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ランニングシューズ覚え書

最近ちょこちょこ走り出した+最新のシューズを色々試しているので、その感想。

はじめに断っておきますが、ガチなランナーな人は他所の感想をみてください。一度に走る距離は3キロくらいで、疲れたらすぐ歩くようにしているような人間の感想です。それくらいなら何履いても変わらんというツッコミはあるんでしょうけど(実際これまでは普通のスニーカーで走っていた)、靴を色々試したいというのも込みでのファンランなのです。
足のサイズは実寸だと25.5くらい。ビジネスシューズ(といってもホーキンスのエアライトやアシックスのテクシーリュクス)だと26センチで、オニツカタイガーのスリッポンで26センチ、ニューバランスの574、996で26.5センチ、ナイキだと27センチを履いてきた。

★ナイキ ズームライバルフライ3

なんか雑な作り。定価1万未満なので仕方ないが


復帰にあたってまず買ったシューズ。Amazonでポチる。サイズは27センチ。
ナイキはよく履いていた方で、特にフットスケープは、初代エアフットスケープ、フリーフットスケープ、2016復刻(細部が異なる)のエアフットスケープと三代に渡って履いている。
で、肝心のズームライバルフライ3なのだが、ちょっといろんな意味で安かったかなという印象。まず全体的な質感が残念。履くとフチが変なところで折れる。実際走ってみても、クッションがなんだか弱めで足が痛くなった(足が鍛えられていないのもあるが)。ズームエアを搭載しているらしいが、存在が感じられない。【追記】前の方に搭載されていた。最初のころはもっぱら踵で接地していたので気がつかなかったのである。
どうもトラック競技の練習や部活用に良いと言われているらしい。しかし、こちとらアスファルト上しか走るところがない&学生さんほど回復力がないので辛い。普段履き兼で雑に履く用に回すことにした。
【追記】色々試した後だと、これくらいの薄さ・軽さ・柔らかさは半周まわって魅力的である。しかし、コイツでアスファルト上を走ると膝が痛み出したのでやっぱりムリ。※素足で履いてそこらへんを歩き回るぶんにはすごく良い。柔らか快適!

★ニューバランス Propel v4
【ぬれた路面でのグリップ あまり良くない】

全体的にみても足幅が狭いのか


次に買ったやつ。セールで割引率も高かったのでAmazonでポチる。
ニューバランスは574、996と履きつぶして割と気に入っていた。ズームライバルフライ3が値段相応だったのに対して、こちらはお値段以上である。樹脂プレートと反発素材で、反発がスゲー、バイン、バイン! 普通に歩いていると落ち着かない、勝手に走り出したくなる感じである。ただ、どう走ってよいのかワカラン。僕は素人ぽく踵から接地する(ヒールストライク)ことが多いのだが、それだとなんか違う感がある。おそらくミッドフット走法用なのだろう。【追記】スピードを出して無心に足を前に出すと接地感がどうこう関係なしに良い感じである。問題はそれだけのスピードを維持できる体力がない。【さらに追記】逆に省力ペースで走るといいかも。【さらにさらに追記】これまではシューズの弾性を活かせる走りをしていなかった。ミッドフットで体重を落とすようにすると使いこなしている感が出てきた。
また、ニューバランスの欠点ともいえるが、サイズ感が微妙。996と同じ26.5センチで幅はDにしたのだが、少し足先の横幅がキツい気がする。逆に足首は緩め。幅を2Eにしたらよいのだろうが、Dが基本で2Eは一部カラーにしか展開してなかったはずである。27Dにしてもよかったかもしれない。【追記】アッパーが馴染んできたので26.5でいいや。
【追記】ほかのを履いていると、コイツは安定性が気になってくる。最初の一足としては引き続きオススメだが、駄目になっても二足目は買わないかなあ。【さらに追記】慣れてくると安定性は気にならない。履きこなせる感覚を育てるとこまで含めて厚底・プレート入門用なのだろう。一番のネックは足首周りのゆるさ。
→自分の足になんか合わないので、いったん引退させることにした。→たまに引っ張り出して履いている。悪くないけど、続けて履く気になれない。

