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考えることをやめられない

不調の原因をネットで探れば9割9分ストレスで、喉が詰まったようなこの閉塞感も、それによってクラクラする頭も、震える手足も力の入らない脚も重たい体も、食欲の湧かないこころも、なんにもやりたいことが無い私の全部、全部が結局こころの問題。

努力しやすい環境にいても、なんでもやったらいいと言われる場所にいても、そのどれもを活かしきれずにころしていくのはいつも私。

自分のすべてを雑音が覆い尽くして私の矜持をぶち壊したくなってしまうとき、助けて欲しいと鏡を見れば、うつっているのはごく普通の悩みのなさそうな女の顔。こころとからだがまるでバラバラの生き物みたいに、現実味が無い

地球がひっくり返っても世界が滅びても、どれだけインターネットで名前を変えたって、私は私をやめられない。

それでも、私が私でなくなる恐怖に怯える日があるし、私がずっと私のままであることに嫌気が差して、全部終わって欲しくなる日もあって、そういうどうでもいい・考えても仕方のない雑音みたいな思考にリソースが割かれまくる。なんにも考えないようにしよう、っていうことをずっと考え続けている。

考え始めるとロクなことにならない。
最近の私は、考えることをやめようと考え続けているばかりで、きっと空っぽに近い。きっとそろそろ、この思考に限界が来る。考えなくちゃいけない時間が、すぐそこまで来ている。

「考えなくて良いことを考える」のをやめられたらどんなに生きやすいだろう。
林檎を齧るべきではなかった。無垢でいられたらよかった。余計なことばかり考える頭を、上手く止めることが出来ない。

こんなどうしようもない文章を書いて、呼吸も気持ちも整ってきた自分が本当に馬鹿らしい。泣いていれば窒息感は嗚咽のせいになる。泣くことで体力が減って眠くなる。自滅できるレベルにまで「考える」にステータスを割り振った人類はめちゃくちゃ損だと思うけど、その分涙を流せることでチャラにしてくれたのかもしれない。本当に助かった。



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