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ブラジルのアーティスト・イン・レジデンスに参加しよう!~Kaaysa Art Residency

みじんこレジデンスのスポンサー記事、ちょっと高めだったのにご購入ありがとうございました。2020年1月から滞在していたKaaysa Art Residencyの様子をご紹介です!

季節ごとにさまざまなジャンルを受け入れ

今回滞在中の「Kaaysa Art Residency」は広くいえばサンパウロ州内なんですが、サンセバスチャンという市に属する場所にあります。2020/1/15 – 2/15まではビジュアルアーティストをメインに受け入れていました。

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聞いてみたら、ライター募集の時期、ダンサー募集の時期など時期によってテーマを分けているみたいでした。今日の写真は主に生活空間を中心にお届けです。

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設備としてはプール、映画が見られるような大きなスクリーンなどがあります。あとコーディネーターさんがいて、滞在中の生活や活動のフォローをしてくれる感じです。(まったく何も関わらないプログラムもあるみたいでした。正直、いろんなプチイベントやお誘いがいっぱいあり、かつあんまり英語対応されないので、ポルトガル語ができない場合はほっといてくれるほうがありがたいかもでした)

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アトリエが1か所しかないので、アトリエはほかのアーティストと共同になりそうです。でも、どこで制作していても良さそうなので、私は部屋の前のテーブルで屋外制作を始めています。移動するのがおっくうなインドア派全開です。

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こちら、実は参加費がけっこう高くて、1か月で1500USDかかるのです。ブラジルまでの渡航費が往復18万円くらいなことをかかると、これまで滞在費無料以上のレジデンスあるいは助成金が出るところを選んでいた自分としてはかなりの出費です。

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それでも、今回こちらに参加することに決めた理由は大きく2つあって。
1)これまで行ったことがない南米に行ってみたかった
2)私が世界で一番好きなアーティスト、エルネスト・ネトに会えるかもしれない
というのがありました。

自分がアーティストになる前に初めて見たネト作品がこちら↓

特に2のネトに会えるかも、の理由が大きいのですが、こう思ったきっかけとして、韓国で出会ったブラジル人アーティストさんがネトの友達だったということがあります。

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その場でネトに電話してくれ、ビデオメッセージをもらえたんですね。日本からわざわざ会いに来たとなったら、こんにちはくらいできないかなぁと。
相手にとって私に会うメリットは何もなくて、ただ時間を取られるだけなので、そこらへんはネトさんに「会ってよかった、楽しかった」と思ってもらえるにはどうしたらいいかと考えていました。

この記事を最初にみじんこブログに書いた時には、まだ会えるかわからなかったのですが、なんとネトさん、こちらのレジデンスまで会いにきてくれたんですよね。

まったく予告なく現れたのでびっくりしました。その後、こちらからは連絡してないのですが、Stay Homeな情勢になってから一度「どこにいるのー」って連絡くれましたよ。

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自分がアーティストになる時に、自分が大好きな世界のトップアーティストたちとアートについて話せたら最高だよなって思ってたんですよね。だから、ネトさんと間接的にでもつながることができて、会って話すことができたら、その夢がちょっと叶うかなぁ、トップアーティストである自分に近づけるかなぁと思ったんですよね。

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ここ数年はレジデンス生活をきっかけに次のチャンスを掴んでいくことが多かったのですが、そろそろそれがうまくいかなくなってきた感があるので、今年はちょっと違うアプローチを考えているところですよ!

と、思っていたら帰国して一気に世界情勢が変わってしまいましたね。

行く前にブラジルと日本人のハーフさんに会って、かなり危険な目にあったと聞いて、飛行機は取っちゃったけど行くのはやめようかとかまで思ってました。

今は移動がかなり困難になってしまったので、改めてこの時に行っておいてよかったなと思っています。

こちらのレジデンスでは、現地の葉っぱをトレースしてきたので、葉っぱをかたどりをした新作をつくりましたよ。

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Ouma作品はギャラリータグボートさんで取扱いいただいているので、もしよければこっちも見てやってください!


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