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角を矯めて牛を殺す

発達障害について考える時
必ず思い出すことわざがあります。

『角を矯めて牛を殺す』
少々の欠点を直そうとして
かえってそのもの自体を駄目にすること。
枝葉にかかずらわって
肝心な根本を損なうことのたとえ。
(日本語表現辞典Weblio辞書)

人より劣っているところばかりを気にしていると
その子自身の才能も、魅力も
全てをダメにしてしまいます。

そもそも人間は、多様性を武器に
生き延びにかけました。

勇敢さを武器に未開の地を切り開く人
正確さを極めた武器を精密に作り上げる人
繊細な感性を生かし心を豊かにしてくれる人
などなど…。
違いを価値に変えて生かし
生き伸びてきたのです。

もしも、多様性を排除しようとすれば
モノサシは単一化され
優劣が生まれます。

反対に、多様性を保たせようとすれば
モノサシはいくつも存在するので
優劣は固定化せず
バランスのとれた社会になります。

私たちは、多様性を活かす社会を
つくらなければなりません。

人並から外れることを怖がらないで。

人の考え方・ものの捉え方は
目で見えるわけではありませんが
人から人へと伝わり
相手の人生に
大きなダメージを与えたり
容易に命を奪うことすら出来る
威力を持ちます。

それは、まるで
致死率の高い新型ウイルスのよう。
相手に危険を知らせず
考え方を周囲に感染させていくからです。

時には立ち止まって
自分の考え方・ものの捉え方は
大丈夫だろうか。
知らず知らずに汚染されていないだろうかと
点検することはとても大切なことです。

鶯千恭子(おうち きょうこ)

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