★ミズノ ウェーブライダー27
【ぬれた路面でのグリップ 普通?】

紐ひとつとっても凝ってて、値段に対する満足感は一番ある。大きめな作り


Amazonでポチることをやめ、リアル店舗に買いに行った。
クッションを求めて、アシックスのノヴァブラスト3も手に取ったが、店員さん曰くこちらの方がクッションがいいとのことだったので値段もほぼ一緒なこともあり、こちらにする。
サイズはズームライバルフライ3と一緒でいいと言われて27センチにした。26.5でもいける気がするが、27で大きすぎという感じもしない。フィット感がいい。
走ったみた感想は、フツー。これといった欠点はない。よくいえば王道、悪くいえば新製品とは思えない。モノとしての作りは丁寧で、そこは好き。たぶん脚力がついたら余計な癖がない方がよく感じるのだろう。いまのところ定期的に履いて自分のレベルアップを確認する用。【追記】購入したころは脚の疲労がピークだったというのもある。走り慣れてくると良さが判ってくるシューズ。【さらに追記】ウェーブプレートが踵方面にあるようにヒールストライク万歳な靴なので(前の方は接地感が板っぽい)、ミッドフットに変わってきていると、設計の古さが気になり出す。ゆっくりしたジョグを中心に使うことにした。【さらにさらに追記】踵で接地してすみやかに足先で蹴り出すフォームだとしっくりくる。ほかのシューズだとポンポン弾むのでそのあたりを意識せずとも走れてしまうわけだ。

★ニューバランス 1080 v12
【ぬれた路面でのグリップ あまり良くない】

大きめにみえるのは白+温暖色なせいでなく、実際大きい


クッショニングに優れた「フレッシュフォーム」のシリーズで(なお、Propelの方は「フューセル」でレース用にも使われるもの)定番「テンエイティ」の12代目。
オススメ動画と半額セールで、またAmazonでポチってしまう。今回は27センチの2Eにしたが、今度は大きすぎた感がある。後から知ったが、1080はニューバランスの中でも緩めに作られているそうな。それでも紐をきつめに締めるとそれほど気にならなくなるので、フィット性はいいのだろう。【追記】他のぴったりめのシューズで押し込んできっちり履くことが多くなると、足指をしっかり伸ばせる感覚は貴重である。
外観もかなり大きく見える。ソールが安定感を増すために全体的に大きく張り出しているせいだろう。アッパーのニットも太めの糸で野暮ったい感じがする。※重量は意外と軽い。あくまで見た目の印象。
走った感触も、反発がないのはわかっていたが、クッションの感触もそんなにすごいというふうでもない。最近流行のふわふわとかもにゅもにゅ感はそんなにない。プロテクター系とも違いがっちり周囲を固めているわけではないのに、しっかり受け止めるくれる感じ。※最近の厚底にくらべると意外と接地感が薄いのである。踵部に特別なクッションもないのでヒールストライクではなくフォアフット寄りで走るとしっくりくる。
ウォーキングでもジョグでも良し。気が向けばダッシュもできる。なんだかんだで一番履いているシューズである。癒やし枠。
【追記】裸足で履いてもよい。柔らかな地面を素足で走っているかのような感覚になる。

★プーマ リベレイトニトロ 2
【ぬれた路面でのグリップ 「プーマグリップ」の名称はダサいが良好】

こちらは見た目以上にぴったりしている


プーマといえば、小学生男子の御用達というイメージしかなかった世代なのだが、最近熱いということで買いに行く。よく知らないままネットで買うのは怖いのでリアル店舗へ。だが、いかんせん取り扱い店が少ない。広島市だとアルパーク内のゼビオくらいですかね。
おなじプーマのディヴィエイト ニトロ 2(厚底でカーボンプレート搭載)も考えたのだけど、薄手のやつが一つあってもいいと思い(後述のマジックスピード3の購入も念頭にあったため)、こちらにした。アッパーはかなり薄く足にぴったり合わせる感じなので、サイズは26.5に。実をいうと、これまでのシューズは紐を結びっぱなしで脱ぎ履きしており、陸上部に怒られそうなのだが、これはちゃんとその都度締めている。
実際に走ってみても軽いし、地面を踏みしめている感もある。それでいて反発もクッションも必要最小限はあるので今のところ一番のお気に入りである。耐久性が低そうなので使用回数自体は少なめになりそう。【追記】シンプルな作りで耐久性はむしろある感じ。使用回数も比較的多めになった。

