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就活が終わったので体験記を書いてみる

皆さんこんにちは。じゅんと申します。
この度無事(?)就活を終えたので就活生時代を振り返っていこうと思います。

not帰国子女、not体育会系、not院生、not高GPAという凡人であり、「ガクチカ」という言葉を「学校から近い」だと思っていた程就活に疎かった私でも、1年間戦い抜いたことでそれなりに強い就活生になれました。

本記事では、その過程とアドバイスを記していきます。
拙文ではございますが、これから本格的に就活を始める皆さんの参考になれば幸いです。

本記事は大まかに以下の2部構成になっています。



それでは前者の方から進めていきます。

・1年間何をしてきたのか(自分語り)

就活を始めるまでの背景を軽くお話しします。
私が大学に入る前は、理系の単科大学ということもあり、「将来はエンジニアとか研究者になるんだろうなぁ…」と漠然とした将来を描いていました。

しかし、いざ入ってみると不思議なことが起きました。
「あれ…?プログラミングも実験も楽しくなくね?????」

そうです。理系科目(特にプログラミング関連)が尽くできなかったのです。
大学1年生にして、完全に入る大学を間違えたことに気づきました。

それよりも、楽単と聞いて履修した経済学の講義が非常に面白く、自主的に経済の勉強を始める始末でした。
そのような中で将来を考えた時に、「大学院に行って楽しくもない研究をするより自分の好きな経済や金融の分野でさっさと仕事する方が良いじゃん」という思いが芽生え、大学2年生の後半頃から就活を意識し始めました。

弊学から金融の領域に進む人はほぼ皆無であり、文系大学のトップ層がライバルになると考えたため、自身に知識を付けつつ就活の武器になるような資格を取ろうとひたすら勉強していた期間が半年くらいありました。

大学2年1月〜大学3年4月
証券アナリスト(金融系の人が入社後に取ったら褒められる感じの資格)の勉強に注力していました。一次試験における証券・財務・経済の3科目のうち証券・経済の2科目は合格しました。
(基本的にこの内容をガクチカで話していました)

4〜6月
外資系企業を意識していたこともあり、最低限の英語力をつけようと約2ヶ月間TOEICの勉強に注力しました。スコアを615→845まで気合いで押し上げ、外資系に申し込んでもギリ許されるラインまでは持っていくことができました。



そして大学3年生の6月。本格的に就活をスタートしました。
ですが、スタートしてすぐあることに気づきます。

「ん?サマーインターンの申し込みもう終わるんじゃね??」

そうです。日系企業はともかく外資系企業の申し込み期限はほとんど6月中だったのです。しかも外資系はインターンが前哨戦みたいな所があり、通らないと本選考へ進むことはほぼ出来ないという現実がありました。
明らかに出遅れていることを理解しました。

なんとか申し込みだけは終わらせましたが、当時はES(エントリーシート)の書き方もわかっていなかったため、ほとんど書類で弾かれた他、運よく通過してもwebテストの対策ができておらず面接に進むことさえできないという状態でした。

資格面でアドバンテージを得たと思っていましたが出鼻を挫かれました。
しかし、負けるのも当然です。
実態として、学歴、経験、コミュ力、地頭全てで私以上の就活生達が、大学2年生の内から選抜コミュニティ等に入り、ガチガチに対策をしてようやく戦えるラインに立てる。私が飛び込んだのはそんな世界だったのです。


自身の甘さを認識し、そこから就活に臨む覚悟が変わりました。
学歴や地頭や性格といったものは変えられないので、とにかく努力量だけは誰にも負けないことを意識して進めていきました。



7月
自己分析と業界理解を深め、ES用の文章を洗練させていきました。
また、webテストの問題集(1冊)を完璧に仕上げました。
後半は説明会や選考なしのインターンに参加しつつ、ひたすらサマーインターンの申し込みをしていました

8月
7月に運よく通ったインターン(選考はほぼESのみ)にぼちぼち参加していました。
文章が洗練されたこととTOEICの点数を更新したことによってESの通過率が格段に上がりました。昔のESを見ると「私はただの電子ゴミを量産させていたんだな…」と恥ずかしくなってしまいます。
また、"ESは通るが面接で尽く落とされる"ようになったのがこの時期です。
オンライン面接でも基礎的な質問にはカンペを読んでなんとか答えていましたが、深掘りや突飛な質問を受けると固まってしまい30秒くらい話せないような状態でした。
滑舌も悪いため余計上手く通じず、「そりゃ落ちるよな〜」という感じでした。


