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帽子が似合わない骨格


  小さい頃から帽子がまったくと言って良いほど似合いません。学生時代自転車に乗る時のヘルメットも、カツラ被ったみたいになっていました。顎でカチッと止めているにもかかわらず、ぴったりはまっていないもぞもぞした感じ。野球帽ですらも似合っていない自覚ありました。夏場に麦わら帽子だけは、何とか辛うじて被れていた。帽子が似合わず、紫外線対策もしづらいキッズだった私。


 何と父も帽子がまったく似合わない子供だったそうです。恐るべし遺伝子。近所のショッピングモールで帽子屋さんが改装するという事で、ふらりと立ち寄ってみました。店員さんから「ご試着してみて下さい」と優しく声かけてもらっても自分が被れそうな帽子は全く無かった。レベルが高すぎて、試着なんてとても・・・。勇気を振り絞って帽子屋さんの中に入るのがやっと。


 何でしょうね骨格頭の形が、独特なんだろうか。ただただ謎です。お洒落な帽子をさらりとこなせる知人が羨ましい。そして自分の頭の形と比較せずにはいられません。こうなったら服飾代がかからない頭だと割り切ることにいたしましょう。


 でも帽子があんまり似合わない人って世の中に一定数いますよね。むしろ似合ってない人見ると、最近何だか安心します。仲間にようやく巡り会えたような感覚。帽子もオーダーメードして作って貰えたら少しは様になるのかな。一体いくら位の金額かかるんだろう。そういうお店に行っても似合う帽子が見つからなかったらどうしよう。悩みがますます深まる冬の昼下がりでした。

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