キラメイジャーのストーリー構成は前半で解決した?
#キラメイジャー のストーリー構成は、
昔でいう前半パートで敵の弱点を見つけるシーンが見受けられており、従前の敵にやられてダメージを受け、苦悩しているような形跡がない。
それは、変身後の名乗り通り、
キラッと参上 カラッと解決
というイメージ通りの構成がなされている。
それだけで終わらせるのはつまらなく、充瑠のひらめきによる作戦に対する仲間間の対立や敵の妨害を受けながら戦闘しているところで埋め合わせをしている。
ストーリーの要は人並みの以上のひらめきがあるレッドの充瑠であり、先に戦士になった他4人は従前の作品の登場人物をベースにした価値観で設定しており、
新しいタイプのレッドを生かすべく、差別化を図ろうという手法で行なっている。
又、初期の #戦隊シリーズ をはじめとした昭和の #特撮 ヒーロー の泥臭さはメイン視聴者層の子供達に受け入れづらく、
ドラマパートをスルーし、戦闘シーンに偏って観がちな部分があることから、早めにけりをつけさせるどころか、大人の視聴者をつまらなくさせている部分もある気がする。
乱暴なことをいえば、
情報解禁前にインターネットの掲示板の書き込みや幼年誌の記事のネタバレに近く、サスペンスドラマの真犯人が明かされるまでの道程を考える隙がない。
中盤あたりで充瑠の特性を失い、ピンチになりそうなストーリーになる可能性があり、
敵のヨドン軍にキラメイジャーの特性を吸い取られてしまう「陰」な部分を露呈させる敵を倒すまでの試練を与えられるという従前のパターンに戻すのも良い。
#トッキュウジャー のレッドを演じた #志尊淳 君が終盤で敵の攻撃を受けて悪に寝返りを打ってしまったシーンを思い出してしまう。
キラメイレッドはトッキュウジャー同様、
想像力を駆使した攻撃を主軸としており、レッドだけの勝利に終わらせたくない為に、シリーズのお約束通り、「団結力」で勝利して完結させるために、途中で仲間同士のいざこざを入れて穴埋めさせて、飽きさせない工夫をされてあるのではないかと思う。
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只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。