★プーマ ディヴィエイトニトロ 初代&2

紐をアシックスの太めのものに交換した


ここにきてまさかの2足投入である。オータムセールが安すぎるのがアカンのや。リベレイトニトロが気に入ったので、やはりディヴィエイトニトロも気になる。初代と2では初代の方が「誰でも履ける厚底のコンセプトに忠実」とのレビューもみかけて、半額だったのをポチる。サイズはリベレイトニトロと同じ26.5。同じようなアッパーだし、サイズ感はさすが違わないだろという判断。
で、走ってみた感想だが、感触はリベレイトニトロとはけっこう違う。同じニトロフォームでも、増量によりヌチャヌチャした感から一気にフワフワ感が出てきた。安定面でのマイナスの印象がつよい。※もともと僕の走る数キロ程度なら厚底の必要性がうすく、軽さをとった方がいい。もっとも、どう走っていいのかワカラン感はなく、スニーカーと同じように普通に走れる。
さて、2の方だが、2023春夏カラーが35%オフにさらにそこから15%オフクーポンで45%オフくらいで買えたので、ヤフーショッピングで買ってしまった。サイズも26.5でいいだろうし、秋冬カラーからは定価も値上げするみたいなので、この機会を逃すと。。。という感じだったのである。正直ディヴィエイトニトロはモノとして定価で買うのはちょっとなあという質感なのもある(特に初代)。
それで、走ってみた感想としては、たしかに踵での着地がしにくくなっている。初代と同じ素材をヒールに使っているはずなのだが、大きく見える外観とは裏腹に密度がちいさい感じで(初代が見た目よりもぎっちり詰まっている感がある)、着地した際に「違う」感がある、反面、前方には、より高反発な素材が配置されているので、ミッドフットより前で走ることがあきらかに推奨されている。ただ、これで走りにくくなったかというと、おのずとミッドフットで走る感じになるので、「誰でも履ける厚底」のコンセプトが無くなったというよりはコンセプト自体が進化した(初心者がミッドフットを自然と身につけられる)ともいえる。これから買う人はアッパー(とくに踵部)の改良がされた2でいいだろう。【追記】初代は裸足で履くとおもしろい。一方の2は新たに出たフォーエヴァーランとの役割分担なのかスピード寄りの調整になっているような。※スローにしにくい。なんにでも使える初代とはなんか違う。
両方ともカーボンプレート搭載なのだが、その恩恵は正直よくわからない。速く走っても反発とクッションがそこまで落ちない感じなのでそのあたりで効いてると思う。【追記】マジックスピード3に較べると、初代も2もデイリートレイナー的な調整で気安く履ける。
【さらに追記】ある程度使って、新品当初の反発が落ち着いてくると、初代と2の印象が逆になってくる。初代の方が最低限の構造でレーシングに尖っている感じで、2の方がマイルドで好きに履いてよい感がある。