9月
面接経験が2桁に突入し、選考ありのインターンにも少しずつ受かるようになったことで、ほぼ毎日のようにインターンに参加していました。
運良く外資系の投資銀行にも引っ掛かりジョブに参加することができましたが、周りとの圧倒的なレベル差によりボコボコにされました。
また、長期インターンにも参加しお金を稼ぎながら働ける快感を味わっていました。
資格面においては、証券アナリストの財務に合格し"一次合格"という肩書を得た他、証券外務員一種(金融機関にいる人は絶対取らなきゃいけないやつ)にも合格し、自身の武器が完全に整いました。
上記のように全体的にかなり上手く行っていたので、就活が少し楽しくなったのがこの時期です。(夏休みは消失しました)


10月
サマーインターンが終了し、本格的に本選考の準備期間となってきました。
この時期の課題としては、GD(グループディスカッション)で勝てない事と面接経験が足りてないという2点がありました。
そこで前者については、毎日1人GD練習をした他、就活サイトが開催していたイベント(ジョブチャレとか)に参加しGDの経験を積んでいきました。
後者については、「実践あるのみ」という気持ちと僅かに関心がある業界であったことから、選考が既に始まっていたコンサルティング業界の本選考にひたすら応募し、面接を受けていました。
大学側が提供している就活支援(面接対策)にも行ってみましたが、志望業界の情報は全然無く、「君は一人で出来そうだね」と言われる始末でした。
(後、かなり思想が強かったので大学に頼るのはオススメできません)


11月

運良くサマージョブに参加できた外資系投資銀行と、長期インターンでお世話になった企業の早期選考がありました。
念入りに対策を行い、自信を持って臨んだつもりでしたが結果は惨敗。
当時はこの2社のどちらかに行きたい思いが強かったため1週間くらい落ち込んでいました。特に長期インターン先の企業には「一緒に働こう!」と言われていた程だったため容赦無く切り捨てられ、人間不信が募っていました。
精神的負担としては11月が一番きつかったんじゃないかと思います。
しかし、落ち込みながらも完全に動きを止めることはなかったため、この時期の私を褒めてあげたいです。

12月
サマーインターンで15社以上参加し、業界理解は大体できていた為、冬のインターンに参加するモチベはあまりありませんでした。優遇がもらえそうな数社にのみ参加し、後は本選考の面接やその対策に時間を充てていました。
そこまで焦っていなかったつもりでしたが、内定報告をする人が増え始め、割と早く始めたのにまだNNT(無い内定)の自分が情けなくなっていました。


2024年1月
年末年始はどの企業もお休みということで上旬は束の間の休日を味わっていました。
そして1月中旬、初内定を頂くことができました。これまで散々否定されてきた自身が認められ、どこか報われた気持ちになりました。
また、その他の第一志望群の企業の面接も順調に通過していき、だいぶ上手く行っていた期間になります。
内々定を頂いたことで、これまで乱れ打ちのように受けていたコンサル業界の面接はストップし、量より質重視で進めるように方向転換しました。


2月
インターンで優遇を頂いた企業を中心に本選考の面接を受けていました。
大学の期末期間と重なっていたため、スケジュール調整にあくせくしていました。

3月
一番忙しかった一ヶ月かもしれません。(名目上)就活が解禁したこともあり、ES提出や面接の予定で毎日埋まっていました。内々定の数が3つになり勝てるイメージが強くなっていきました。

4月
カレンダーを見返したくない月ランキング第一位です。
毎日面接が3個程入っているのがデフォルトで、意味がわからない生活をしていました。体にも負担が現れ始め、白髪が増殖したり、夜2時間おきに目が覚めたり、危険なレベルの高血圧になったりと限界になっていました笑
そんなギリギリの中での4月下旬、とうとう第一志望群の企業から内定を頂き、就活終了が目前となりました。


5月
内定承諾、選考中企業の辞退等、諸手続きを終えた後、5/8に就活を終了しました。就活が終わった嬉しさよりも「やっと終わった….」という解放感の方が強かったです。





