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私がアーユルヴェーダを伝え続ける理由②

先日、ご相談を受けている時にふと思い出したことがありました。
スリランカでアーユルヴェーダセラピストとして働いている時に、カウンセリングにいらした1組の日本人夫婦の事です。

ハネムーンでせっかくだからとアーユルヴェーダを受けに来られたのですが、カウンセリングをした時に「子どもが欲しいのですが・・」と奥様が一言おっしゃいました。
Dr. Dinesh は脈診だけでその人の体質だけでなく過去の病歴など事細かに分かり、日本の雑誌にも「Dr. CTスキャン」の異名で取り上げられた先生だったので、もちろん夫婦の体の状態はすぐに分かったようでした。
でもそれを本人たちに伝えることはありませんでした。

まず第一に2泊3日の時間しかなかったこと、本人たちが不妊治療を求めてきた訳ではなかったことから具体的な指導などがなかったのだと思います。

でも私の心の中には「長期的なお付き合いが出来ればお役に立てたかもしれない」という想いがずっと残っていました。それは沖縄で施術している時にも常々感じていました。マッサージを喜んで頂けるのはとても嬉しいことだけれど、その方の毎日がもっと心地よく、希望と歓びに溢れた人生になるためには、その方が自分の心と体の状態と向き合い、整った状態を自分で作れるようになること、それが本当は必要なことだと感じたからです。

アーユルヴェーダの智恵には生活に溶け込んだ様々な知恵があります。自分の体質や地球上に起こる自然のリズムを意識しながら毎日を過ごすことで、より良い人生が送れるようになります。そのお手伝いが出来ればと今日もアーユルヴェーダのことをお伝えしています。

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