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突っ込み読書

 まるで詩のような文章を読む機会が、ここ最近増えました。詩って自由なようで独創性とかその他諸々色んなものが問われませんか?書き手のセンスや特殊な技法など。読んでるこちらも度々、幽体離脱したようなふわふわした感覚を覚えました。


 「何故ここをひらがな表記に?もしくはここに関しては漢字表記なんだ」など。規則性を超えたものに引っ掛かりを感じたり。すごく頭が疲れてしまいました。ただ今まで以上に色々考え読み進めると、それなりに新しい発見がありました。


 私にとって読書とは、良い言葉や素敵な考えに出会えて楽しいものというイメージが強い。しかし詩のような文章はどこか掴みどころもなく、そもそも正解を探すようなものではないようで。一筋縄でいかない所こそが、書き手の味だったりするものかと考え始めています。その人が長年かけて作り上げた世界観の中に迷い込んで、読者が間借りしてお邪魔させてもらっている感じでしょうか。


 評価の分かれるものを読むという行為も、また自分の文章力アップになるかもしれません。読書中に頭を使い「ああでもないこうでもない」とモヤモヤしたりする経験も自分の引き出しが増えるかも。なんて考えたりもします。初めて読んだ作家さんではたまにこういう現象起こります。幾分か前よりは難しい本も読めるようになったはず。


 この年になって、自分と違う考えや思いつきもしなかったオチにまだ出会えるのってきっと幸せな事ではないかな。

 追記 ここで句点を使うんだとか斬新な文章をみて驚くことも結構あります。文章の内容プラス見栄えとかそういうもの込みで芸術なのかもしれません。

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