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私が持っている[3つの無形資産]

数えの70歳になり、昨年6月4日に[生前葬&出陣式]を行なった。私は、古稀になったことを区切りとして、人生二毛作をこのように具現化したのだ。そして、この区切りは、私にとって想定外に私の人生を豊かにしてくれた。

「ライフシフト」がベストセラーになった時、私も買って読んだ。
先日、日本橋丸善で、「16歳からのライフシフト」が平積みで並んでいた。
原本を高校生向けに分かりやすく解説したもので、宮田純也・未来の先生フォーラム監修とある。同様の内容だが、買っておいた。この本も私の「積読」の1冊だった。

今朝は3時に起きて、寝足りた感で事務所に出向き、この「16歳からのライフシフト」を読み始めた。

「ライフシフト」(リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの共著)

要点 ❶
長寿化により、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生が到来する。
人生の選択肢が多様化するため、自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように計画するかが問われる。

要点 ❷
今後は、金銭的な有形の資産と、家族や友人関係、知識、健康といった「見えない資産」とのバランスをとることがますます重要となる。
「見えない資産」は生産性資産、活力資産、変身資産の3つに大別される。これらに投資を続け、自らを再創造することが実り多い100年ライフには欠かせない。

人生100年時代だ。私はこの11月で満71歳になる。100歳まであと30年弱だ。
自分の来し方を振り返り、行く末を思う時、私は誰よりも「見えない資産=無形資産」に恵まれているなと改めて思う。

この「見えない資産」は決してお金で買うことができないものだ。勿論、お金で買える有形資産は大切であり、よい人生を送るには、有形と無形の両方の資産をバランスよく充実させて、相乗効果を生み出すことだ。

私は有形資産を稼ぐ才はほとんど持ち合わせてはいない。しかし、見えない資産である無形資産については、誰よりも持ち合わせていると自負している。
そして、前者はこれから積み上げることはできるが、後者は生涯に亙って積み上げてきていなければ、宝くじが当たるように一攫千金とはいかない代物なのだ。

私は、前者の有形資産に関しては、私が持っている無形資産を、今まで以上に、一層有機的に無限大に拡げていくことができれば、知らないうちに自然と増えていくのではないかと極めて楽観的に考えている。

決してお金を稼ぐことを目的としないことだ。
私は、"人のために、世のために"何をすることができるかを絶えず念頭に置いて考え行動する。
そのために、私が、私の周りに集まってきてくださる心清き人たちの"緩やかでも強固な、人とのつながり"の蝶番をすることによって、皆んなが幸せになる。
それが、結果として、私の有形資産も増えてくるということだ。

それでは、その私が誰よりも持ち合わせていると思う無形資産とは何か?

「よき人生」とは?
それは、やさしい家族や素晴らしい友人たち、肉体的・精神的な健康に恵まれた人生のことだ。

「3つの無形資産」

⑴生産性資産
①スキルと知識
私に「長年かけて身につけたスキルと知識」があるかと言ったら、自慢ではないが私は持ち合わせていない。強いて言うならば、私のキャラクターそのものがスキルであり知識だ。

知識を蓄えるには長い時間をつぎ込まなくてはならない。急速な技術進歩でますます新しいスキルを習得しなければならない。「私のキャラクターはそれだ」と、私は思っている。

②仲間
強力な人間関係を構築することで、皆んなを私の分身にすることだ。擬似法人を目指すのだ。私の弱みをカバーしてくれる信頼ができる人たちは私自身なのだ。

その生産性を高めるためには、評判を高めることだ。それは私の信頼であり、私のブランドだ。

評判という無形資産を築くには、長い時間がかかる。評判の良い人は、長い間、協力的な態度や信頼に足る行動を続けてきた人であり、逆に評判の悪い人は、長い間、利己的な行動をしたり、他人を騙したりしてきた人だ。
人の信頼を勝ち得るには、長い時間をかけた、具体的な行動の積み重ねが必要なのだ。

「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)で、坂本龍馬は言っている。

金よりも大事なものに評判というものがある。
世間で大仕事を成すのにこれほど大事なものはない。
金なんぞは、評判のあるところに自然に集まってくるさ。

⑵活力資産
よい人生を送るために必要なものは、健康と友人と愛。
この「活力資産」は、人に幸福感と充実感をもたらし、やる気をかき立て、前向きな気持ちにさせてくれる。
友人のネットワークは、心の支えと安らぎをもたらしてくれる。友人のネットワークは、自己を再生させてくれるのだ。

私は仕事が人生の全てと思っている。だから、決してビジネスライクでビジネスをしない。
だから、仕事の人的ネットワークと長い年数をかけて築かれる友人のネットワークは、私にとっては全く同じものだ。

⑶変身資産
有形資産と無形資産のバランスを取り、人生の途中で新しいステージへの移行をスムーズに成功させるための意志と能力が「変身資産」だ。

私は[生前葬&出陣式]で、新しいステージへの移行をスムーズに成功させることができた。
"男を応援する応援団長"から、"女性活躍を応援して地方創生を目指す応援団長"へ。その変身は、男女協働社会の応援団長にアウフヘーベンすることになる。

私は、この3つの無形資産を誰よりもたくさん持っていると自負している。
そして、幸せな後半人生、第二生を送ることができることを喜んでいる。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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