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育てる機械こと夫との日々

出産前、体調とメンタルが絶不調で「子どもをちゃんと育てられるのか自信がない」と泣いていた私に夫が言った。「あなたは"産む機械"で私が"育てる機械"。あなたは無事に産むことだけ考えたらいいよ。後のことは全部こっちがやるから。」
「産む機械」とはもちろん某元大臣の問題発言を引用したジョークなのだけども、「育てる機械」というパワーワードは私の友人達に意外とウケて、その後「"育てる機械"こと夫氏の調子はどう?」なんて聞かれたりしている。

<産後1年のまとめnoteを書いていたら夫と育児をどう分担しているのか、産後の夫との関係の変化、という部分のボリュームがかなり大きくなったので先にこれ単体で記事にしようと思います。>

夫はおそらく日本の平均的な男性に比べて家事も育児もかなりやってくれている方だと思う。私はそれが嬉しいしめちゃくちゃ感謝してるけど、当然ながら「父親が育児をする」こと自体を偉い、すごいというつもりはない。ついでに、育児しない男性たちがうちの夫を見習った方がいい、なんておこがましいことも思わない。自分の子どもなんだから育児するのは当たり前、「参加」とか「イクメン」なんて言葉がおかしい、というのは正論だし世間の常識がそうなっていくことが望ましいけど、各家庭にはそれぞれの事情がある。夫は私が一緒に育児するパートナーとして最高だけど、あくまで"私にとって"というのが前提だ。家事育児の分担比率は夫婦たち当人が納得していて子どもが幸せならなんだっていい、と思っています。あしからず。

「育てる機械」の1週間

よく「女は10ヶ月お腹の中で育てながら母親になるが、男は子どもが生まれてから父親になるのだから自覚が遅れる。最初は母親が導いてあげないと」みたいな(アホか母親は死にかけやぞ夫まで育ててる余裕なんかあるか)言説があるけども、うちの「育てる機械」は私が退院して家に戻った時にはインストールが完了された状態だった。私は数日前に産院で習ったおむつ替えと調乳の方法を一度教えたきり。あとは日々勝手にアップデートしていくシステムのようで、お互いにわからないことは調べて都度シェアしている。

産後の私は身体もメンタルもボロボロだったし、夫は育休も取らずによくもまああんなに育児にコミットしてくれていたなと思うのだけど(過去note参照)、お互いに必死すぎて記憶も曖昧で、もはや遠い昔の話のように感じる…。夫が妻の最強の戦友になるか一生の恨みを抱えた戦犯になるかは最初の半年、いや3ヶ月で決まるのでまじで男性陣は肝に銘じておけと思いますね。。

さて、1年経った今、平日の生活と各分担はざっくり以下の通り。

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