・これから就活をする方向け

自己分析、WEBテスト、ES等やるべきことを挙げたらキリがありませんが、この時期に言えることとして、まずサマーインターンに申し込んで行きまくって下さい。今の段階で業界を絞る必要はないため、気になった所は全て申し込むぐらいのノリで良いと思います。
インターンでの業務理解や優遇なども勿論重要ですが、それ以上に"インターンに参加する過程"が就活力を上げるのに必要不可欠だと考えています。

「興味のある業務、企業を調べる→ESを書く→テストを受ける→GD,面接を受ける→インターンに参加する」
この一連のフローを何度も経験しているかどうかで、本選考を受ける時期に発揮できるパフォーマンスが格段に変わってきます。

よっぽどの能力や経歴がない限り、本選考の時期から就活を始めた人が前々から始めていた人達に勝てない現実があるのはやはりこの経験の差が大きいと考えています。
 大学院に行こうと考えている方も、どちらにしろ就活をする未来は変わらないため、わりかしゆとりのあるB3のうちに企業研究をしてみたり、興味あるインターンに参加してみたりと軽く就活をしていて損はないと思います。
後々に後悔しないよう早めに動き出すことをオススメします。本当に

大体以下のようなスケジュール感を持っておくと良いかと思います。

(参照)外資就活ドットコムより



ここからは必要な要素について簡単に記しておきます。


ES

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について、「ガクチカがない〜」と言っている人もいますが絶対何かはあります。
そもそも何か大きい経験をガクチカにする必要もなく、「貴方が何を考えてその経験をしたのか、どういう過程があったのか、その結果とそこから何を学べたのか」というような流れで伝わりやすいように喋ることができれば、それは立派なガクチカになります。
弊学ならどの講義も大体きついのでその内容を話しても良いかもしれません。

ESの中で一番大事な項目が志望動機です。
ここはイケてる文章を書くのも確かに良いですが、それよりも「なぜ御社でないといけないのか」という点にしっかり言及するべきだと思います。
私は大体いつも「2点ある」と先に述べたうえで、1点目に「なぜ御社の業界か(そこで何をしたいか)」、2点目に具体性を含めつつ「なぜ御社でないといけないのか」について書いていました。"具体性"は難しいですが、説明会・インターンに参加した際の話や、選考を通して生まれた価値観等の要素をよく含めていました。


他の質問については、大体同じような内容を聞かれるため、書いたものはメモをしておいて他企業で使い回せる部分は使い回していきましょう。
ESは面接の土台になるため、ESに一貫性があって完璧に詰められたものなら面接でも必ず話せるようになります。日々改善していくようにしましょう。

私は我流でESを完成させましたが、メンターや添削してくれるサービスなどに書いたESを見てもらって、修正点を教えてもらう方が絶対良いと思うので頼れる部分は積極的に頼っていくべきです。
基本私も暇なので関わりがある方はどんどん頼って下さい。


参考までに私のガクチカ(ES,面接兼)を載せておきます。
(私は資格の勉強に最も力を入れてきました。
具体的には、去年証券アナリスト1次試験に合格したエピソードがあります。
私自身理系で、証券や財務の知識は皆無でしたが、受験生の層としては証券会社に勤めている方が多いというディスアドバンテージがある状態でした。その中で合格するためには誰よりも多く勉強する必要があると考えました。
協会テキストの他、試験の過去問を自身で6年分用意し、約4ヶ月間、毎日平均で8時間程勉強した結果、無事合格を勝ち取ることが出来ました。
テキスト代、受験費用等も全て自分で賄い、完全に0から独学で合格出来たという経験が私の自走力を向上させたと実感しています。
これから2次試験の勉強に取り組み、今年6月の試験で合格、資格取得を目標に努力し続けていこうと考えています。)

