見出し画像

嵯峨谷の歴史 第3回

嵯峨谷には「神踊り」と呼ばれる伝統芸能がある。

こんにちは。第三回 嵯峨谷の歴史です。

今回、紹介しますのは、
嵯峨谷の一大行事「神踊り(こおどり)」です。  
毎年、八月十五日に行われるこの神踊り。
一体いつから行われているのか?         どういう意味をもつお祭りなのか?        神踊りとは何なのか?                            

神踊りとは?

神踊りは、氏神若宮八幡神社に室町時代からの伝承である。
起源についての記録は江戸時代に焼けたため、分からない状態で今も調査されている。この踊りは、村人の「家内安全・五穀豊穣」の熱い願いが籠った、昭和五十三年に無形民俗文化財に指定された奉納の儀である。盆の十五日に太鼓を打って踊るので盆踊りと間違われるが、歴とした秋祭りである。
新暦ではなく、旧暦のままの八月十五日に行われ全国的にも珍しい風習である。また、「神踊り」は「笹ばやし」と呼ぶことが多く、願籠めのため戸主の氏名を書いた短冊を笹につけて神前に供えるからだと言われています。この地では盆踊りのことを「ヒトボシ」と称されている。


男によって継承される神踊り 

この踊りを伝えてきたのは、若宮八幡神社の氏子のうち嵯峨谷地区の本郷に居住する二十三軒の氏子で、踊り子は十五歳から二十五歳までの男子独身者に限られて、特に大太鼓を打つ者は長男でなければならないとされてきました。現在では踊りを伝承していくために妻帯者を含めて取り組んでおります。だから、嵯峨谷の男はみな神踊りの経験があり、村をあげて継承されている。なお、若衆入りの祝儀は、昔は米であったが、現在は清酒である。
「神踊り」に関するすべて男子の務めとされ、着物の着付け以外は女性は一切関与できない。それは現在でも男子だけの取り組みが堅く守られている。

いかがでしたか?                次回の”嵯峨谷の歴史”は、
「神踊りの曲目と解説」です!       
 楽しみにしていてください!

大阪芸術大学嵯峨谷キャンパスでは、嵯峨谷の昔ながらの文化、歴史的なものに焦点をあてた記事を発信していきますので、是非そちらもチェックしてみてください!
また、嵯峨谷プロジェクトでは、こちらの学生が運営するNoteに加え、最新情報お届け満載のTwitter、嵯峨谷に暮らす地域の方が発信するInstagramのアカウントもございます!嵯峨谷プロジェクトの様々な活動を見ることができますので、ぜひフォローの方、よろしくお願いします!

執筆メンバー 野口、楠本


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?