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名前惚れの話。

時々名前に惚れるんです。たとえば、音が良いとか、苗字と名前で韻を踏んでて良いとか、そういった理由は何もないんだけれども、感覚的に名前に惚れます。これはきっと第六感の仕業です。

今までに出会ったなかで、名前を見るたびに、あ〜〜って悶絶しちゃうのが、水咲さん。これはホントにぶっちぎりでセンスの塊。水に咲くって書くことが、そもそも詩的で、2文字とも漢字がシンプルなのに対して、音は複雑さを持ってる。これ以上素晴らしさを言語化出来ないし、したくもないけど、この名前だけは本当に綺麗。両親にこっちから感謝したいぐらい。

それと、言織。原田マハさんの『本日はお日柄もよく』からエンディングに出てくる名前なんだけれども、クライマックスで盛り上がってるところに、こんな抜群に名前フェチをくすぐる名前をポンっと入れてくる原田さんのパンチ力。「言葉を織る」で「いおり」と読ませるなんて!これがまた、すごくストンと入ってくる。言織って文字を見たときにもうグハッって倒れた。しかも、この名前は作品のテーマにすごく沿ってる名前で、最後の最後までストーリーはもちろん手を抜かず、それのみか、名前まで凝るなんて...ってなります。もし子どもができたら原田さんに名親になってほしいぐらい。

あと、本から取った名前と、家族や親戚から取った名前もすごくいいなと思います。ちなみに僕の弟の名前は本から取ったもので、母が好きだった本の主人公から。兄からすると、主人公とは似ても似つかねえなって感じですが。

新しい生活が始まると知り合う人が多くなって、いろんな名前に出逢うので、密かに楽しみにしてるのが、この名前チェック。また色々出会えそう。

p.s. 春シリーズ。今日は春日和だったので。あと、「はいり」さんも好きです。片桐はいり。

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