新大久保ドルの沼 2022/01/09
推しに最後に会ってから、もう2年が経ってしまった。
新大久保で毎週のようにライブに通っていた頃は、こんな状況になるとは思わなかった。
オンラインライブやオンライン特典会は、その時は楽しいけれど、終わった後の虚しさったら。。
ヨントン(映像通話/영상통화)の順番を待つ緊張感と虚脱感。
そしてヨントンが終わって、1人LEDリングライトを片付ける孤独感。
推しと話した内容を、友人とカカオでやりとりするのは楽しかったけど、やっぱり直接のサイン会で話す方が楽しかった。
私の推しは抜群に記憶力の良い人だった。
前に話した内容や、手紙に書いたことを覚えていてくれて、それは大手や中堅クラスのアイドルのサイン会とはまた違う、特別感があった。
大手や中堅クラスのアイドルは、覚えてもらうまでにものすごい熱量とお金が必要だから、私は今までそこまでの熱量をアイドルに発揮したことは無かった。
YouTubeやスカパーで見てるだけで満足だったし、サイン会はその場で楽しんで終わり。
付箋に書いた自分の名前を、アイドルが書いてくれるだけで満足だった。
アイドルが自分のことを認識して、個別にファンサービスをしてくれるなんて、初めてのことだった。
ずっと雑食のアイドルヲタクで、お気に入りのグループのコンサートへ行き、グッズを買う。
それだけで十分楽しかったのに。
新大久保アイドルにはまるなんて、思ってもいなかった。
推しにはまった理由は、その歌声がとても好きだったから。
ただ推しの歌が聴きたくて、ショーボックスに通っていた。
そのはずなのに、
今は推しと話した会話や、してくれたペンサを懐かしく思い出す。
最後のヨントンで、推しから言われた言葉。
ずっと幸せだったし、今も幸せ。
その答えを聞いて、推しはふふっと笑ってこう言った。
私はなんとなく、もう終わりなんじゃないかと感じた。
これが最後になるかもしれないと。
それからしばらくして、グループが解散したことをメンバーのインスタで知った。
あっけなく、終わってしまった。
私はまだ、沼から抜け出せずにいる。
これから推しの思い出をnoteに書いて、少しずつ自分の中で消化しようと思う。
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