど、完成させるためにはやらなくてはいけないと分かっていることです。でも、すぐ成果物(=アウトプットできるもの)にならないために後回しにしがちだったことです。

この作業配信の未来がどうなるのかは分からないんですが、プロセス自体がコンテンツになると考えたら、「キャラクター設定について考えてる」をそのままnoteの記事にするとか、この作品をもうちょっとおもしろくするにはどうしたらいいか一人ブレストする、みたいなのをそのまま記事化してもいいのかもしれないなと考えたのです。

コンテンツ化されたプロセスが、周りから見てどれだけおもしろいかは分からないのですが、自分が何をやりたいのか、それに対してどうがんばっているのかは、周りに伝わりやすくなるかもしれないですね。

できあがっていないコンテンツの過程を、どうやったら周りの人に魅力的に感じるものにできるのかをしばらく考えてみようかなと思っています。

そんな思考過程でした。

プロセスエコノミーの可能性についてさらに考えたことはこちら。

ちなみに考えたこと第1弾はこちら。1か月前くらいですが、これを書いた時からまた考え方が変わってきました。とりあえず創作に負担がかからずに始められるので、なんか作業する人は試しに使ってみてください!


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