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【台湾ビジネス】台湾のAPEC代表にTSMC創業者のモリス・チャン氏

15日から17日までアメリカのサンフランシスコで開かれるAPECで、蔡英文総統はTSMC創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏を代表に氏名した。(注:2018年から6年連続で代表を務めることになる)総統府は今日開いた記者会見で、モリス・チャン氏はこの任務を喜んで引き受けるとともに、蔡英文総統が期待する結果を残せるように最大限の努力をすると述べた。

モリス・チャン氏は、蔡英文総統から与えられたミッションとして、以下の4つを説明した。「第一に、台湾は地域の平和と安定、発展に向けて努力をしなければならない。これに対してAPEC加盟国の反対は全くないだろう。第二に、台湾は各国と協力してより柔軟なサプライチェーンを構築する必要があり、台湾はすでにその実現に向けて相当な努力をしている。半導体に関して言えば、台湾と他国、例えばアメリカや日本、ドイツなどは生産と投資を拡大しており、より柔軟で回復力のあるサプライチェーンを構築していく」

 「第三に、GX(グリーントランスフォーメーション)や中小企業の労働者や女性の権利についても台湾は熱心に取り組んでおり、特にグリーントランスフォーメーションに関しては、具体的な目標を持っており、APECの他の代表者たちにしっかりと伝えていく」

 「第四に、DX(デジタルトランスフォーメーション)によって経済発展を推し進めていく一方で、デジタル格差についても解消に向けて取り組んでいく。クアンタ・コンピュータ(Quanta Computer)のCTOである張嘉淵氏は「Do AI yourself」という講座を開催しているが、必要であれば双方向の協力が可能であるとAPEC構成国に訴えていく。総統が私に与えた以上のミッションの遂行に向けて、全力を尽くしていく」


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