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Yuka Miyamaさんが選ぶワインに惚れた話し

お疲れ様です。
福岡県の篠栗町というベッドタウンにて欧風食堂オッタントットという洋食店をやっています。

今日は #夏のオススメ  という事でこの夏にオススメしたいワインの紹介をします。
頑張って書きます。よろしくお願いします。

さて、トップの画像にはブルゴーニュワインを持ってきましたがこちらの紹介は後半で…。
オッタンの今夏のオススメはこちら!

Txakoli(チャコリ)です。
食の都として有名なスペイン北部のバスク地方で伝統的に飲まれている微発泡の白ワインです。(バスク地方はフランスバスクとスペインバスクに分けられて語られますがその話はググって下さい)

このチャコリ、果実味がありながら酸が立っていてなんとも爽やかで夏にピッタリなんですね。生ハムや魚介類にも合いますし、ガッツリ肉料理にも脂をサッパリ流してくれそうで良いなぁと思ってます。
ボトル¥4500
グラス 100cc¥700  150cc¥1050
と設定しました。
この夏は是非チャコリで盛り上がって頂きたいと思います。

さて、今回チャコリやシェリー、リオハなどのスペイン系ワイン。更に本格派のブルゴーニュなどを加えてワインリストを大幅に変更しました。
理由はこれまでのワインの提供スタイルに対してのお客さんの反応がいまいちだったからですね。

これまでは、ボトル¥3000
グラス100cc¥450  150cc¥650
と、固定の価格で赤ワイン白ワインそれぞれ4種類から選べる!というスタイルでした。

僕の想いとしては「ワイン好きな方に値段を気にせず色々選んで楽しんで欲しいなぁ!」というのがあったんですね。

しかし、そんな想いとは裏腹にお客さんの反応はそこまで良くなかったんです。
もちろん悪い印象を持たれる訳ではないですが、何というか選ぶのが面倒なんですね。

田舎なのでワインに日常的に親しむ人は少なく、ワインに対して「高いお酒」「難しいお酒」「知識がないと」…みたいなイメージがあるのか、自分とは関係のない飲み物だと決めつけてしまう方も多い印象です。(こんな事言いたくないんだ!苦笑)

僕はというとワインは好きでよく飲みますが専門的な知識はほとんどありません。知識はないけど美味しいと思うからよく飲む。ただそれだけなんですよね。
なのでお客さんにも気軽にワインに親しんで欲しくて均一価格での提供を2年間やってきたんです。「ワインを日常に!」がコンセプトでした。
ただ現実は思った通りにいかなかったですね。

ワインに親しみのない人にはやっぱり難しかったし、逆にワインが好きな人に満足してもらえるクオリティの銘柄が置けなかったんですね。
まぁオッタンではWinomy(ワイノミ)といって、ワインの持ち込みを歓迎していて、ワインが好きな方はこのサービスを利用してご自分で購入したワインを持ち込まれます。これは良かったかも。(ワイノミは阪急さんが運営されているサイトです。オッタンは福岡では第一号の参加店舗です!)
しかし1人につき¥1000で何本でもOKというのは安すぎたかな汗

とまぁそんな感じでハマらなかったので今回リストを一新したのでした。

今回からはグラスワインは赤白1種類ずつに決まっていて、しかもワイングラスは使わずにチャコリのグラス(コップ)で提供する「コップでワイン」としました。
とは言えイチオシのチャコリはグラスでひとまず飲んでみたいでしょうし、甘口のシェリーもボトルで飲みたい人なんかはあまり居ないでしょうし…この2本はグラスで提供します。

このスタイルの方が結果的にワイン好きな方には満足してもらえるのかなーと思ってます。コレがうまくいくかどうか、楽しみです!

さてさて、実はここからようやく本題となります!
Yuka Miyamaさんとの出会いです。

www.yukaselections.com

プロフィールについてはウェブサイトやInstagramをみてもらえるといいんですが、この方は昨年の秋からブルゴーニュとシャンパーニュに限定したワインの直輸入・販売を始められた方で生産地のツアーなんかも企画されてるんですね。現在はコロナ禍で出来ていない状況ですが…実際に生産者のもとを訪ねて輸入されています。

今回ブルゴーニュをお願いしましたが、Yukaさんが選ぶワインは「ブルゴーニュらしい味わいを楽しめる生産者と銘柄」としており、過度に自然派の主張に偏っていない事など本来のブルゴーニュらしさに拘っています。
(現在はブルゴーニュの作り手さんはほとんどビオロジックに傾倒しているらしいです)

比較的新しいビンテージで最低限の亜硫酸を使用し品質が安定しているなど、ソムリエが居る訳ではないオッタンとしては扱いやすいワインです。

Yukaさんの想いとしては「肩の力を抜いて楽しめるワイン」が好きではあるのですが、現在ではブルゴーニュやシャンパーニュは気軽に飲めるワインではなくなってしまった。というようなジレンマを抱えておられるようで…。
コンセプトや色々な想いには共感しかなく、取引をお願いしました。

だって、ちょっと贅沢な日常として「いつも自宅で飲むデイリーワインを、月に1本だけでもYuka Selectionsのワインに置き換えてもらえたら嬉しい」なんて…オッタンにピッタリじゃないですか!

もう惚れてます。Yukaさんに惚れてますんでこれからもお付き合いをお願したいと思います。

何より選ぶ程の知識を持たない店主ですから、プロに選んでもらった方が絶対にいいに決まってますよね。

そうそう、ダラダラと経緯ばかりでワインの紹介をしてませんでした。

Rully Blanc 2018 David Lefort
¥6500
抜栓後に徐々に香りが開いてくる、長く楽しめるワインです。
味見と称して店主とマダム2人で1本飲み干してまいました。ホントにスーッと入ってくるワインですが、抜栓して小一時間で表情を変えてきました。抜栓後もちゃんと保存すれば4、5日は美味しく飲めるそうです。
生産者がイケメンです。

左 GevreyChambertin2018 Rene Leclerc
      ¥9500
右 Bourgogne Rouge2018 Rene Leclerc
      ¥6500

GevreyChambertinに関しては破格の値付けのようです。(相場も分かってない店主)

なんとか地方のベッドタウンでもワインを日常に楽しんでもらえるように頑張っていきたいものです。

よろしくお願いします。

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