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自分のために気楽に生きる

政治は門外漢である私にとっても、今回の東京都知事選挙はいろいろと考えさせられることが多かった大イベントだった。

東国原英夫さんが、東京都知事選挙について、友人である蓮舫さんについて語っている。

「蓮舫さんって非常に優秀な人間で、一つのイシュー(問題)について切り込んでいく。批判する能力はものすごくあるんですが、首長というのはみんな、すべてを包含しなくてはいけないところがあって、その能力に欠けているということを都民が見抜いたのかな」
蓮舫氏のことは長年、知る間柄で、「個人的にはいいやつなんです、彼女は」とフォローも。

東国原さんは、組織のリーダーとして、"あるべき人間像"について語っている。人間として目指す人間像だろう。

明代の哲学者である呂新吾は、『呻吟語』で、リーダーについて語っている。

深沈厚重なるは、これ第一等の資質
磊落豪雄なるは、これ第二等の資質
聡明才弁なるは、これ第三等の資質

東国原さんは、蓮舫さんを"聡明才弁"な人物であり、個人的には"好人物"と思うが、リーダーとして第一等の資質である"深沈厚重"なところ、大きく人を受け入れる"懐の深さ"に欠けると仰っていらっしゃるのではないだろうか。

私の深沈厚重の人物のイメージの代表は西郷隆盛だ。
そこまでの大人物は稀にしかいないだろうが、そういう大人物になろうと、如何なる時でも、"謙虚と感謝"の心を持って生きる人物に政治を司っていただきたいと思う。
その点からしたら、小池百合子さんはどうだろうか、石丸伸二さんはどうだろうか。

人生は生涯修行の連続だ。

"勝って兜の緒をしめよ"
"謙虚にして驕らず"


を忘れることなく、生涯に亙り、切磋琢磨していただきたいものだ。

一昨日、OUEN Companyの皆さんや大学の応援団関係の友人たちをはじめとして、315名の方々に、来年1月25日(土)に開催する[OUEN Japan 信念会]のご案内のメールを発信したところ、数名の方から「能登の応援をしたい。参加する」とのご返事をいただいた。まだ半年先のことであるし、参加の意思表示をしていただくのは、10月以降と思っている。そうではあるが、このように半年前に予定に入れておいていただけることは実にありがたいことだ。

これから半年の間にも、私はたくさんの心清き人たちに会うだろう。8月以降は、その人たちを加えてメールしようと思う。

私は、自分の能力はよく分かっている。素直に自分自身を見つめ、自分の能力を知って、それを隠すことなくオープンにして(隠そうとしても、人はすぐ分かる)、足らないところを助けていただく。そのほうが気は楽になり、多くの信頼できる仲間たちをつくることができる。それが一番コスパがいい。
そのことを考えると、私は一番功利主義的で自己中で、自分を一番大切に思っている人間なんだと思う。
何も難しく考えることはないのだ。そのままの自分を表現して、人生を気楽に生きることだ。

私は天台宗でいうところの忘己利他(もうこりた)や神風特攻隊の滅私奉公の精神を持つこと、稲盛和夫さんの無私利他の域は、遥か遠い精神のレベルであり、これからもそのレベルを目指そうとは思ってはいない。到底行き着くことはないと思うから無理はしない。

自分は自分。自分のために生きる。自分がどう生きたら幸せになるのか、そればかり考えて生きていく。そうすると自然に、人のために尽くそうと思う。社会貢献をすることが自分が幸せになる最短距離だと思うようになった。

能登の創再生の応援は、古稀を過ぎた第二生の最大のミッションになった。
そのミッションを果たすためには、OUEN Japanのミッションである、①学生たちの応援、②女性たちの応援、③OUEN Companyの皆さんの応援を極めていくことなのだ。すべては網の目のように底辺でつながっている。矛盾は全く矛盾ではない。

これが、古稀を過ぎてようやく到達した私なりの人生哲学である。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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