結論ファーストで前提→過程→結果→学びのフローで作っています。
定性よりは定量的(数値多め)な方針で作った方が説得力が増すと思われます。



テスト系

足切りで使われることが多く、一定割合を超えてないとそもそもESを読まれないことが多々あります。
形式としてはSPIや玉手箱と呼ばれるものが多いです。大体は能力検査(言語、計数)と性格検査に分かれており、たまに英語力や構造力を測る検査を出す企業もあります。能力検査の方は、時間制約が厳しいだけで、(皆さんなら)難易度で困ることはないため、少なくとも対策本一冊に取り組んだ後は複数企業のテストを解く中で洗練されていくと思います。
巷で出回っている解答集もありますが、精度が悪いものも多いので、利用するのであれば適宜修正しながら使うことをオススメします。
性格検査の方は、その企業に適する人材かどうかや一貫性があるか(見栄を張ってないか)を測るものであるため、正直に答えるのが一番良いとは思います。しかし、その企業や職種において明らかに不適切なもの(例えば、営業志望なのに"人と喋るのが苦手"に⭕️する)には気を付けて、最低限その仕事に適性があることを示した方が通過率は上がると感じています。



GD(グループディスカッション)
一番最初にGDをした時、一言も喋れずに終わった事は今でも覚えています。
本当に情けなくて、そこから一人GD(周りに人がいる前提で一人で議論をしていく)を毎日するようになりました。webで検索すると、いくらでも回答例付きのお題が出てくるので皆さんも時間を計って一人GDをすることをおすすめします。インターン時点ではボロボロでしたが、本選考でのGDは全勝したので努力は裏切らないものです。
お題の形式にも依りますが、GDの基本型として、「前提(定義付け)→発散(アイデア出し)→収束(まとめる)→発表」のフローで進んでいきます。
また、始める段階で大体役割決めを行います。役割には、「ファシリテーター(司会)」、「書記」、「タイムキーパー」、「フリー(アイデアマン)」等があり、どのポジションが良いか議論が尽きません。個人の性格や特性によってどれが適しているか異なるため、どのポジションも経験してみた後一つに定めて、GDが開始してすぐ、そのポジションに立候補する方が良いと思います。
無限に文章が長くなってしまうため、私がどのような戦略でGDを行っていたか具体的に気になる人は個別で聞いて下さい。



面接
「最初の10回は全部落ちるぐらいの気持ちで行くぞ!」と特攻していたら本当に10回全部落ちて笑いました。

正直面接は場数です。50回ぐらい面接をすれば誰でもそれなりに話せるようになります。正確に数えてはいませんが、私は100回以上面接をしていたような気がします。
就活解禁する頃の私は、頭が真っ白な状態でも口から勝手に自己紹介やガクチカの文章が出てくるようになっていた他、一次面接で落ちることは無くなったので、きついですが面接に苦手意識がある人こそひたすら場数をこなすことをオススメします。
(余談ですが、WEB面接と対面面接では勝手が全く違います。WEBではカンペを用意することもできるため派手にやらかすことは少ないですが、対面だとカンペも見れず、実際のコミュニケーションに近いため緊張度が増します。WEBが多いと思いますが、最終面接は9割対面なので早めのうちに対面面接を経験しておくべきです。)



また、滑舌が非常に悪い人間なので朝に必ず滑舌練習をしていました。
オススメの動画を紹介しておきます。滑舌が悪いと自負している方は是非
https://www.youtube.com/watch?v=bqnH2pciiNY&t=623s

段階毎に簡単に

一次面接
人物面接(自己PR、強み弱み、個性等しっかり自己分析が出来ているか問われる)であることが多いです。
身だしなみ、マナー等の基本を守りつつ、ゆっくりハキハキと喋りましょう
よっぽど難易度の高い企業でもない限り、基本的な受け答えができれば(ある程度の場数をこなした人なら)問題ないかと思います。
逆質問は2個以上することをオススメします。

二次(~最終まで)面接
この段階が一番難しいと感じています。
志望動機をしっかり詰めること、自身の話に一貫性を持たせること、志望度の高さを暗に示すこと。
重要な要素は沢山ありますがとにかく時間をかけて対策して下さい。

最終面接
何故か最終面接は全勝したので逆に良くわかりません。
ここまで来たらほぼ合格ラインには乗ってるはずなので、前日によく寝て、絶対に入りたいというパッションを伝えられれば良いのではないでしょうか。
私は、ある会社の最終面接にて圧迫されながら働く覚悟を問われ、「御社と墓場まで行きます!」と叫んだ覚えがあります。


共通して言える事として、面接の中で詰まってしまった質問や上手く伝えられなかった質問などは必ずメモをし、次回の面接までに回答を練り上げてプラッシュアップするようにして下さい。
改善をしつつ経験を積めば絶対勝てるようになります。


