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農業に興味を持ったキッカケは"鉄腕DASH"

今回は私が農業に魅かれた理由や、今に至るまでの過程を振り返ってみた内容となります。
これから農業をやってみたいと思っている方へ少しでも参考になれば嬉しいです!


福島DASH村の頃から番組自体は視聴していたのですが、自分で農業をやりたいたいと思うまでには至りませんでした。
あくまでバラエティ番組のひとつの企画として面白いなと思っていた程度です。

しかし、去年の6月頃…
番組の中で特に好きなコーナーが『出張DASH村』で、全国各地の農家さんのところにTOKIOのメンバーが訪問して、作業のお手伝いをするといった内容です。

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おいしい野菜ができるのはどういった仕組みなのか?
農家さん独自の取り組みで野菜にどんないい影響を与えているのか?
なぜその土地で美味しく育つのか?
などをとても分かりやすいアニメーションと共に紹介してくれるんですね。

それに加えて私の好きなシーンは、土博士のリーダーが「この土って…」と専門家顔負けの土壌解説をしているところです。
このときのリーダーがめちゃくちゃカッコいいんですよね…
そんなリーダーに惚れたのか、農作業に勤しむ農家さんの洗練された筋肉に惚れたのか、ある時ふと自分に何かが降ってきました。

「農業をやってみたい」

単純に、一生懸命農業をしている農家さんたちの姿や生き様がカッコいいと思ったんですね。
自分もあんな生き方をしていきたい、と。

ただ、家は非農家ですし親戚に農業をやっている人もいません。
土地、資金、人脈がなにもない人間にとって農業の世界へ足を踏み入れるにはハードルが高すぎました。

そこで、新潟市で新規就農者支援事業を行っている施設を発見し、まずはどんな感じなのか相談してみようと思い連絡をしました。

当初は、農業+趣味で勉強していた映像制作の2本柱で生計を立てていけたらいいな、とぼんやり考えていました。
最初から専業農家としてやっていくにはリスクが高すぎると思っていましたし、市の担当者からもそれはやめた方がいいよとのお言葉もありました。
農業の世界のことも全く知らなかったので、まずは農業といっても色々な働き方や関わり方・農家の実態や大変さ・やりがいなどを、実際に農家さんのところで研修を通して体感してみようとの話になりました。
それから今後の方向性を決めても良いんじゃないか、と。

そこで紹介して下さったのが、新潟市南区で果樹を栽培している『いろどり農園』の"川瀬さん"という方です。
この農家さんの元で月に2~3回程度の研修を半年ほど行わせていただきました。

同時並行で施設にも研修用の圃場(畑)があるので、担当者の方の指導の元、野菜の栽培についても月に2回程度の研修を半年ほど行いました。

それと同時並行で、新規就農にあたっては『松本自然農園』さんのブログやyoutubeを見たり本を読んだりして自分にとって一番いい農業との関わり方を模索しました。

半年間の研修を終え、その時勤めていた会社にも退職の意向を伝えてていたため、いよいよ進路を決断するときが迫ってきました。
今年の2月から3月ぐらいの時期ですね。
その時ちょうど、農業版の就活イベントが開催されることを市の担当の方から聞いたため参加しました。
人材不足に悩む新潟県内の農家さんや農業法人の方々が一斉に揃う中、私は地元の近くで農業を営んでいるいくつかの会社に話を伺いました。

そこで気になった農家さんや法人のところに後日アポを取り、実際に現場でお話しを伺ったり、農家さんによっては丸一日使って農業体験をさせてただいたところもありました。
実際に働く前に、作業の様子を見たり体験したりできるのは、働いた後の自分をスムーズにイメージできるのでとてもいいやり方だなと思いましたね。

土地も資金も人脈もなかった私は農家として新規就農するのではなく、農業関連の法人へ勤めながら農業の勉強をしつつ今後の方向性をより具体的に定めていこうと決めました。
最終的に、ずっと相談に乗ってもらっていた就農支援事業を行っている施設への転職を希望しました。
就農支援の他にも、様々な農業体験イベントを実施していたり、教育分野にも農業を取り入れて学力向上を図る事業も行っていたのに興味を抱いたため、入社することとなりました。

農業分野に興味を持っている人って結構いるんですよね。
鍬をもって畑を耕してみたいとか、作物を自分で収穫したり育てたりしたいとか。
ただ、自分で畑を借りて0から始めるとか、まして今の仕事を捨てて農家に転職するなんて人は滅多にいないじゃないですか。
やってみたいけど自分ではめんどくさいな…と思ってる人たちに農業の楽しさを分かち合えるようなイベントを提供したいなと思って転職先を決めた次第です。

今後どういった形で農業と関わっていくのかまだ全然見えていませんが、色んな農家さんのところへ行ってお話を伺ったり、お手伝いもさせてもらいながら農業への理解を深めていきたいなと思っております。

今回の内容は以上となります!
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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