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全てを選べるのは幸せ?

 選択肢が多すぎて辛い。買い物ひとつとっても、この色も良い。いやこっちのの方がもっと・・・。そんな事を考えていると、不思議と満足感とは別の感情が芽生えてしまう。後悔とも違うような、もっとベストな選択があるように錯覚するばかり。じゃ「具体的にどんな選択が」と言われると答えに窮するのです。


 「選択肢というのも多ければ多いほどいいというものでもないのでは」などと考えるようになりました。もう少し選択肢が少ない方が、むしろ生きやすい。いっそ知らなければ後悔することもないわけで、私たちはネット社会の普及で多くの事を知り過ぎました。外国の事や日本国内でのダークな事象など、知ったところでいい気分になるわけでもない事がほとんど。


 現代社会を生きる我々も多くの事をどんどん知るよりも、ちょっとずつ忘れる事によって脳を休める事も必要かと。今風の感覚でいうならば、脳に空きメモリーを作る感覚でしょうか。


 本当に必要な事覚えておかなければいけない事を、はっきりさせる時期に来ているかもしれませんね。忘れてはいけない事も、その人の置かれている環境によって違う。一概に統一化出来るわけでもないのだけれど・・・。


 道徳的な事やしっかりした倫理観を持って生きていく事の方が、よほど重要だと思います。異文化理解は大事ではあるものの、日本の感覚とのずれも大きい。


 外国の人と付き合う時と、国内での日本人同士の付き合いの話もまた違う。その場に応じた立ち振る舞いを学ぶ。上手くバランスをとって、生きられるのが一番理想。


 どうにも文章で語るほどは、実際上手くいかないものだ。世界が広まれば広まるほど、どんどん息苦しくなるのは一体なぜ? 

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