記憶って不思議

 最近ブームのリバイバル感覚が、徐々に短くなっているような気がしています。ついこないだ流行ったものがまたブームに?という感覚もあるくらいです。まだ正直懐かしいという感覚すらも湧いてきていない。とりあえず捨てずに持っておいて良かったと胸をなでおろす事も間々あります。


 情報が超高速化して現実の時間の流れと上手くリンクしていないように感じるんです。沢山の事をした日に限って、一日がものすごく長く感じたりとか。上手く言葉場で言い表せられない何とも言えぬズレが生じているような気分になりません?


 それとも単に私の老化現象なのか。結論はまだ出ておりません。ひょっとすると脳が、色んな情報処理に追いつききれていないのかも。ここ5年位自分の興味ある事ですらも、微妙に暗記力が低下した感覚があります。作家さんの名前一文字間違えるなど。全然違う訳じゃないのがまたなんとも歯がゆいですね。


 元々記憶力は、良い方だったんですが・・・。その代わり興味関心の幅は、30過ぎてからの方が断然広がりました。新しい趣味も出来たり、10代の時には絶対無理と思えた事にもしれっと挑戦できるので。きっと悪い事ばかりでもありません。脳が今までと違う事に機能を働かせてくれていると信じたい。それに人生を振り返ると、30歳手前くらいから食わず嫌い(食べ物に限らず)なくなったなぁ。これも一種の成長と言って良いのではないか。時にはそうやって自分を甘やかしながら、1日をやり過ごします。


 追記 近頃は専ら年配の作家さんの老いについて書かれた本を熟読してます。何だか年齢を重ねるのが、少し楽しみになってきました。


 

 


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