見出し画像

 素人っぽさを大事に

「簡単にプロ並みの仕上がり」「簡単にプロ並みの味」と宣伝される商品がやたら売れています。スーパーでも毎度見かける売り文句。どうでしょうかこの現象?私はずっと引っかかっていた。


 いくらなんでも一般の人がプロと肩を並べるには無理がある。簡単に美味しいとこどりだけしようとするのも・・・。だって素人といえば、素人でしょう?料理で生計を立てている人以外は、みんなプロではない。もちろんセンスがあって例外の人はいますが、そんな人は一握り。


 私は素人なりに日々楽しく料理作って、十分みたされている。人からお金をとれる料理は作れないけれども。日々の食卓に並ぶ料理って、それで十分では。毎日レストランで食事することはない。適度に垢ぬけない。悪戦苦闘ぶりがうかがい知れる献立って、地続きの人間の営みという気がして素敵。


 たまにちくはぐな献立の日も、今日は気合入れて作った感のある日も。それがザ・生活なんじゃないかと。無理して背伸びしなくても、普通の生活はすぐそこに。


 されど人間は欲深い。プロがこっそり教えるという謳い文句のレシピ本を手にとっては「えっシェフが、ここだけの話?これは読まなくちゃ」と読みこんでしまう自分もいます。


 プロの方も本の中で勿論すべて手の内は明かしていない。だが読んだだけで、ちょっとだけ料理が上手くなった気がするのも事実。いやはや人間の業とはおそろしい。


 何冊かそういう本読むと、小技は身に付きます。簡単お菓子作りの本で、まずまずのものが作れた事も・・・。そう私は素人なんだから。これくらいのものが作れるようになったら、むしろ喜ぶべき。前は1つも作れなかったんだから。


 初心者にも砕けた表現で書いてあるレシピは、時に自信を与えてくれます。ここまでのものが出来るようになったらいいや。基準を定めてレベルアップするのは楽しいです。


 追記 ここから先は難しいなら、あえて無理せずともよいのではないでしょうか。


 


この記事が参加している募集

#休日のすごし方

54,193件

もしサポートして頂けたら嬉しいです。一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。