オリジナルキャラクターをつくることについて考える
「みじんこ」というキャラがいます。
人気者になって欲しいなと思っているところなんですが、そもそもキャラクターってなんだろう、なんで求められているんだろうっていうのを考えてみました。
専門家ではない人のなんとなく考察なので、そこらへんはお気をつけください。
キャラクターは「目的型」と「ストーリー型」に分けられる
人気のキャラクターはどんなものであれ、「世界観」を背負っていると思うんですね。キャラを通じて、キャラが生きている世界を想像することができます。
その世界観を想像する入口を「目的」と「ストーリー」に分けてみました。
・目的型:くまモン、ミッキーなど
・ストーリー型:ドラえもん、ムーミンなど
くまモンは熊本県のPRキャラなので、熊本県を推すという明確な目的があります。ミッキーもディズニーのキャラなので、ディズニーを紹介するみたいな目的があります。ご当地キャラとかは、こちらに分類される感じです。
ストーリー型のほうは、ストーリーから入ってキャラクターを好きになる感じですね。マンガのキャラはだいたいこっちに入るのかなと思います。
キャラクターがあると何がいいのか
そもそもなんでキャラクターが必要なのか、なんでキャラクターを欲しがるのかを考えてみました。
1)コミュニケーションが円滑になる
LINEスタンプとかもそうですが、言葉で言うよりキャラクターが言ってくれたほうが言いやすいとかありますよね。ごめん!とか言葉だと言うのも言われるのもちょっと重いですけど、キャラクターが困った顔でSORRYとか言っていると許せそうです。
あとは、有名なキャラクターってだいたい、決めゼリフ、決めポーズとかがあるんですよね。鬼滅なら「全集中」とか、ドラえもんならヒミツ道具を出す時の「どこでもドアー」みたいな出し方とか。
日常会話の中に、キャラクターのもつ共通言語があることで、コミュニケーションが円滑になるように思うのです。コミュニケーションを助けてくれる素材になっているというか。
2)モノを選択しやすくなる
イイモノがたくさんあふれた現代において、特定のキャラクターが好きっていうのは、ブランドが好きなのと同じように、物を選びやすくなるという利点もありそうです。
何もとっかかりがないと、「お菓子」はたくさんあるので、どれを選べばいいのかよく分かりません。同じ味のもけっこうありますよね。そういう時に選ぶ基準の一つになるのは「価格」だと思うのですが、価格が同じならパッケージとか好きなキャラが描いてあるとかだと選びやすそうです。
キャラクターって人の顔より覚えやすいので、目について選びやすいというのがあるかなと思います。
3)無条件で寄り添ってくれる
キャラクターってだいたいニコニコした顔をしているので、自分に無条件で寄り添ってくれるという優しさもあります。キャラクターにもよりますが、ゆるキャラたちはだいたい、そっとそばにいてくれる安心感がありますよね。
ゆるキャラっていう名前がすごい。
あと思ったのは、ゆるキャラっていう名前がすごいなっていう点です。ドラえもんが出たばかりの頃は、ゆるキャラっていう単語はたぶんなかったと思うのですが、「ゆるキャラ」って単語が生まれた途端に、そういうカテゴリができて、ゆるいキャラクターを認識しやすくなりましたよね。
この単語ができたおかげで、新しく「ゆるキャラ」をつくる人はコンセプトを踏襲してつくりやすくなった気がするんです。ただキャラクターをつくるっていうのと、ゆるキャラをつくるっていうのだと、ゆるキャラの方がすでに絞られている感じがしませんか。そんなイメージです。
もちろん、既存のゆるキャラに引っ張られるというのもあると思いますが、カテゴライズされることで仲間として見てもらえるというメリットもありそうです。
人気のあるキャラクターが持っているもの
人気キャラは決めセリフ、決めポーズがあるほか、想起させるポイントが多い気がします。鬼滅のヒットで、100均にまで竈門炭治郎の羽織模様の布が登場していました。鬼滅とは書かれてないですが、緑と黒のチェック柄って、今だと炭治郎を思い出させますよね。
十字傷だとるろうに剣心、あしたのジョーがまっしろに燃え尽きるシーンなど、長く人気の物語やキャラクターには、想起させるポイントがあったり、何度もパロディされる象徴的なシーンがあるように思います。
〇〇を表す、みたいな時に使いやすいセリフやシーンなんですよね、たぶん。
頑張ってる時に「諦めたらそこで試合終了ですよ」
燃え尽きた時に「燃え尽きた、まっしろに」
みたいな感じです。
まとめると、人気キャラは「想起させるポイント」と「共通言語になるコト」を持っている気がします。
キャラクターをつくる時に考えたほうが良さそうなこと
これらを踏まえて、新しくキャラクターをつくるとしたら、
・「目的」をもたせるか「ストーリー」を持たせるかを決め、それぞれを練る
・決めゼリフ、口癖、ポーズなど真似しやすいコト、言葉を決める
・キャラクターのビジュアルも子供がマネして描きやすく、雑に描かれてもアイデンティティーが伝わりやすい感じに
・キャラクターの内面設定を丁寧に(コラボのオファーを想起した側が出しやすいように。例:お菓子好き、のんびりな性格
あたりを最初に考えると良さそうです。
「みじんこ」は、目的型かなぁと思っています。
個人がやる上での展開としては、Twitterに出していくのがたぶん、一番コストが低く続きやすそうです。インスタに出す場合は、自分のアカウントに作品と混ぜて出す感じでしょうか。
本当はまめにツイートしたほうがいいと思うんですが、自分があんまりTwitterを見ないので、なかなか難しく。。
YouTubeアニメ(マンガ動画)のキャラクターも、初期の頃とけっこう設定が変わってる物もあり、やっていくうちに固まっていくというのもあるんだろうなと思っています。そこらへんはネット時代の変化ですね。
今日はそんな感じで、キャラクターについて考えてみました。
みじんこのショップでは、みじんこが草を生やしているので、ぜひのぞいてみてくださいね!
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