インターンシップ
経団連の意向により、我々25卒からは「5日以上のインターンはそのまま本選考の参考にして良い(そのまま選考ルートへ繋げたり、囲い込んで良い)」というように変更されたため、特に中長期のインターンの重要性が高まることになりました。
優遇を狙って5日以上のものばかり狙い撃ちするのも作戦の一つですが、正直5日未満のインターンでもほぼ優遇があると言って過言でないため、興味のあるインターンには全て申し込むぐらいの気持ちで良いと思います。

また、インターン参加者の一部優秀層のみに早期選考の連絡がくるパターンもあるため、インターン参加中は楽しみつつも選考の一環であることを意識しておいて下さい。

私自身、夏冬含めて20社以上のインターンに参加しましたが、早期選考の案内の他、選考過程のスキップといった優遇も多々ありました。
優遇面、そして就活力を高めるためにもインターンは参加得だと感じています。
余談ですが、夏は特にインターンと大学との両立が大変でした。企業側は「もう授業ないよね〜」のスタンスでくるうえ、実際に文系大学生達に聞いてみると授業がほぼないという方達が多く、毎回枕を濡らしていた覚えがあります。弊学は"就活をしやすい環境"とはほど遠いですが、上手く時間をやりくりして頑張りましょう…


オススメアプリ(私が使ってたやつ)
マイナビ(大体の企業が探せ、エントリーできる)
・リクナビ(企業によってリクナビ専用とかがあったので使ってたけどマイナビだけで良いと思う)
・one carrer(企業毎に先人の選考過程が数多く掲載されている。ESを書く時や面接前に必ず見るべき)
・就活会議(one carrerより掲載数は劣るが、選考の雰囲気や内容が詳しく書かれている)
・外資就活(外資狙う人は必須。業界毎の有名企業を狙うコミュニティや掲示板もあるため情報交換に役立つ)
・campus carrer(説明会とかのイベントが多いので初期に役立つ)
・offer box(主に中小企業からオファーが来て自己肯定感が上がる。普通に探していれば出会えない企業とマッチングできるのでフィットする企業に出会えるかも。とりあえず内定欲しい人は絶対登録するべき)


おすすめYoutuber
就活系Youtuberは数多く存在していますが、エンタメ寄りのチャンネルは正直そこまで参考にならず、悪影響を受ける場合もあるのでオススメできません。
個人的にイチオシはwww.youtube.com/@syuukatumusouです。
この人は就活の現実や厳しさを突き付けつつ、勝ち方を的確に教えてくれます。人に頼らず就活をした私ですが、このチャンネルにはかなりお世話になったと感じているため紹介させて頂きました。


就活を通して学んだこと

・視野の狭さを実感できた
就活を始めて間もない時期は「自分にはこの企業しかない」、「ここが第一志望だ」と定めてしまいがちです。しかし、関わる企業が増えるにつれて「絶対にここじゃなきゃいけない」という企業は存在しないと考えるようになりました。また、今選んだ会社でずっと働く必要もなく転職・独立等選択肢はいくらでもあるという価値観になり、余裕を持てるようになりました。
皆さんにも是非広い視野を持って就活を進めて欲しいです。


・ロジカルシンキング
かっこいい言葉を使ってみました。
「論理的思考力」と訳すことができ、複雑な内容を整理・分解して分かりやすい結論を出したり、物事の因果関係を明らかにして問題の解決策を導き出したりするときに活用できるのが、ロジカルシンキングの特徴になります。
特にGDと面接を通してこの能力を高めることができたと実感しており、話に説得力が生まれたり、議論の矛盾やズレに敏感になるよう洗練されました。ただこの能力を高めた結果として、日常会話においても端的に話す癖が出たり、話の矛盾を指摘し、友人から顰蹙を買ってしまうという弊害が出たことがありました。
友達が消えるので就活におけるコミュニケーションを日常に持ってくることはオススメしません。

