Kindle出版で「読者に伝わる本を書くためにはどうしたらよいだろうか…」と悩んだときの対処法
4回に分けて、
マガジン『はじめてのKindle出版』で
「Kindle出版の不安な気持ちへの対処法」について
紹介しています。
3回目の今回は、
「読者に伝わる本を書くためにはどうしたらよいのだろうか…」
と悩んだときの対処法について。
読者に伝わる本を書くために
必要なことは何でしょうか?
これは
Kindle作家の数だけ答えがありそうですが、
50冊以上の Kindle出版ノウハウ本を読み、
「これだけは絶対おさえておかなければいけない」と
私が思ったのは1つだけです。
それは、
「読者ファーストを徹底する」
です。
「そんなことは当然わかっている」
「何を今さら当たり前のことを言っているのか」
そう感じた方もいるかもしれませんが、
少しおつきあいください。
Kindle出版は、
商業出版と違い、
Amazonのルールさえ守れば、
どんな内容の本でも出版できます。
ニッチな本、
ページ数が少ない本、
ブログをベースにした本、
など自由です。
販売意欲のない
自己満足に満ちた本でもいいし、
逆に、
売りたい一心の
収益目的の本でもいい。
ただ、
Amazonというプラットフォームで
自分の Kindle本を並べていただく以上、
Amazonのお客様、
すなわち読者のことを
少しも考えていない本はあり得ません。
これは、
意識するだけでなく、
行動を伴わなければいけません。
今回、
このマガジンを書くにあたり、
50冊以上の
Kindle出版のノウハウ本を
読み込んだわけですが、
正直なところ、
次のような本にも何冊か出会いました。
無駄な改行や無意味な画像を多用した明らかなページ数稼ぎの本
Webサイトの情報をコピー&ペーストしただけの本
誤字脱字が極端に散見する本
収益だけを目的にページ数を増やす方法を説く本
これらが、
読者のことを考えた上での
最適解だったらよいのですが、
どう見てもそうは思えませんでした。
収益を目的とした出版が悪い
と言っているわけではありません。
読者ファーストが前提であって、
それを差し置いて
収益第一になってはいけないのではないか、
ということです。
収益目的の
Kindle作家の方にとっては、
少し煩わしい話に
聞こえたかもしれません。
でも、
「読者ファースト」は、
よく聞くキーワード。
言うのは簡単ですが、
本当にできているのか。
私自身も含めて、
常に自問する必要がある
と思っています。
同じような趣旨を述べている
Kindle作家の方はたくさんいます。
ここでは紹介しきれませんが、
多くの Kindle作家の方たちがこう考えています。
さらに、
読者ファーストを "徹底" すれば、
という発想になるはずです。
いわゆるベネフィットですね。
読後、
読者にどうなってほしいのか。
そこまでイメージできるくらい
「読者ファースト」の意識を
"徹底" すべきだと思います。
さらに、
読者ファーストの意識を徹底できれば、
という疑問に至るはずです。
これも
よく大事だと言われる「想定読者」、
すなわちペルソナですね。
想定読者を設定しましょう、
とはよく聞く内容ですが、
読者ファーストの意識を "徹底" できれば
当然行き着く考えです。
そして、さらには、
その想定読者に
自分の考えを届けるためには
どうしたらよいか。
どうしたら
数ある本の中から
自分の本を手にとって
読んでもらえるのか。
どうしたら
読者に
自分が考えている価値が伝わるのか
というところまで思考を深めてください。
読者に伝わる本を書くためには、
最低でも、今見てきた
読後、読者にどうなってほしいのか
その読者とはどんな人なのか
その読者に届けるためにはどうしたらよいか
を考えておく必要があるでしょう。
すべての始まりは
「読者ファースト」を "徹底" することです。
そうすれば、
自ずと読者に伝わる本になるはずです。
以上です。
では、次回の記事は
「出版した本を読んでもらえるのだろうか…」
という不安への対処法です。
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