otta社長・山本文和さん×モデル・女優 青柳文子さん対談【2】 忙しい現代人の親子コミュニケーションとしても「otta.g」を活用してほしい
子どもの見守りサービスを開発し、安心できる地域を作ってきた会社「otta(オッタ)」の山本文和社長と、自身も2児の母であるモデル・女優の青柳文子さんの対談。
第2回はottaが開発した新しい見守りサービス「otta.g」の魅力を通じてお二人の子ども時代を振り返りながら、時代や地域性に合った見守りサービスの重要性を語ります。
■親といつでも繋がれる。その言葉がすごく大事
青柳文子さん(以下青):otta.gを使ってみてすごくいいなと思ったのは、声を入れるだけで想いが伝わるということ。私の子どももまだ文字の読み書きはできない年齢なので、文字を打つようなツールは使えない。小学校低学年など文字を覚えたてくらいの年頃でも使いやすいですよね。
山本文和さん(以下山):うちの子も鍵っ子だったので、最初は書き置きをしていたんです。例えば『今日は習い事があるよ』とか手紙に書いて置いて、子どもが帰ったらそれを見て考えるっていう感じで。
そういう部分もotta.gを使えば、朝手紙を残していなかったとしても後からメッセージを伝えることもできるし、家族のコミュニケーションが円滑になるかなと思っています。
青:昔は帰る連絡って公衆電話から家の電話にしていて、必ずしも誰か出るわけじゃなかったり、誰もいなかったりすることも多々ありました。そういう不安もotta.gがあればなくなりそうですよね。形もトランシーバーみたいで、子ども自身も使うのが楽しそう!
山:そういえば、友達の子が以前「(名探偵)コナンくんのトランシーバーが欲しい!」と言っていたことがあって(笑)。そういった形で気軽に子供でも使えるコミュニケーション手段を作りたいなっていうのもありました。将来的にはそこまで小型化できるといいなと思うんですけど。
青:それはとても喜ばれそうですね! ちなみに山本さんご自身が子どもの頃、将来こんな見守りツールがあったらいいなと思ったことはあったんですか?
山:小さい頃はそこまで考えてなかったと思いますが、僕自身も鍵っ子だったので帰ったら一人でいることは普通にありました。何かあっても連絡する先がなくて、非常に困った印象はありますね。
青:地方って近所とのつながりが強かったり、みんな顔見知りだったり、地域全体で子供を見守っている雰囲気があったと思うんです。でも東京などの都心部だと人が多すぎるせいか近所付き合いが密接じゃなかったりするから、いざという時不安ですよね。そういう時こそ見守りツールが必要かなと思います。
山:東京って近所付き合いも当然ながら減っているし、みんな忙しいので、本当は子供を守りたいとか地域を安心安全にしていきたいって思ってはいても、なかなか実行する余力がない状態だと思うんです。そういう思いを補完してくれるのがこういうツールで、地域の見守りに貢献していけるようなサービスを作っていきたいですね。
青:そうですね。都心部は大人の目が届かない部分もあるし、人が多いからどんな人がいるかも分からない。そういう穴は都心でも田舎でもある可能性があるので、防犯の意味でもこういったツールがあると安心感があります。
山:小学校に入学すると、100%ではないですが多くの自治体で防犯ブザーをもらえるんです。でも防犯ブザーって、音を鳴らして驚かせることで逃げてもらうっていう効果しかないんですよね。otta.gは2つのボタンを押すと緊急モードになってブザーが鳴るんですが、鳴った場所と周囲の音も録音して保護者に自動的に送ってくれます。
青:万が一危ない目にあっていても、周囲の声が聞けたり場所がわかると早めの対応ができますよね。
山:子供が困っている時や緊急の時って声を出せなかったりするんですけど、そういった時に押すだけで助けを呼べるツールになれれば。
青:もし自分の子供が一人で電車を使うようになったら必ず持たせたいし、なんなら公園行く時も友達の家に行く時も、常に持たせておきたいですね。
しかもこれがあれば、もしかしたらお留守番をさせられるかもしれないなって。小さい子どもが一人でいるとケータイでママに連絡するのも難しいから不安になると思うんですけど、もしotta.gを持っていたら、いざとなったらこれを押せばママに声が届くからねって言えば、安心して待っていられるかもしれないと思います。
山:親といつでも繋がれるっていうその言葉がすごく大事で、それが子供にとって不安を取り除く要素になりますよね。
青:テキストメッセージだと温度感が伝わらないけど、声なら声色で感情も伝わるし、お散歩中とか下校中とかに話しながらゲーム感覚でやり取りするのもいいなって思います。『今猫ちゃんがいたよ』とか子供が教えてくれたり。
山:それ、かなりいいですね! 小学校に入るまではいつも親と一緒ですけど、小学1年生になると急に1人で動くシーンが増えるんですよね。田舎は集団登校や班で登校するのがスタンダードだったと思うんですけど、都市部は集団登校がない地域が多いので、「小学1年生の壁」がいろんなところにあって。そういう時にこれがあれば、ちょっと離れた時でも親と声のやりとりができて、それだけで子供は安心できると思うんです。
青:まだ慣れない道でも、『そこ右だよ〜』とか教えてあげたり(笑)。
山:今いる場所もわかるので、道案内もできちゃいますね。そう言った形で、親がずっと一緒と言うよりは自分でいろんな経験をどんどんして欲しいので、それを後押しするようなツールになると本当にいいかなと思います。
青:私、実は中学校ぐらいまであまり一人で遠くに行ったことがなかったんですよ。初めて校区外に出て一人で帰る時に、行ったことがない地域に迷い込んでしまってすごく怖かったのを覚えてます。中1とはいえ地図も持っていないし、どんどん暗くなってくるし、半泣きで帰って。
山:中学生でも、住み慣れた空間から出ると分からなくなりますよね。東京のすごいところは、小さい子でも普通に電車に乗って移動しているじゃないですか。僕が親だったらめちゃくちゃ心配になります。
青:都心部って乗り換えもかなり複雑じゃないですか。それを一人でやるなんてすごいですよね! 大人でも迷うのに。
山:本当にそうです。私たちは大阪の方でサービスをやっているんですけど、以前大阪で地震があった時ってちょうど登下校中の時間だったんですね。そうすると親としてはどこまで学校に行けているのかすごく心配じゃないですか。見守りサービスがあるとある程度はわかるんですけど、チェックポイントの間だとどこにいるかが分からないので、不安の声が結構聞こえたんですね。そういった時に子ども自身がotta.gを使って情報が得られたらすごくいいなと。例えば乗り換えの時にボタンを押して聞くと教えてくれるとか、そういった機能をどんどん追加していきたいですね。
<第3回へ続く>
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