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ネスカフェ香味焙煎2種、飲み比べてフレーバー表現の練習をしてみました。

前回はゴールドブレンド3種を飲み比べましたが、今回はワンランク上の「香味焙煎」2種を飲み比べ&フレーバー表現の練習をしました。

「初心者でもわかる!3ステップ、フレーバー表現一覧表」はこちら↓

前回のゴールドブレンド飲み比べはこちら↓

香味焙煎の特長

メーカーのHPでは「そのコーヒーの名は、香りから始まる。」「そう名乗るだけのことはある。」とあるように、「香り」がより豊かになったというのが特長のようです。

さらにHPを読み進めていくと、
香味真空氷結製法」という言葉が出てきました。
これは、

【アロマティックロースト】ー最適な焙煎
職人が、千通り以上の中から豆の組み合わせを厳選し、香りと味わいを最大限に引き出す焙煎度で焼き分ける。

メーカーHPより

とのこと。「千通り以上の組み合わせ」というとスゴく聞こえますが、豆の種類(原産地)がわからない(原材料名:コーヒー豆(輸入)となっていますので)のがちょっと残念。

それと、「香りと味わいを最大限に引き出す焙煎度で焼き分ける」っていうのは、自家焙煎をしている人ならみんなフツーにしていることじゃないのかなぁ。

ブレンドする豆を、「マンデリンはマンデリンだけで、ブラジルはブラジルだけで、それぞれに焙煎してから、豆から粉にするときに、例えば6:4とで豆を入れる(ブレンドする)」ってことと一緒だと思います。
「マンデリンもブラジルも横着して一緒に焙煎しちゃいます」ではありません、ってことだけなのかなぁ、と。

なので、すいません、「アロマティックロースト」に関しては、フツーのことかと感じました。

【真空アロマ抽出製法】ー香りを真空で凍らせて(氷結)閉じ込める技術
粉砕した焙煎豆から立ち上る香りを真空、超低温下で瞬時に凍らせることで、上質な香りを逃がすことなく製品に封じ込める。

メーカーHPより

自家焙煎ショップから新鮮なコーヒー豆を購入している人なら、ミル(グラインダー)で豆から粉に粉砕したときの、何とも言えない「フワッと立ち上ってくる幸せなコーヒーの香り」を嗅いだことがあると思います。

その香りをそのまま「瞬時に凍らせることで、上質な香りを逃がすことなく製品に封じ込める」ことができているのなら、これは本当に素晴らしいことだと思いました。ちょっと期待してしまいますね。

既定の1本(容量2g)で140mlで淹れました

今回もメーカー推奨の美味しい飲み方(2gで140ml)のお湯で淹れて、最近YouTube動画やレシピなんかでもよく紹介されている「美味しいインスタントコーヒーの淹れ方」で試してみます(①粉を少量のお湯(8mlぐらいまで)で完全に溶かして濃い原液を作る。②その濃い原液に既定の容量までお湯を注ぐ)。
 ↓濃い原液を作ったところ。ここで一旦香りを嗅いでおきます。

 ↓既定の140mlまでお湯を注いだところ。

はい、完成です。
やっぱりインスタント(ネスカフェは正確には「レギュラーソリュブルコーヒー」ですが)はお手軽です。

ゴールドブレンドの時は、既定の1杯(2g、140ml)ではコーヒー感が薄いと思いましたが、香味焙煎はそんなこともなく、しっかりとコーヒー感を味わえました。

コーヒー感の比較は?

ゴールドブレンドの時にメーカーが用いていた「コーヒー感(コーヒーの味わいを数値化したもの)」で比較すると(個人的な感想ですが)、
香味焙煎 柔香(やわらか):4 (140mlで)
香味焙煎 豊香(ゆたか):5 (140mlで)
ゴールドブレンド:3 (120mlで)
コク深め:4 (120mlで)
香り華やぐ:2 (120mlで)
といった感想です。

一応、誤解のないように書いておきますね。
このコーヒー感とは、コーヒーの「コク」のように考えてもらって良いと思います。

「香り華やぐ」は2ですが、だからといって「美味しくない」わけでは決してありません。純喫茶店などの深煎りではなく、スペシャルティーコーヒーやシングルオリジンのような酸味や香りを楽しむ浅煎りが好みの方向け、ということですので。

香味焙煎 柔香(やわらか)のテイスティング

メーカーHPには、
「澄みわたる、柔らかな香り。
まろやかな酸味、すっきりとした後味」
とあります。

なるほど。個人的には、
「ピーナッツの香り 広がりのある酸味、やわらからな苦味
後味にパッションフルーツを感じる」
って感じでした。

フードペアリングは、アップルパイや、香りよりも甘み重視(香りは柔香にしっかりあるので)のフルーツタルト系かなぁ、と思います。

会社なんかで、行列のできるお店のスイーツを休憩時間に皆で食べる時とかに、いいんじゃないでしょうか。
ちょっと贅沢な気分になって、モチベーションもあがりますよ、きっと。

香味焙煎 豊香(ゆたか)のテイスティング

メーカーHPには、
「濃厚でいて、豊満な香り。
深みを重ねたコク、透明感に満ちた後味」
とあります。

はい、わかります。個人的には、
「ビターチョコの香り やさしい酸味、厚みのある苦み
心地よいコクと苦みが後味まで続く」
って感じでした。

フードペアリングは、ずばりガトーショコラでしょう。
豊香のコクと苦みからガトーショコラのビターなカカオ感を味わうと、
もう「幸せホルモン、セロトニン」が脳内に抽出されそうな感じです。
週末、疲れた体を引きずって家族で買い物に行ったとき、
自分へのご褒美にこの組み合わせで買って帰ってはいかがでしょうか。
きっと、疲れを忘れさせてくれますよ。

まとめ

さすがに「そのコーヒーの名は、香りから始まる。」というだけあって、2種類ともインスタントコーヒーとは思えない「香り」の良さがありました。

香味焙煎 柔香:
「ピーナッツの香り 広がりのある酸味、やわらからな苦味
後味にパッションフルーツを感じる」
フードペアリングは、アップルパイや、フルーツタルト系。
ちょっと贅沢な休憩時間に。

香味焙煎 豊香:
「ビターチョコの香り やさしい酸味、厚みのある苦み
心地よいコクと苦みが後味まで続く」
フードペアリングは、ずばりガトーショコラ。
週末、疲れを癒したい自分へのご褒美に。

あくまで、「コーヒー愛好家」としての個人的な感想ですので、
皆さんそれぞれ感じ方も違うと思います。

ただ、
それぞれ皆さんが「ツウ」っぽく表現できれば楽しくなりませんか。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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