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何時間でもだべっていたいから彼らはファミレスを選ぶ〜無敵のスーパーボーイ武勇伝を語る〜
SixTONESの4thアルバム「THE VIBES」のユニット曲、田中樹と松村北斗のスーパーボーイに心が揺れた。
名曲なのか何曲なのかは分からないけど、空気感がすごくいい。
そうだ、この空気感、SixTONESのオールナイトニッポンで二人が織りなす空気感そのままなのだ。
二人はキャラクターは似てないのに、なぜかここぞという時にバッチリとハマる空気がある。
それは幼少期に流行った「市民プール」「セブンティーンアイス」「シーブリーズのフタを交換する」「水の中でわっかを動かして棒に入れるオモチャ」など聞いてる方も懐かしさに襲われるエモいワードで二人は共鳴する。
まさしくそんな二人の関係性が、「×言葉遊び」という確かに「二人ならでは」な世界観で表現されたのが「スーパーボーイ」だ。
田中樹が尊敬してやまないCreepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」にリンクするようなメッセージ。
自信を持つのに根拠なんていらない、「無敵のスーパーボーイ」のままで突っ走ってた頃の自分、あの頃ってすごく良かったよね。
と、ファミレスで語り合う空気感の一曲。
ふとこのMVを観て気付いたのだが、私はファミレスでしか表現できない空気感が好きなのかもしれない。
今まで特段気にもしたことがないが、ふと「あれ、私好きなのかも」と恋のように自分の中の気持ちに気付くことがある。
それはうどんだったり焼き鳥だったり、言葉にしたことはなかったけど気付けば好きだった、というもの。
何故そう思うようになったのか。
2つ、ファミレスで思い出すものがある。
人のセックスを笑うな
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みるめとユリが二人でデートする場所としてファミレスがある。
なんていうこともないワンシーンではあるのだが、みるめとユリがご飯を食べる場所として、それが39歳と19歳の男女だろうと、二人はファミレスを選んだのだ。
しかし二人の関係性、空気感が納得させる。
居酒屋とかバーでもなく、マックでもなく、ファミレスだったのだな。
お酒は入らず、肩に力入らず、ガヤガヤし過ぎてない二人にマッチした場所がファミレスだった。
THE3名様
石田まこちんの脱力系コメディ漫画のTHE3名様は常に舞台はファミレスである。
ファミレスといえばこの漫画。
ファミレス漫画。
「特別何もない」だけど平和。
事件が起こっても平和。
変わらない関係性、安定した関係性。
ファミレスでずっと居続けられる関係って、居心地がいいんだろうな。
居心地のいい関係の人といく場所。
仕事関係の人と行く場所としてはふさわしくない。
昔からの馴染みある人たちと行くから何時間でもだべっていられる。
いや、逆だ。
何時間でもだべっていたいから、ファミレスを選ぶのだろう。
何時間でも「なんでもない話」をしたい人達が選ぶ場所、ファミレス。
そこで繰り広げられる世界。
私の好きな世界が、「スーパーボーイ」のMVで表現されていた。
場所としてファミレスが選ばれた。
なんでもない話。
だけど、そこに二人の想いが思わず重なって創り上げられたような、そんな一曲なのだ。
早くアルバムがこの手に届きますように。
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