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疑う気持ちもたまには必要

 リアリティーショーにまつわる議論が活発に行われています。snsであったり匿名の場で他人を誹謗中傷したりというトラブルは、以前から問題視はされていました。

 誹謗中傷されている側が削除要請出したり、弁護士さんをたてて解決するのにかなりの負担がかかるってどうなんでしょう。面識もない人から心無い事言われたりするのって、凄く不愉快ですよね。

 またバラエティー番組というものに多くの場合演出という名の「ヤラセ」が常習的に行われているのは昔から。恋愛絡みだけでなく一般の人が参加する企画は、特にそういう傾向が顕著でした。

 TV局や制作会社もタレントさんは事務所に所属している為、極端な事がやりづらい。一般人に対してはより強く指示を出せる結果より過激な番組が低予算で生み出せる。不景気な時には悪循環でそういう傾向が特に強まりますね。

 私がまだ中学生くらいの時にも、そういうテイストの番組は多々ありました。ただ見る側の人間がもっと冷めていた。「あの番組はヤラセ」「セリフも決まっている」などと普通にどこか作られたものだと皆認識していた。

 ヤラセと分かって視聴するかそれとも見るの止めるか。それぞれ好きに選んでいたし、そこまですべての事を真に受けていなかった世代なのかもしれません。ある意味利口でしたたかな年代ともいえるでしょう。

 盛り上げ役としてヒールを演じているだけ、もしくはこの番組きっかけで有名にでもなりたいのかな程度で別にその人個人に対してそこまで特別な感情を抱く事も無かった。

 きっとsnsもインターネットも何かしら中毒性のある媒体リアリティーショーもそういう要素のある危ういフォーマットなんです。裏を分かった上で見るという事もこれから必要になってくるのかなと思います。

 今の若い子達は、どこか過度の刺激を求め過ぎている。良くも悪くも影響を受け易すぎる所があります。もう普通じゃ物足りなくなってきているのはかなりの危険信号です。こういう風な世代を生み出してしまった私達大人作り手側にも十分責任はあります。

 そんな中過激な番組の次は、今度やたらキレイごとをいう番組が受け出しましたね。外国のプロデューサーが、日本のアイドルをプロデュースする番組。あちこちでものすごく好意的に取り上げられているのを見て、かなり危機感を感じています。

 私はあの人からすごく胡散臭さを感じてしまいます。自己啓発セミナーの講師や新興宗教の教祖をどこか彷彿とさせる言動。軽く日本の若い女の子達を洗脳しているように見えて嫌な気分になります。

 もっと親や学校の先生、友人、顔の見える関係性元々知り合いの人達のアドバイスに耳を傾けた方が良いんじゃないかな。あの人はあくまでショービジネスの世界の人間ですから、表と裏の顔が当然あるでしょう。

 自分を理解してくれる人を探すのには時間もかかる。そんな簡単に見つからないもの。時間をかけて、いずれそういう人に出会えたらいいなくらいが賢明でしょうか。






 

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