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真の強さの中には優しさがある

[OUEN Japan]は、コロナ禍前には年末に望年会、コロナ禍が開けてからは年始に信念会を毎年開催している。当初は150名前後の参加者だったが、今年の信念会は180名を超えた。来年は300名を目途としている。

いつもご案内をし始めるのは、10月に入ってからだ。今年は3ヶ月早く、7月7日に第1回のご案内の発信をした。8月以降、毎月、追加の人たちを加えて、ご案内を発信していく。

今までの年末年始の[OUENの会]は、テーマはそれぞれだったが、ごく一般的な忘年会であったり、新年会であったりだったから、10月で良かった。
しかし、次回は"能登創再生の応援"がテーマであり、これがこれからの[OUEN Japan]のミッションの主柱になる。いつもの忘年会や新年会ではない。そんな思いがある。だから、3ヶ月前倒しにした。

人間は欲深い動物と思うが、心優しい動物でもある。いや、人間は自分が一番大事という生物本来の欲があり、それは生きていくためには絶対持つべき欲なのだが、その欲の中には"人のために尽くしたい"と言う美しい欲もある。人のために尽くすことで人間は幸せな気持ちになり、自分の美しい欲を満足させることができるのだ。
私はいつも思うのだが、"自分のためは人のため、人のためは自分のため"、同じ意味だが、"情けは人のためならず"ということわざもある。"自分のため"と思う、人間が生きていくために絶対必要な欲、神さまが人間に与えて、この世に送り出してくれた欲、その欲を極めていけば、究極は"人のために生きる"ことになるのだ。

天台宗の"忘己利他(もうこりた)"や神風特攻隊の"滅私奉公"のように、自分を忘れて、自分を滅して、生きる(この場合、突き詰めれば自死に至る)ことをせずとも、人は人のために生きることができる。それが人間の最高の幸せであろう。

今回の[OUEN Japan 信念会]〜能登の創再生の応援〜のご案内を差し上げたところ、早くも数名の方から「能登を応援したい。来年の1月25日は予定に入れた」とありがたい返信をいただいた。
このメールをいただいて、「人間という動物は、人のために生きることで幸せを感じる素晴らしい動物なのだな」と、私は改めて実感した。嬉しく、心が温かくなった(ビジネスに限らず、すべての人間の行動は"人のため"という大義があることが不可欠だ。人が集まり、事が成ることの大前提は、"多くのお金を稼ぐことができる"ではなく、"人のためになる"と言う大義である)。

人間は、そんな心優しい、心温かい動物であるのに、どうしてウクライナやパレチスナで争いを起こすだろうか、中国や北朝鮮がきな臭い言動を起こすのだろうか。
歴史を顧みれば、世界は戦争の歴史で染まっている。バカなことだと思う。もっと仲良くできないものか。もっと賢くなれないものか。

「現実と理想は違う」と、知恵のある人たちは、賢い人たちは、そういうが、歴史を超えて、"人間という原点"から世界を見ることはできないものだろうか。

私は非力であり、偉くもなく、知恵もない。何もできないことを、情けなく、悲しく思うが、私ができることをするだけだ。
だから、信頼できる仲間たちの力を借りて、皆んなで合同人間になってできることをしようと思う。
人間は性善であるが性弱であるがために、争いは収まらない。それぞれの性を強くすることだ。

人は強くなければ生きることができない。しかし、優しくなければ生きる資格がない。
(レイモンド・チャンドラー)

真の強さは、それは、すなわち優しさである。真の強さの中には、心温かい優しさがある。強さと優しさは同居するのだ。これは絶対真理だ。

何事も諦めないで生きていこう。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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