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憧れの小京都

 京都にはもう何度も訪れているので、今度は小京都へ。ついつい全国の小京都をチェックしてしまいます。以前ここの町並みは京都っぽいと思っていたら、小京都だったりなんて事もありました。


 身近なところにも探せば、意外とあるもんですね。小京都というものは私が思っていたより遥かに多い。知らずにもう既に訪れていたあの場所も、小京都。そういえば風光明媚で雰囲気のある場所だったなぁ。酒蔵とか歴史的価値のある建造物などが多い印象。後は水車や川もあるかな。


 とにかく和モダンな空間が眼下に広がります。これから行こうとしている場所も小京都に近い。ついでと言ってはなんですが、訪れておきたい場所の一つ。


 京都よりも緊張しないけれど、しっとり大人旅を満喫できるのが小京都なのかな。石畳をゆっくり歩くと、日常の喧騒からも逃れられます。自分がまるで文化人になったようにでも、錯覚してしまいそうなほど。


 実は私の祖父母が住んでいた場所も小京都なのです。小さい頃は当たり前に帰っていた場所。道理で落ち着いていたわけだ。私のDNAにもしっかり深く刻み込まれています。


 きっと無意識のうちにそういう風景を欲しているのでしょう。今は亡き祖父母の家近辺を「すっかり寂れた」なんていう人もいるけれど、私はあの時間がゆっくり流れている感じも、たまらなく好き。



 若い頃は「自分は何をこんなに焦っているんだろう」と落ち着きを取り戻させてくれていた場所。それが自分にとっての小京都。しかし30過ぎてからあまり帰省していない。その代わりに小京都的なものを求めて、一人旅をせっせと始めたのかも。


 久々にお墓参りにもいかないとね。急いた気持ちをスローにする、リセット作業も必要な頃合いです。

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