全体的な質感が良くなった2 回数を重ねると、いうほど初代と違わない気がしてきた

★アシックス マジックスピード3

比較的シンプルなホワイトカラーだが靴下の色が透けておもしろい感じになる


人気の厚底カーボンプレートシューズの三代目。ガチのレース仕様でないことを差し引いても、自分の走力的には必要性は薄いのだろうけど、最新の流行モデルを体験してみたいので購入予定。この手のシューズの中ではお安く、2からお値段据え置きなのがうれしい。リアル店舗ではオンラインより2週間遅れになった。
もうイランかなと思ったが(正直見た目はそんなにすごくないし)、買って後悔はしなかった。超スゲー要素はないが、欠点がまるでない。反発は少し弱いというレビューも見たが、あくまでレーシング仕様のものと較べての話であり、きっちりある感じ(持っている中でも最強クラス)。一方で、安定感はここまで高反発だとさすが落ちる。だからといってあさっての方向にいくというふうでもない。接地感については、どこで着地しても違和感はない。足先の傾斜はけっこうついているはずだが、その手の走りを強いられる感はない。重量も軽いので走りが重くなる感もない。全般的に性能がよくコンパクトにまとまった感のあるシューズ。
サイズはこのところぴったりめの26.5が多かったのだが、今回細身になったらしく、27にすることを勧められたのでそうしている。【追記】家でしげしげ見てみたがやはり細く、27にしたにもかかわらず手持ちの中でも一番脱ぎ履きがしにくい。アシックスは他にノヴァブラスト3を試着したくらいだが、そのときは細い印象は全然無かったので本作がだいぶ違うのだろう。欠点がまるでないといったが、この全体的に細身なのと、そのためか安定性が他に較べると弱い。もっとも、レースに使うことも想定されている(多くの市民ランナーだとそうだろう)シューズで欠点とするのはよくないかもしれない。

★アディダス アディゼロジャパン8
【ぬれた路面でのグリップ それなりによいが過信は禁物】

紐が細すぎるように感じたので、余っていたナイキのスニーカーのものに替えた

マジックスピード3でいったん打ち止めの予定だったが、つい追加してしまった。厚底フワフワ系が少し飽きてきたのと自分の走る距離ではそこまでの性能はいらず(カーボンプレートも当然無し)、軽量な方がいいだろうという判断である。
ある程度硬めで、かといって薄底ではないクッション性ということで白羽の矢を立てたのが本作である。よくレビューを検討し、サイズは26.5でポチる。
実際に届いたものは、概ね予想どおりの品である。クッションはちゃんとあるが、感覚としては板っぽい接地感。アッパーが薄いので最初は戸惑う。ミッドソールが前後で違ったもの(前ライトストライクプロ、後ライトストライク)をつかっているが、正直差が無いように感じる。ライトストライクが2.0にバージョンアップしているせいだろうか。
走り方としては、どこで着地してもよい感じ。
難点はアウトソールの土踏まずのあたりにあるむき出しになった骨状の樹脂パーツに地面のでこぼこがあると当たって音がすること。それで壊れるようなことはないのだが、ちょっと気になる。

★アシックス ノヴァブラスト3

ソールに比してアッパーはスッとした感じだがそんなにきつくはない

ずっと気になっていた一足。長らく定価売りのところが多かったが、最近値も落ちてきたのと商品券があったのでそれで購入した。Propelがしっくりこないのでそれの代わりというのもある。サイズは26.5でちょうどよかった。
ミッドソールの材質はマジックスピード3と同じFFブラスト+のはずなのだが、フルレングスのカーボンプレートの有無と、ソールの形状(トランポリン構造)で弾み方が全然違う。マジックスピード3が板っぽいところがあるのに対して、こちらは普通に歩いているとグニョグニョして気持ち悪いくらい。走り出すとまあまあ落ち着く。ソールはこちらの方が一回り大きいので安定感はある。どこで着地とか考えなくて良い。が、心持ち歩様が乱れやすい気がする。
とにかく、ジョギングに使うにはこちらの方が面白い。「いつもの道を弾ませる」のキャッチコピーに偽りなし。


【番外編】★ナイキ レボリューション6
【ぬれた路面でのグリップ 危ない】
いちおうランニングシューズとなっているが、通勤・通学用に老若男女が履いているのをよく見る。通勤用にオールブラックのを一足持っているので、それで走ってみた。なお、サイズは27。
いかにもな雰囲気のミッドソールをしているが、実際は硬いクッションである(※硬いといっても上記のようなシューズにくらべての話であり、一般的なスニーカーにくらべればはるかに弾力はある)。アッパーは厚めで履くときに狭い感じなのだが、履いた後は内部でズレる感じがある。
そういうわけで期待していなかったのだが、走ってみると意外と気にならない。路上からの衝撃がダイレクトにくる感じもしないし。
一番の難点は走る気にならずに(ぜんぜん楽しくない)、ついつい歩いてしまうことだ。【追記】ヘタってくるのが早い。ウォーキングならいいけど、ランニングに使うのはちょっと。。