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ラジオについての話。

音楽が好きで、特に、この曲をずっと聴いていたい!ってときにウォークマンはとっても便利。いつでもどこでもボタン一つで、あの機械は自分の世界だけにして、外界とシャットダウンしてくれる。今のウォークマンは三代目、NW-A50シリーズのレッド。カバーはブルー。

中2のときに初めて買ってもらったウォークマンは、2GBの容量しかなかった気がする。今のは40GB(本体メモリとSDカードのメモリを合わせて)ぐらいあるから、それと比べても初代はかなりショボかったし、たしかアルバム十数枚しか入ってなかったと思います。

でもあの頃はそれで十分満足で、あの2GBはいわば、運転免許のような自分の証明書。あのときお気に入りのアーティストを入れて、ずっと聴いていた。


中2の修学旅行はNZで、ウォークマンは持参可だったから(携帯とかカメラはアウト、みんな持っていってたけど)もちろん持っていった。6日間の間に、日本で満タンにした充電が無くなるのは分かってたから、わざわざ海外用の対応プラグとそれなりに大きい充電器も持っていった。飛行機の中とか夜とか、一人の時間でずっと音楽を聴いていた。

時が経つにつれてウォークマンの中身はどんどん厚くなって、自分の好きなアルバムがどんどん入っていって、自分好みのウォークマンができあがる。

今でもTSUTAYAで新旧問わずアルバムをレンタルしてるし、常にウォークマンに入れ続けてるから、これで自分のコレクションは完成!みたいなことは決してないんだけど。いつまでも建設中の自分の城だ。ディズニーランドのような。

でも時々、曲の選択画面で指が止まるときがある。何を次に再生すればいいのか分からなくなって、迷子になる。数千曲は入ってるのに聴きたい曲が見つからなくなる。ウォークマンにはシャッフル再生機能もあるけれど、それを使うのもなんか違う。好きなものしかないはずなのに。選択という動作を全く行いたくなくなる。

そんなときはFMラジオに限る。選択しなくていいんだもん。ラジオも言ってみればシャッフル再生みたいなものだけど、あれは完全に身を任せられるシャッフル再生。自分の狙ってた音楽なんてほぼ回ってこないし、ハマる曲が流れてくる確率だってかなり低いもんだけど、それでも聴いてられる。

好きなものに囲まれすぎていることに疲れるのかもしれない。決して飽きてしまったわけではない。ウォークマンは自分の世界に閉じこもらせてくれるけれど、閉じこもらせるからこそ、何をしたらいいのか分からなくなってしまうだ、きっと。

TSUTAYAはアルバム5枚で1000円なので、借りたい曲が5曲溜まったときに借りに行く。情報収集は専らYouTubeかラジオ。YouTubeじゃ自分で曲を選ばないといけないが、ラジオは勝手に流してくれる。だからこれからも聞きますよ、ラジオ。聴きます、かな。

関西で流れる音楽系のFMラジオってKiss FMとかエフエム大阪とかFM802があるけど、ベースはやっぱりFM COCOLOになってます。PACIFIC OASISが好き。小学校から通ってる地元の散髪屋さんがCOCOLOを流してたっていうのが大きいのかな。洋楽が多いし、穏やかなリズムのものが多いから耳の休憩にちょうどいい。カマサミ・コングさんの声も渋すぎて。そんなこと言い出したら、佐野さんの前の小谷さんとのコンビが一番好きで、マミコング終了を聞いたときはなかなかショックだったり、同時期にヒロTのDJ引退とか色々あるけれども。

p.s. 今日はSalleyのうららさんの誕生日ということでSalleyのデビューソング。
デビュー曲(赤い靴)は、映画館で初めて聴いて惚れて、デビューシングルは初回限定盤のを買った記憶がある。今年の3月末で解散しちゃって、今はソロでお二人とも活動してるので、楽しみが2つに増えるというふうに思い込んで、、、

p.p.s ちなみにギターの上口くんもnoteをされています。

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