見出し画像

色って不思議

 焼き物が好きで見るにつけ、「何故こんな色に発色するのだろう?」というが興味が尽きません。思えば小さい頃から色が大好きで、色鉛筆をひとり並べて楽しむ。そんなところがありました。


 当時は男の子の色や女の子の色がはっきり分かれており、選択する楽しみがなかった。元々カラーバリエーションが少ないのに、選べる色はほんのわずか。常にだれかと一緒のものを使うという謎の息苦しさ。子供ながらに閉塞感を覚えたものです。


 いまやどう読んだらいいのか分からない素敵な色まで日本に上陸。横文字で言いにくい。そして長い名前。洒落た街に出かけてみたら、ヨーロピアンな建物にも出会えます。壁の色や扉の色がポップだと、心までぱっと明るくなりますね。


 話は変わりますが、発色というのも私は気になっています。何がどうなって人間の視覚に認識されているのだろう。カラフルになればなるほど、微細な色調は難しいはず。


 それなのに多色展開がウケるという事は、やはり売れるんでしょう。私は嬉しい限り。でも多色展開には、随分とコストもかかるといいますし。似た色味を設定する理由って何だろう?


 メーカー側も新しい色の開発に余念がないようで、あくなき探究心なのか?陶器の話でいうと釉薬がどう作用してこの色に落ち着くか、興味あるなぁ。


 焼きあがった直後は全然違う色なのに、どうしてしばらくすると綺麗な色に落ち着くのでしょう。神秘的な力さえ感じさせます。不思議知りたいと思うから、またまた焼き物の郷に行きたくなる。



 草木染も似たような理由で好き。染めるという行為に、人智の及ばない所で何かが起こっている。いつも妙なワクワク感を覚えます。どうしてこうなるのかはっきりした理由が知りたいような、知りたくないような・・・・。あぁ私って相当わがままですね。


 

もしサポートして頂けたら嬉しいです。一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。