・話を多少盛るのは大丈夫
"就活で嘘をつくか問題"があります。個人的には、「大枠がずれてなければ話を盛ったり嘘をついても良い」というスタンスです。
年明け辺りまでの考え方として、「就活は企業と就活生の騙し合い」というような価値観を持っており、実際に、第一志望じゃない企業に第一志望だと伝えたり、ただの部員だったのにテニス部の部長をしていた設定にして話をしていたりと平気で嘘をついていました。
完全に経験のないこと(カンボジアで井戸を作ったりとか…)を話すとボロが出るためやめた方が良いですが、経験の大枠がズレておらず、あくまで自分事のように話せる内容であれば話を盛っても問題ないかと思います。
私も盛った状態の内容を何度も話すうちに、それが事実であるかのように思えてきて、ありもしない当時の苦悩や歓喜を感情を込めて話せるようになっていました。(ここまで来るとあんまりよくない)

・伝えることの大切さ
貴方がどんなに良い人でも、どんなにその企業で働きたくても、それを上手く相手に伝えることが出来なければ願いは叶いません。
自己をアピールする積極性や度胸、そして適切な言葉と温度感で伝える能力が非常に大事だと学びました。


・信じられるのは自分のみ
結局これです。サボるも頑張るも貴方次第です。
また、お世話になったメンター、友達、就活仲間などいるかもしれませんが、面接の場のような本番で戦うのは貴方一人です。
これまで頑張ってきた自分のことを信じきれるかどうかで、最後に笑えるかが決まるんじゃないかと考えています。


後悔したこと
・一人で就活をしたこと
圧倒的に一番の後悔がこれです。一人で就活をしてしまうと自分視点だけになってしまうため、ESや面接等で何が悪いか分かりづらく改善までに時間がかかってしまいます。メンターや就活強者の先輩等、頼れる人を見つけて並走してもらう形で就活をすることを強くオススメします。
また、病んだ時に苦しみを分かち合える就活仲間を作っておくと良いかもしれません。


・始める時期が遅く、覚悟が足りなかったこと
前述の通り、明らかに本腰を入れて始める時期が遅すぎました。低スペックなうえにスタート時期まで遅いとなれば勝てる訳がありません。
また、最初のうちは本当に覚悟が足りませんでした。「1年間戦い抜く覚悟」、「周りの就活生を蹴落とす覚悟」、「何度も落とされるのを受け入れる覚悟」
覚悟にも様々ありますが、統括して言える事として、「厳しい就活に本気で向き合う覚悟」が夏頃まで不足していたと思います。

・自分の実力を過大評価していたこと
資格面でアドバンテージを得たこともあり、他の就活生より高い位置でスタートできたと勘違いしていました。
資格はわかりやすい指標であるため、確かに武器にはなるのですが、それよりもESを書くための文章力や面接の技術の方が勝ち進んでいくためにはよっぽど重要であり、これらの力なしでは所謂"お勉強だけできる凡人"になってしまいます。
特に就活初期は、自分は周りより弱いという危機感を持ちつつ、上に這い上がるモチベーションで突き進むことをオススメします。


・本音の軸をもっと早くから考えておくべきだったこと
"就活の軸"をESや面接で必ず聞かれるため、良い感じの軸を語るのが定番ですが、それとは別に「自分がやりたくないこと」、「給与面」、「働き方」など企業側には話しにくい大事な軸があるかと思います。その軸に沿って、本心から働きたい企業を早めに探しておくことが重要だと思います。



終わりに
こんな偉そうに語っている私ですが、その実態はコミュ障吃音精神疾患持ちなので恐らく人並み以上に苦労し、何度もしにそうになっていました。
結果として有難いことに5社から内々定を頂きましたが、インターンも含めると恐らく100社以上エントリーしたので数々の屍を踏み越えてきた実感があります。

貴方が凡人であるならば、驚くほど最初は落ちます。
「弊学生なら就活は余裕だよ」みたいなことを言われるかもしれませんが、全然そんなことない(院生は余裕そう?)ので是非危機感を持って今すぐ就活を始めることをオススメします。
就活の中で病む時期もあるかと思いますが、根本では「俺を落とす企業もったいね〜〜〜〜〜〜」ぐらいのメンタル(強がり)で行きましょう。
そして、納得して就活を終われる瞬間まで動き続けて下さい。



ひっっっじょうに長い記事になりました。ここまでご覧頂きありがとうございます。
(主観多めかつ、所々上からの物言いになってしまい申し訳ありません)


もし何か就活で行き詰まったり疑問点があれば気軽に相談して下さい。
皆さんが就活強者になれることを祈っています!!

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