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とある臆病な店員の結婚話②~変わるモノ、変わらないモノ~


コチラの続きです。

色んな不安を思いながらも

一緒に居たい、そう願う気持ちから結婚した彼女。

はてさて、結婚生活はどうなるのでしょうか・・・?


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新婚生活~仕事好きな二人~


そんなこんなで始まった新婚生活。

元々は職場での先輩後輩。

家でも、どうしても敬語になった。

シフト制だから、朝遅く行く方が家事をやり。

土日にも一緒にやり。

私が得意な料理だけは、私がやった。


そして、お互い、仕事が大好き。

帰りは基本的に夜中になっていた。

休みを合わせる事もなかった。




仕事は本当に好きだった。

でも・・・。

どうしても合わない上司がいる。

どうしようか。
すごく凄く悩んでいた時。


お腹に長男が来てくれた・・・!!!


嬉しい・・・!!!

合わない上司でシンドイ場所から移動出来たし。

何よりも何よりも。


念願の赤ちゃん・・・!!!


そうして、結婚から1年もたたないうちに、赤ちゃんをお迎えしたのだ。


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赤ちゃんとの生活~変わるモノ、変わらないモノ~



赤ちゃんと共に、自宅へ帰って来た。

何もかもが変わる生活。

身体はある程度元気だけど・・・


孤独。


家事と育児は私が全部やって当たり前。

ウチの人は、何も変わらない生活。

変える気も、無さそうだ。


体調を崩すと、辛い。キツイ。

風邪を引いた時も、風邪をひいたと伝えても、

『じゃあ、行ってくる!』

・・・ウチの人から見て私が大丈夫だと思ったら、行ってしまう。

そんな彼の態度に


助けてくれないんだ。
協力するのは、家事だけなんだ・・・。


そう、がっかりする気持ちと


でも、それが当たり前だよね・・・・。


そんなあきらめの気持ちが、ずっと心の底で淀んでいた。


私、愛されてないのかな・・・。


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うまく行かない~価値観の転換~


その後、次男が産まれた。

そこでも、色々あった。


職場での人間関係。
子育ても。
夫婦関係も。


そんな事で辛くなって心の事に興味を持ち
心の仕組みを学ぶ為の講座に行ってきた。



その中で、少しずつ、『気持ちを伝える』という事をしてきた。

こうしなきゃいけない。
こうしなきゃ嫌われる。

そういう価値観を、少しずつ外していった。


ちゃんと本人に伝えられなかった。
いや、自分自身も知らなかった


『私の希望』


それがわかるようになり、
伝えられるように、少しずつなってきた


そんな中で。

3人目の子どもである長女を妊娠した。


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望みを諦めない


助産師さんが主催しているプレママ講座(母親学級)に参加した。

自治体でしている講座ではなく、
自分の体がどうなっていくのか、自分の心の形を見つけ伝える方法、産前産後を乗り越える為の社会的サービス。そんな事を知れる、3日間もある講座だ。



その講座の中で出て来た、

これは贅沢すぎるんじゃないか。

なんて言葉が頭によぎる『のぞみ』。


人からどう見えている?がすごく気になった。



けれど、その出て来た『のぞみ』を、全部、ウチの人に言えた。

長男・次男の時には言えなかった事。



『産後は体を休める時だから寝て過ごす。』
『3週間は床上げまでは一番はあかちゃん。』
『沐浴もやってほしい。』


あの時は、当たり前だと思ってた。
家事も育児も、全部自分がやるって事が。
そうでなければ、里帰り。
里帰り中も、なんだかんだ家事をやったりしていた。


今回は、二人で乗り切りたかった。
ウチの人も、育休をとってくれた。

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変わるモノ、変わらないモノ~産後が違う~


ホラ言ったじゃん。

そう言いたかった。


産後、自宅に帰って。
ご飯が凄く凄く不満だった。


ご飯。これじゃ栄養満点って言えないよ。

味噌汁と、お肉焼いただけど、ご飯。


私、言ったよね。
言ったよね・・・?!

いきなりなんて絶対出来ないから、産前にちゃんと練習しといてって。
レパートリーなんて無いのわかってるじゃん?!
なんでやんないの?!

言ったじゃん!!!

言ってたのに、なんでやってくれなかったの・・・。




って。言いたかった。

ちょっとだけ言っちゃった。

でも、言いまくる程には言わなかった。




任せた。から。


普段はずっと動いている私。
だけど、あえてずっと寝てた。

寝てるって決めたから
3週間は動かない!って決めたから


そうしていると。

考える時間が出来た。


ぐるぐる考えた。
ご飯についての不満。

講座で教えてもらった言葉を思い出した。

『不満の下には、望みがある』。


なぜ不満なんだ?
産後の回復に合わせたものを作って欲しかった。

それが私の望み。だ。


でも、やってくれない。

という事は。
私の事を、そこまで真剣になってくれない。

そう、私はウチの人に対して思っている。

私の産後の回復の事を、もっと真剣に考えて欲しかった。
ウチの人に大切にされている、そう感じたかった。


・・・でも。不満の内容は、食事の内容だけ。

次男の保育園。
長男次男の休園休校はお世話を一手に引き受けてくれた。
お風呂も、相手も。
赤ちゃんのお世話も、してくれている。

・・・・ウチの人が苦手な食事もやってくれている。

家事を軽んじているわけじゃなくて。
苦手なだけ、なんだ。


不満をぶつけるでなく
不満だからと自分でやるではなく

一度止まって考えてみる事によって

見える事が増えた。


・・・今は。これでいいんじゃない?

なんて思える。



今、色んな事をやってくれてありがとう。

やっと、思えた。



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叶った望み


月に一度、遠出をする事にしている。

ウチの人ね。
運転ができる人。

私は、運転出来ない。

だから、すごく尊敬してる。


遠出は、家族が楽しめる時間。

もちろんそういう意味もあるけれど・・・。


私が、ウチの人の頼りがいのある所、見たい。

そういう意味もある。




長女が産まれて6か月。


コロナでなんやかんやあったけど

ウチの家族は体調を崩す事もなくみんな元気。


最初は慣れなくて、お互いイライラしていたけれど。


ウチの人がやってくれることによって

物理的に大人手が増え。
常にいてくれて。
お互いに、やりたい事をやって。
一目をきにしたら出来ないこともやる。

お互いの、やりたいを応援して尊重出来るようになってきた。


今は、彼寄りの思考になってる。

考えずに、望みを言えるし、
相手も言えると信じられる。

これが出来ると、随分とラク。


昔、そうしたい、と願った事が叶ってきている。

幸せだなあって思える。



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如何でしたでしょうか?


今回は、実験的に、インタビューしたのを小説風に書く、という事をしてみたわけですが。

私が出来る限りは、この方の可愛さと尊さを表現出来たように思います。

が、もっともっと上手になりたいなあ。



またレポート記事は違う形で書くので、分析等はそちらの時にでも。


では皆様、またお会いしましょうヾ(*´∀`*)ノ


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